不定期開催ミニコーナー ~長閑な座談会編~ 軍神将軍(前編)

(この記事は12/10/29更新の本日更新日!……のはずだけど中で公開されたものを分類上分かりやすくするために直したものです

不定期開催ミニコーナー ~長閑な座談会編~

Ra:ラヴィス Lu:ルミナス Ne:ネレイス

Ra 不定期開催ミニコーナー、今回は~長閑な座談会編~の第3弾だ!!

Lu では早速ゲストをお呼びしましょう    (将:将軍)

将 おい、お前らどういうことだ!?

Ra SkyBlueの礎を築いた真のSkyBlue代表、通称将軍だ~!!

将 話を聞け!!

Ra 何だ将軍、うるさいな……

将 何故記念すべき第1回のゲストにオレを呼ばなかったんだ!!

Lu 理由は簡単です。オファーをお願いしに行ったときに将軍様が不在だったからですよ。

将 そんな理由でか!?

Ne 不定期開催ミニコーナーって名打っているようにこの企画“ラヴィスの突発的な思いつき”で行われるわけだからさ、“思いついた時”にいてくれないとできないんだよ

Ra 生放送みたいなものだ。そして中継をつないでまでやるような企画ではないからな、ちょうど暇してたレインを代役に立てたのさ

将 …………

Ra ま、ちゃんと呼んでやったんだ。ちゃんと話は聞いてやるから。

Lu じゃあまずは……

将 まず訂正だ!

Lu はい……?

将 オレはSkyBlueの真の代表ではない!!今は単なるSkyBlueの一員であり世界をさすらう風来坊だ!

Ra 本来なら将軍、お前がそのままSkyBlueの代表になるはずだったんだぞ。それなのに突然姿をくらましやがって……

将 お前もみんなを率いるという立場になっていろいろと分かってきたと思うが……大変なんだよ、人の上に立つってことは。オレは人の時にそれで疲れ切っちまったんだよ。だからのんびりしようと姿をくらまして世界をさすらっているのさ。

Ra ……

将 オレには人を見る目があるって前にお前言ってたよな?……オレはお前がSkyBlueの代表に相応しいと思っていたんだ。……神界八将闘神の名を冠するほどの実力だってあるし……統率能力も十分にあった。

Ra 将軍……

将 それに四界のうちの天界の女王を妻にしているし、精霊界の女王の契約者になって意のままにできるこき使うことだってできるしな!

Ra !!

Lu ……////

Ne ……あはは…………ハァ……(軽い溜息)

Ra 将軍……!!一瞬でもこのことを許そうとして損をした……!!

将 んだよ、事実だろ……?ってかお前もしつこいな……もうお前は長年SkyBlueの代表をしてるだろ?いいじゃねえか

Ra よくない!!

Lu ま……まあラヴィス様、落ち着きましょ……ね……?(顔が真っ赤)

Ra …………

Ne ちょっとゴタゴタしているので次回に続きます……♪


続く
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本日更新日!……のはずだけど

どうも、土日が忙しかったラヴィスです。

さ、宣言通り今日も更新!!……するのですがその前にリンクの追加をお知らせしますね……

クロノヴィア機関~Devil`sBar~(くろのんさん)

新しくリンクが一件増えました。先のお方と同じゲームで知り合った方です。これからもよろしくお願いしますね……


さて、では今度こそ……!!……と言いたいのですがその前にさらにもう一個。
実はこれでも大学生である私、毎日1時間半近くかけて大学に通っているわけですが、今日は電車が遅れさらに1時間半車内で待たされることになってしまいました。別に電車が遅れることは仕方ないことなのでいいのですが、今日は一番最初の授業(1時間目とか1コマ目といわれるもの)しか取っていないのです。
無情にも時は経ち授業の開始時間を過ぎましたが、電車は止まったまま。そのまま時間はどんどん経っていきます。やがて電車が動き出したとき、私あることに気付きました。

あ、これ行く意味なくね……?

計算したところ、講義室に着く時間は講義終了の10分前。10分だけ聞いても講義の全体はつかめないだろう。ましてや今日はその授業のために来ている。その授業が終わればまた家に帰らなければならない。さあ、そんな状況になったらみなさんどうしますか……?

① それでも行く ②もちろん帰る

大きな選択肢としてはこの2通りだと思います。さあ、みなさんはどうします……?
勿論私……




































迷わず大学へ行きました!!わ~、すご~い!えら~い!(当たり前です)


終了寸前の講義室に入り込んで遅延証明書を叩きつけ、出席簿に名前を書いて講義終了でしたよ。

……さ、これから帰らないとね……


……という今現在の状態でした。

さて、じゃあ本題を……と思ったのですが……

今日は無駄に疲れたので以上!!















続きを読む

自作小説:ミント王女の失踪日記 ~後日談編~

どうも、木曜日もほぼ毎週更新をしているラヴィスです。……え?木曜日もこれから毎週更新する宣言をするのか?
言わせていただきます

宣言しません!!


週2で毎週更新だなんてことしたら忙しすぎて無理に決まっています!!(現在週3で更新中)
とにかく木曜日に関しては“ほぼ毎週更新する”と思って下さい。
釘を刺しますが“ほぼ毎週”ですからね?“毎週”ではありませんよ?

ささ、そんなことはさておき……今回はこれまで書いてきたミント王女の失踪日記の後日のお話を書こうと思います。
実はこのミント王女の失踪日記は高校の後輩にそこそこ好評だったので試しに後日談を書いてみたわけですが、結局未発表のまま終わってしまったものです。
それではお楽しみください……




シュヴァレスク王国 王城内 AM9:00


「いい加減にしろ!!」

「……ですから……姫様がお手洗いに行かれた時に……」

「女子トイレだろうが入って見張るんだ!!」

「……いえ……ですから入ったら「知るか!!」

あれから1月の歳月が経った。今日もここシュヴァレスク王国の王女ミント・アーシアは城を抜け出していき、そのことを全身ずぶ濡れの王女親衛隊副隊長ラファエルが報告すると案の定隊長に怒鳴られることとなってしまった。
このお話はそんな御転婆王女ミントと難儀な親衛隊副隊長ラファエルの、国を、そしてひいてはこの大陸の平和を守る日常のほんの一幕である。


シュヴァレスク王城内廊下  AM8:30

話は遡ること約30分前。今日はラファエルと彼の信頼する精鋭二人がミントを見張る当番になっていた。

「……あっ……あの……」

ミントは3人の精鋭に囲まれて重い空気の中声を発した。その声にはどこか焦りの色が窺える。

「お手洗いに行かせてもらえませんか……」

どうやらトイレに行きたいらしい。すぐそこには城内の者がみんな利用できるトイレがあった。

「はっ、では我々もお供します」

「じょ……女子トイレに入ってくるってことですか!?……い……嫌ですよ……!!」

「姫様、過去に何度その手を利用して城を抜け出したかお覚えですか……?」

「それは……」

「我々にはその手は通用しませんよ」

しかし流石のラファエル。あっさりとミントの失踪手口だと見抜いたラファエルはミントを1人にすることを許さなかった。そんなラファエルを見たミントも諦めがついたようで

「……分かりました。……すごく恥ずかしいのですが個室の外で見張っていてもらえますか……?」

「はっ、仰せの通りに……」

万全を期するには本当は個室の中にまで入り込むべきなのだが、流石にそれをすると牢獄送りになるだろう。ミントの最大限の譲歩で個室の外での監視を許してもらえたのだからそれにはおとなしく従おう。個室には窓がなく、唯一逃げられそうな場である便器には絶対に入れないだろう……。ラファエルはそこまで考えを巡らせていた。
ミントはいそいそとお手洗いへと向かい、ラファエルたちもミントの後に続いて入って行った。
だがラファエルは肝心なことを忘れていた。ここは“みんなが利用できるトイレ”であるために“何も知らない女性”だっているかもしれなかった。もしそんな人と遭遇してしまったら……

「キャーーーーーーッ!!変態ーーーーーーっ!!」

ミントのものとは違う女性の声が辺りに響きわたった。その後どのようなことが起きたのかは想像に難くないだろう。ミントはその騒ぎが起こっている間にトイレの窓から失踪していったのだった。





今回はここまで、次回の更新は土曜か日曜を予定してます。それでは……!!
(早くグランヴェル大陸関係の用語集仕上げないと……)


不定期開催ミニコーナー ~長閑な座談会編~珠蕾賢者レイン(後編)

(この記事は2012-10-22更新のタイトルなし!だって思いつかないもん!中で公開されたものを分類上分かりやすくするために直したものです)

不定期開催ミニコーナー ~長閑な座談会編~

Ra:ラヴィス Lu:ルミナス Ne:ネレイス Re:レイン

Ra さあ、始まりました不定期開催ミニコーナー!!今回は様々なゲストをお呼びして楽しく話す~長閑な座談会編~の第2弾だ!!

Lu ……と、言いたいのですが

Ne 前回の終わり方があまりにも……だったので……

Ra レインをゲストにした第1弾の後編だ!!

Lu ということでレイン、いらっしゃい!

Re よろしくお願いします……

Ra さて、では前回の続きから……

Ne ん~、じゃあさ、どうしてSkyBlueに入ろうと思ったの?……あたしたちに課せられた使命はとても重いものだから……普通レインみたいな年頃の子にそういう覚悟はできるものじゃないと思うけど……

Re ……お母さんが名のある法撃士だったから……それでみんなのために戦ってた……でもお母さんはみんなから必要とされなくなってきた……名のある法撃士である故に求められるものは高く……失敗すれば激しい罵声を浴びせられる……

Ne …………

Re それに耐えられなくなったお母さんが自殺しちゃって……レインの家は子供がレインを入れて5人もいて……レインが一番お姉ちゃんだったから……

Ra その年で弟妹の母親代わりみたいなもの……か

Re お父さんも一生懸命働いてくれたんだけどね、働きすぎて体を壊しちゃって……だからレインが働かざるを得なくなって……

Ne 確かその時10歳だったよね……?

Re うん。レインも法撃士としてみんなを守るために戦ってて……

Lu そして私の目に留まった……

Re 世界を、みんなを守るってことは……お母さんもずっと言ってきたことだった……お母さんの夢だったから……お母さんの代わりに……絶対やりとげてみせるって……

Ra ……いい覚悟だな

Lu レインもいずれ立派な法撃士になって……私たちと一緒に活躍してくれることでしょう

Ra さて……おっと、そろそろ時間のようだ。レインについての説明は近日メンバー紹介のページにでも追加しておこうと思う。では今回の長閑な座談会は以上だ、次回もお楽しみに~!



次回のゲストは……

??? おい、普通はオレを一番最初に呼ぶだろ!!

タイトルなし!だって思いつかないもん!

ども、SkyBlue ~Web特別支部~開設3週間です。

いや、だからって別に何もありませんよ?書くこと自体だって……ね?

……そうなんです、実はこの裏でグランヴェル大陸関係の用語集を作っているんですけどね、まだまだ出すのには時間がかかりそうで……別にわざわざそんな報告をするために記事書かなくてもいいのは承知してるんですけどね、それでもね、


毎週月曜は更新するって勝手に決めちゃいましたからね!!
4週目であっさりやめちゃうわけにはいかないんですよ!!



ん?別にそんなことどうでもいい?どうせそんな人来ないし?


目標は大事なんだよ、目標は!!


と、いうことで
このブログは少なくとも毎週月曜日には更新することをここに宣言します!!
あ~あ、宣言しちゃった。これでもう本当に退けなくなっちゃった……

……しかし更新がこれだけというのも数少ない閲覧者様に失礼だ……よし、こういう時は!!




不定期開催ミニコーナー ~長閑な座談会編~

Ra:ラヴィス Lu:ルミナス Ne:ネレイス Re:レイン

Ra さあ、始まりました不定期開催ミニコーナー!!今回は様々なゲストをお呼びして楽しく話す~長閑な座談会編~の第2弾だ!!

Lu ……と、言いたいのですが

Ne 前回の終わり方があまりにも……だったので……

Ra レインをゲストにした第1弾の後編だ!!

Lu ということでレイン、いらっしゃい!

Re よろしくお願いします……

Ra さて、では前回の続きから……

Ne ん~、じゃあさ、どうしてSkyBlueに入ろうと思ったの?……あたしたちに課せられた使命はとても重いものだから……普通レインみたいな年頃の子にそういう覚悟はできるものじゃないと思うけど……

Re ……お母さんが名のある法撃士だったから……それでみんなのために戦ってた……でもお母さんはみんなから必要とされなくなってきた……名のある法撃士である故に求められるものは高く……失敗すれば激しい罵声を浴びせられる……

Ne …………

Re それに耐えられなくなったお母さんが自殺しちゃって……レインの家は子供がレインを入れて5人もいて……レインが一番お姉ちゃんだったから……

Ra その年で弟妹の母親代わりみたいなもの……か

Re お父さんも一生懸命働いてくれたんだけどね、働きすぎて体を壊しちゃって……だからレインが働かざるを得なくなって……

Ne 確かその時10歳だったよね……?

Re うん。レインも法撃士としてみんなを守るために戦ってて……

Lu そして私の目に留まった……

Re 世界を、みんなを守るってことは……お母さんもずっと言ってきたことだった……お母さんの夢だったから……お母さんの代わりに……絶対やりとげてみせるって……

Ra ……いい覚悟だな

Lu レインもいずれ立派な法撃士になって……私たちと一緒に活躍してくれることでしょう

Ra さて……おっと、そろそろ時間のようだ。レインについての説明は近日メンバー紹介のページにでも追加しておこうと思う。では今回の長閑な座談会は以上だ、次回もお楽しみに~!



次回のゲストは……

??? おい、普通はオレを一番最初に呼ぶだろ!!





と、いうことでミニコーナーでちょっと誤魔化して……今回の更新は以上です!

知っておくと便利!? ~用語集~

さて、今回は自作小説中に度々出てくる用語について簡単に説明したいと思います。



・神界

・天界

・精霊界

・冥界

・魔界

・顕界

各界でまとめページを作ってみました。用語集はそちらを参照下さい




あ、最後の方になりましたが報告です。

☆夜空に輝く程度の能力☆(闇花さん)

こんな掘っ立て小屋のブログにリンクができました。大変嬉しいことです。
以前からあるゲームを通じて知り合っていたんですけどね・・・・・・え、そのゲームについての記事書いたり小説書いたりしないのか・・・・・・?・・・・・・気が向いたら・・・・・・ね。

あとメンバー紹介のページやこの用語集のページは気付いたら追加で書かれているかもしれませんので、気付いた時になんか気にしてみて下さいね。それでは今回は以上です・・・・・・

用語集 ~神界まとめ編~

神界     Coordinate axes :G***‐**

 神界は無数に存在する顕界、及びその安定を司る天、精霊、冥、魔の四界を監視する立場で、必要があれば手を出す全ての世界を統率する最高機関的存在である。
 かつては“創造主”と呼ばれる存在が絶対的なる力を以って管理をしていたが、現在は力を使いすぎたことと心労により眠りについており、“創造主”の“弟”と呼べる存在が事実上のトップに立っており、“娘”と呼べる存在が“創造主”の力を少しだけ行使しているという状況であり、神界の力自体は落ちていく一方であるという。それに伴って神界兵の質も下がる一方で、神界の本来の仕事はできなくなり、そうした結果ついには魔界の暴走を許してしまうことになる。現在の神界はもはや形だけの存在に近く、全てはSkyBlue頼みになっているようだ・・・・・・

“創造主”

 いつどのようにして現れたのかは一切分かっていない。しかしまだ何もなかった世界に突如として現れ顕界、神界、さらには様々な命や後の四界を創りだしたとされている太古の存在。名前も不詳であったことから一般的に“創造主”と呼ばれている。
 突如として現れた“創造主”は自らにあった創造の力で世界を創りだすための5つの装具を生み出した。これが創造主五神具と呼ばれるものである。これを用いて“創造主”は自らの住まう世界である神界を創りだし、これまでいた何もない世界を顕界として構成し直した。これが神界と“最初の顕界”の創造の瞬間として神界に伝わっている。
 その後“創造主”は顕界に様々な生命を生み出していったが、そのために“創造主”はたびたび力を行使することになってしまう。その結果永い時の中で顕界を増やし、冥界、天界を生み出しそして精霊界、魔界を生み出したところでついに“創造主”の力が尽きてしまった。力を使い果たした“創造主”は神界の者たちに後事を託すと消えてなくなるかのようにしていなくなってしまったという。どこかで永い眠りにつき力を回復させていると言われているが、今現在もその消息はつかめていないという。

創造主五神具

 “創造主”が世界を創りだすために生み出した5つの装備のことであり、それぞれ

・地剣 ティルフィング
・天槍 グングニル
・雷鎚 トールハンマー
・世杖 カドゥケウス
・神秤 テミス

と呼ばれている。これらのうち上の3つは世界の基盤を創りだすためのもの、下の2つは世界の理や秩序を生み出すものである。
全て“創造主”が所有していたものであるが、“創造主”が眠りについた際にトールハンマーを残してみな“創造主”の元を離れていった。今現在残る4つの装備は神界に納められており、このうちグングニルは智神であるランディに贈られカドゥケウスは厳重に保管をされているが、ティルフィングは無数に世界を創りあげたためか大破をしており、テミスにいたってはその所在が不明になってしまっている。

(以下反転文字)

 本来天槍グングニルはランディが持つ予定ではなかったという。神界八将の中で実は槍を得物としている者は4人もいる(ランディ、ミディア、ヘリオス、エミリオ)。その誰に贈られても不思議ではなかった。さらに言えばランディはもともと参謀の立ち位置であり他の3人と比べて戦闘は得意ではなかった。それなのにグングニルがランディに贈られたのは“グングニルがランディを選んだから”と言われている。創造主五神具はそれぞれに意思が宿っており、使い手を選んでいるとされており、五神具が認めない存在には力を貸さないもしくは力を暴走させてしまうという。グングニルに認められたランディはその力を存分に発揮し戦闘においても存分に活躍をしている。また当然ながらグングニルに秘められた“世界創造”の力も持ち合わせていることになる。

 また所在不明とされていた神秤テミスの所在はノエルの侍女を務めるプリローダという精霊やネレイスといったノエルに非常に近い者だけは知っていた。テミスは今“ノエルの内”にありノエル自身そのことに全く気付いていないのだが、その力はノエルの意志に関係なく様々な面で力を与えたり振り回したりしている。精神的に脆弱である今のノエルは恐らくテミスの力を御しきれず暴走を起こしてしまうだろう……。そう思ったプリローダやネレイスたちによってこの事実は伏せられたままにしてある。ノエルを精神的に成長させてくれる新たな存在が現れてくれることを願って……。

 そして世杖カドゥケウスもこれまでノエルだけが力を行使できるものだと考えられてきたがそれ以外にももう1人いることが判明した。溢れる才能を受け継ぎ、幼くして過酷な運命を背負い、そして聖女にその才を見初められ神界へと招かれた存在……珠蕾賢者レインである。本当のことを言えばカドゥケウスの力を借りてネレイスという新たな存在を生み出したとされているが、それはノエルの内にテミスがあったことでその力に共鳴しカドゥケウスの力を使えただけでありノエルがカドゥケウスの本当の持ち主にはなれなかったのである。まだレインはカドゥケウスに選ばれたことを知らない。それどころかカドゥケウス以外はレインが選ばれていることを誰も知らない。レインがカドゥケウスを握った時……これまで神界の謎とされてきたことの一端が見えてくるのかもしれない。

 トールハンマーは創造主を選んだ。これは即ち残された大破したティルフィングも持ち主を選んでいるということである。しかし大破した影響で意志の力が薄れているのか剣を使う者として真っ先に名前が挙がるであろうラヴィスが持ってもこれといった効果はなかったようである。修繕をすればおのずと誰を持ち主として選んだのかわかるかもしれないが、世界を創造するほどの力を持った武具の修繕方法は材料から方法まで非常に難しいものであることが想像でき未だに修繕することができていない。ティルフィングが選んだ存在が誰なのか、そしてどのようにすれば修繕できるのか、どちらかでも分かれば神界は新たなる局面を迎えることになるだろう。


神界砲

 神界に備え付けられている対侵入者用装備……ではあるものの今まで一度たりとも使用されたことはない。そのため“創造主”の手によってその機能の一部を小型化し、常時発動可能にしたものが現在では神界砲と呼ばれているようである。神界砲には2種類存在しておりそれぞれ破邪の光砲と聖滅の魔砲と呼ばれており、双方ともにアロー・オブ・ラピュタの名で使われている。この神界砲を扱うことができるのは現在ノエルだけであり、特に破邪の光砲の側は携帯版でありながら対魔界における最終手段としてノエルが構えているほどの絶大な威力を誇っているという。

神界認可傭兵隊SkyBlue

 神界の上層部の者が組織した世界の安定のために戦う者々のこと。日々主に顕界の各地に降り立っては世界の安定のために活動しているという。
 もともとは皆顕界の者であったが、世界を動かせる実力と強い精神を持ち合わせていたことから神界にスカウトされる形で所属することになるのだが、“世界を安定に導く者”になるためには相当の覚悟が必要となる。
 それは“世界に安定が訪れるまで死ぬことは許されない”ということ。神界では転生の技術が確立されており、仮に命を落とすようなことがあってもすぐに転生をさせられることになる。場合によっては地獄のような苦しみを何度も味わうことになるだろう。
 それでもSkyBlueに入った者々にためらいは無かった。世界の安定が訪れるまでの途方も無い年月を戦い続ける日々だったとしても、その隣には永遠を誓った愛しい人がいる。そして、同じ覚悟を持った仲間たちがいる。そんな頼もしい支えがあるから彼らはためらわなかったのだ。
 彼らは今日もどこかで世界の安定のために戦っていることだろう・・・・・・

神界八将

神界において特に優れた実力を有する者に贈られる称号。現在の神界八将は皆SkyBlueの者であり

・軍神(ぐんしん)将軍
 圧倒的戦闘能力と指揮能力から不敗神話を作り上げた者に贈られた称号
・闘神(とうしん)ラヴィス
 あらゆる戦いにおいてその先頭に立ち続け勝利をもたらした者に贈られた称号
・智神(ちしん)ランディ
 戦いにおいて必要な情報の収集、分析、提案に類い稀なる才能を発揮した者に贈られた称号
・鎧神(がいしん)ミディア
 いかなる攻撃にも臆することなく戦場で盾となり続けた者に贈られた称号
・騎神(きしん)ヘリオス
 戦場を駆け巡り人馬一体となり攻防に活躍した者に贈られた称号
・空神(くうしん)エミリオ
 その機動性と破壊力で戦における空域を支配し続けた者に贈られた称号
・避神(ひしん)クロノス
 いかなる攻撃をもかわすその能力であらゆる死地を脱してきた者に贈られた称号
・双神(そうしん)ブリュンヒルデ(リンデ)
 鮮やかな連係を見せる世界を超えた二人の“同じ存在”に贈られた称号

の8名である。彼らは神界の本来の役割、世界の安定を図るために大きな役割を果たしている。

魔界魔族観測所

 顕界のあるところに立地しているSkyBlueが運営している施設。設立当時から世界の安定を乱しつつあった魔界の動きを監視しいち早くその動きをSkyBlueの皆さんに報告する役割を持っている。そのことからここは神界と並びSkyBlueの重要拠点として座標軸も一般の者には公開されておらず、セキュリティーもかなり高い。
 観測所員の構成は所長のミーナ、及び副所長のフィアを除いては正式なSkyBlueメンバーではなく、世界の安定という目的にその存在を捧げる決意をした有志の方々(中には顕界の者も含む)である。

別時空軸体

 顕界は無数に存在している。そうした無数の顕界で生活する者々の中には“置かれた状況こそ全く違うものの、自分とまったく同じ存在”というものがいることがある。別時空軸体とはそういった者々を指す言葉であり、SkyBlueのメンバーにもこの別時空軸体が揃って活動をしている者がいる。それは神界八将のブリュンヒルデと、事実上の冥界王妃ミントである。

四界竜

 神界が世界の安定のために創り出した天、精霊、冥、魔の四界。その管理者として神界が派遣した者が四界竜と呼ばれる者々である。長い時に渡ってそれぞれの世界を管理してきたが、現在ではその役割は一部を除きほぼ失われてしまったようである。

・天界竜
 過去に天界筆頭聖女と共に世界の安定のために活躍をしてきており、当時人間たちであったSkyBlueメンバーをスカウトしたのもこの者である。現在はSkyBlueメンバーの転生を行ったり、神界の運営に携わったりといったところで自らの使命を果たしているようだ。
・精霊界竜
 精霊界の管理を任されたのだが、魔界の策略によって精霊界に負の気の呪いが掛けられることを阻止できなかったことを悔やんでおり、それ以降精霊界の管理者らしいことは何1つ行えなかったとされている。ただネレイスの誕生を期に彼女の周辺で何かしらのサポートをしてきたと本人は言っているようだ。
・冥界竜
 古くから冥界の運営に影から携わってきている存在と言われているが、どんな姿形をしているのかを知る者はいないとされている。それは現在でも続いており、四界竜に与えられた使命を遵守し続けている。
・魔界竜
 かつての平和な魔界を取り仕切る管理者として活躍をしていたが、現在の魔界王によって殺害された。これにより魔界は暴走を始めることになったのだが、一説では自らの力を使い特定不能の虚世界を作り出して魔界再生に向けて活動を続けているともある。

用語集 ~天界まとめ編~

天界     Coordinate axes :H***‐**

 天界は世界の安定を司る四界の一つで、天使だったり聖者、聖女が治める世界である。また、顕界で一般的に言われる“天国”はここのことを言う。また四界のうち最も繁栄しているところであり、ここに住むものは平和にのびのびと暮らしている。
 今この天界の女王を務めているのがSkyBlueのルミナスであるが、神界側よりSkyBlueの職務を優先するようにとの指示があるので(後述の精霊界とは違い天界は安定しているからだという理由らしい)、女王の職務は彼女を聖女、そして天界女王に推薦してくれた先代女王が行っている。そのため彼女の地位は名ばかりのようなもので、あろうことか天界の天使の中にもルミナスが女王だと知らない者がいるらしい。(このことをルミナスに聞くと大泣きされるのでしないことを推奨)
 神界の意向に最も忠実であり、精霊界とは良好な関係(かつては天界が精霊界を従える立場であったが、精霊界が発展してきたことにより関係を見直すことにした)であるが、冥界及び魔界との関係はあまり良いものではないようだ。

天界人

 その名の通り天界に住む者。天界人はもともとは顕界で生活をしていた人間が顕界での死後に天界に送られることでなるもののため、当たり前だが天界人はみな人間である。天界人はとりたてて顕界の人間と変わったところはなく、変った力も持ち合わせていない。しかしこの天界人の中の一部は“天使”と呼ばれる位につき、これでようやく顕界人や普通の天界人をはるかに凌駕する力を得ることができる

天使

 天界の最上位、聖女や聖者と呼ばれる者たちによって力を与えられた天界人のことで光気と呼ばれる光の力と天使という名に相応しい立派な翼を持つ。天使にも階級が存在し、その差は翼の数に見られる。最下位の天使が持つ翼は2枚であり、その後に4、6、8枚と続き最高位は12枚である。2枚刻みなのに最後だけ4枚刻みなのはそれだけ12翼の天使の持つ力は8翼の天使の比ではないということだろう。この階級制度は聖女、聖者たちによって厳しく管理されている。

聖女・聖者

 天界の最上位に君臨する強大な力を持った天界人で聖女は女性体、聖者は男性体をしている。天界の最上位というだけありその力や天界、さらには世界の安定に対しての影響力は非常に強大である。天使から聖女・聖者になる際には翼が鳥などが持っているような有機物の翼から美しい輝きを放つ無機物の翼になり、また自由に出し入れができるようになるという。そんな聖女・聖者たちの中でも特に優れた能力を持つ者を天界十二聖女(この言葉ができた時に選ばれた者が皆聖女だったために今もこの名がついている)と呼び、その頂点に立つ者が天界を統べる。そして今の天界筆頭聖女(天界第一聖女とも言う)がルミナスである。

エリミーヌ

 天界でも特に優れた力を持つ天界十二聖女。その設立当初から長きにわたって筆頭聖女の位にあり続けた伝説の聖女であり、ルミナスの才を買って聖女に迎え入れ筆頭聖女の位を譲り今は第3聖女としてルミナスの代わりに天界の管理運営を行っている。また光を反射し輝く髪と美しい顔、姿から立ち振る舞いまで何もかもが聖女と呼ぶに相応しいほどの人物で人気も高い。(ルミナスを聖女に推薦した理由については当然あるようだが……)

ウルスラ

 天界でも特に優れた力を持つ天界十二聖女の1人であり、現在は第4聖女を務めている。伝説の聖女と謳われているエリミーヌによって一番最初に聖女に推薦された天使であり、エリミーヌの右腕のような存在として長らく第2聖女の位に就き天界の発展に力を注いでいた。エリミーヌがルミナスを聖女に推薦した際にウルスラも1人の女性を将来の聖女候補に推薦していた。それが現在の第2聖女であるフィアである。フィアに第2聖女の位を譲った後は第4聖女として変わらずエリミーヌの補佐を続けるほかルミナスやフィアの支援も続けているようである。

イーリス

 天界でも特に優れた力を持つ天界十二聖女の1人であり、現在は第5聖女の位についている。虹光のイーリスと称えられるほど確かな実力を持っているが、天界内でもその姿を見たことがある者は非常に少ないとされている。というのもイーリスは極度の出不精だと言われており、基本的に外に出てくることはないようである。しかしそれでもエリミーヌやルミナスに対する信頼度は高いようであり、彼女らの指示があれば“めんどくさい”だの“かったるい”だのぐちぐち言いながらもきっちりと仕事をこなしてくれるようであることから本当はそれなりにやる気があるのではないかというのがルミナスとエリミーヌの間ではささやかれている。

ヴァレリア

 天界でも特に優れた力を持つ天界十二聖女の1人であり、その地位は第6聖女である。本来は光気を中心に法撃攻撃において高い力を発揮することの多い天使ではあるが光気の扱いが苦手な者も少ない訳ではなく、武器を手に取る武闘派の天使も見られるがなかなか高位の天使に上り詰めることはできないことが多い。しかしそんな中このヴァレリアは武闘派の天使からこの地位まで上り詰めた相当の実力者である。燃えるような深紅の髪をなびかせスピアタイプの槍を振り回すその勇壮な姿は武闘派天使憧れの的であり、天界でエリミーヌに引けを取らない人気を誇っている。

ラヴェンナ

 天界でも特に優れた力を持つ天界十二聖女の1人であり、第7聖女の位についている。光属性の法撃攻撃である光気を支援能力に変換させて利用する力に長けており、天界での仕事も他の天界十二聖女の支援に回ることが多いようである。踊り子のような装束を身に纏い、戦扇を手に味方を鼓舞する姿と支援能力に特化した光気は味方の士気を増大させ、活力を与えてくれると天使たちからの信頼も厚い。彼女もエリミーヌによって十二聖女に推薦されており、筆頭聖女であるルミナスとも何かしら繋がりがある存在だったとも言われている。

グランエル

 天界十二聖女の1人……ではあるのだが、実は現在の天界十二聖女の中で唯一の聖者(男性体)である。過去には第6聖者にまで上り詰めた歴代最高位の聖者であり、柔光のグランエルと称えられる温かい人柄と光気の才で長きにわたり天界十二聖女の1人として天界を支え続けてきた。しかしそんな彼も今となってはかなりの古株となり、顔は真っ白で立派な眉と髭で覆われてしまい仙人のような見た目になってしまった。それに伴い力も徐々に衰えてきてしまっているようであり第10聖者の位にまで落ちてしまい、近いうちに天界十二聖女を引退することを公言していた。そのため最近は自身の位を引き継いでくれる後継者を探しているようであり、天界筆頭聖女ルミナスの計らいもあり新しい第10聖女となる者が決まったと言われている。

十翼の天使 レミエル

 まずはじめに天使の項で書かれている通り10枚の翼を持っている天使というものは存在しないはずである。12翼の天使は任務の失敗などがあり聖女、聖者から降格処分を受ける際は8翼にまで落されてしまう。怪我などをして翼が10枚になったりすることはあるのだが、その際も8翼にまで削られてしまう。そのため10翼のまま存在する天使はいないのである。
 しかしそんな中とある12翼の天使が10翼のまま過ごしたという記録が神界で見つかった。素質は十分でやがては天界十二聖女の1人にもなれるだろうと言われていた逸材であったものの、とある事故をきっかけに2枚の翼を失うこととなってしまった。その時対応した聖女が8翼から再びやり直させようとしたようだが、その事故が個人的に大変響くことだったのか本人はそれを固辞、優秀な天使はこれにより天界での地位を失った。
 その天使はその後神界に渡ることになり今も神界で過ごしているようであり、その翼は未だに10枚である。己の未熟さと犯した罪の大きさを示す戒めとしてその天使は今もそのまま生きつづけている。


用語集 ~精霊界まとめ編~

精霊界     Coordinate axes :S***‐**
 
 精霊界は世界各地に存在する精霊や妖精たちの集まる世界である。精霊たちは世の中の全ての物や事柄、現象等に関係するとされ、その規模は小さなものから世界を揺るがすような大きなものまで、そして精霊自体もその姿形大小など様々であり、全世界の精霊を集めればその数は四界でもトップクラスであろう。
 しかし精霊界ではかつて初代女王の時代に魔界の手により“負の気の呪い”をかけられてしまい衰退を続けていたのだが、この危機を救ったのが現精霊界女王のネレイスである。
 それ以降の精霊界は他の四界に追いつかんとするばかりに繁栄を続ける。精霊界の繁栄はネレイスの力なくして実現しない。そう思った神界側から“精霊界での仕事を優先しても良い”との意向を受けているためにネレイスはSkyBlueの仕事と精霊界女王の仕事、この二つを見事に両立させている。
 精霊界の発展に天界も関わっていたことから天界との関係は非常に良好である一方、滅ぼそうとしてきた魔界には相当の嫌悪感を持つものが多い。因みに冥界とはネレイス周辺のものが関わることがあるくらいで、関係はほぼないに等しい。

精霊界砲

 自身のもつ魔力と周囲の魔力を一点に集中させ照射することで直線状に凝縮した魔力を解放する攻撃。その内容はほぼ神界砲と変わりがなく対魔族に対しては絶大な威力を発揮することが期待されるため魔界鎮圧作戦に備えて第10代精霊界女王ネレイスが神界のノエルより伝授された対魔族における奥の手として習得した。流石にノエルの繰り出す神界砲と比べればその威力は見劣りしてしまうもののそれでも十分な威力を誇り、幾多の場面で活路を見出すために使われている。なおアロー・オブ・ラピュタと呼称される神界砲に対して精霊界砲はガラティーンと呼称されている。

正の気・負の気

 すべての生物が持っているとされている特殊な力であり、その本質についてはよく分かっていないことも多いが、正の気は幸せを招き負の気は不幸を招く。幸福や愛情などの感情が正の気を増幅させ、嘆きや憎しみなどの感情が負の気を増幅させるというようなことが一般的に知られている。
 基本的に正の気が過剰になることによって弊害は生じないが、負の気が過剰になると軽度のもので軽いめまいなどの症状が現れることがあり、重度になれば動くことすらもままならなくなり死に至ることも少なくない。そのことが顕著に表れたのが精霊界での事例である。精霊界は魔界の策略により負の気の呪いをかけられることとなったが、それにより多数の精霊がその姿を保てなくなり消滅していった。結果長きにわたり精霊界は衰退を続けることになったのだった。


精霊

 万物に備わる事象を司る存在・・・・・・と本来は何やら仰々しい定義がされているが、一般的には自然の力を操る存在として知られており、その姿形や種類などは多種多様で、精霊たちは顕界で命が尽きた植物や人を除く動物たち、さらには風や岩といったものが新たな存在として生まれ変わることでなると言われている。
 精霊たちはそれぞれ地、水、火、風、氷、雷、光、闇のいずれかの属性を持っており、そのいずれかの力を行使することができる。生まれたばかりの精霊は基本的に使える力が弱いか強大な力を持ちながらその力を上手く使えないかのどちらかであり姿も小さいが、成長することで強大な力を扱える立派な精霊へとなる。
 精霊界を主な居住区としているが顕界にも人口以上の精霊が住んでいるとされており、顕界での精霊発見報告も挙げられている。しかし基本的に精霊は慎重で人を怖がる傾向にあるので遭遇することは困難であり、遭遇できたとしてもすぐに逃げられてしまうだろう。中には好奇心旺盛な精霊や姿を見られても堂々としている精霊もいるが、そういった場合丁寧に接してあげるとよい。邪な気持ちがあると特に堂々とした精霊からは人よりはるかに強い力を持っているので散々な目に遭うことになるだろう。

八理守護精霊

 精霊は“契約”と呼ばれる儀式を行うことで最大限の能力を発揮できるようになる代わりに契約者に対して絶対の服従をすることになる。八理守護精霊は精霊界女王と直接契約を交わした各属性の精霊を代表する者に贈られる名であり、各属性の力の源である精霊玉というものを守護するという任を与えられる。
 現在の八理守護精霊は

地底の覇者
慈水の女王
火炎の帝王
旋風の三賢
蒼零の勇士
紫電の中核
陰陽の女神
暗黒の番人

と呼ばれている者たちである。

地の精霊

 八理の中で大地の力を司る精霊のことであり、精霊界の北部に居住区を持っている。大地のある所には必ず何かしらの地の精霊がいるとされているので大気の薄い所や水のない所にも生息している。また地の精霊の派生系である植物の精霊も分類上では地属性の精霊になるため、地の精霊は地、水、火、風の基本4属性の中でも最も多い。
茶色や褐色といった土を思わせる色や灰色といった岩を思わせる色をした元来からの地属性の精霊はゴツゴツした者や荒々しい性格の者が多い一方、植物の精霊はカラフルな見た目とのんびりした性格をした者が多く派生した2系統で大きく異なる特徴を持っていることが多い。植物の精霊側の代表である植物界の女王、フローラも黄色の着物に赤い袴の華やかな姿で地の精霊管轄区内の一角を占める植物界内にある農園長として日々日向ぼっこをしながら昼寝をするなどおっとりのんびりした精霊として精霊界全体によく知られている。その一方元来の地属性の代表、地の八理守護精霊である地底の覇者は土竜のような見た目をした可愛らしい地の精霊一族ノームの長が務めている。性格はいい加減で面倒臭がりであり、八理守護精霊の職務はフローラがやってくれている面もあることから職務を全うしてるとは御世辞にも言えない実態である。過去にもノーム本人が何度もネレイスに八理守護精霊の位をフローラに譲りたいと願い出ていたようだがネレイスは全く応じてくれていないという。その理由は定かではないが、ノームはネレイスのことを精霊界女王であること以上に特別な畏怖の念を持っていることが関係していると思われる。

ウンディーネ族

 ウンディーネ族は水の精霊の中でも代表的な存在であり、人間の上半身に魚の下半身というその姿は一般的にマーメイドと呼ばれるものと同じである。主な棲み処は海洋であるが、元来人間との関係は良好なことから人々との交流も盛んである。そのウンディーネ族の長を務めているのが八理守護精霊、慈水の女王と呼ばれるエメローネである。精霊界誕生前から今まで生き続けている数少ない精霊であり、初代女王の代から変わらず精霊界を支え続けてきている。強力な水の力と立派な三叉槍を扱いその実力も十分で人との関係の良さから一時期精霊界女王にとの声も挙がったが、本人のあくまでも女王を支える立場であり続けたいとの思いから今も八理守護精霊の位にとどまっている。勿論現女王ネレイスからの信頼も厚く、精霊界女王代行を務めるネールと合わせて重要な仕事を任せられている。

火の精霊

 火の力を司る精霊たちの総称であり、精霊界の西部一体に居住区を設けている。燃え盛る炎を思わせる赤や橙色をした者がほとんどであり、炎そのものだったり炎を模した部位などを持つ動物のようなものだったりとその姿は幅広くその性格もまた炎のように熱く激しい。大半の精霊は非常に好戦的な精霊であることも知られており、人間に対しても容赦をせずに攻撃を仕掛けてくる場合が多いので注意が必要である。しかし裏を返せば仮にこれら火の精霊の力を借りることができれば非常に心強い存在となってくれることであろう。
 そんな火の精霊を束ねる八理守護精霊は初代の八理守護精霊に就任し輝かしい功績をあげた伝説の精霊イフリートにあやかり代々イフリートを名乗っている。現在のイフリートは3代目であり、猛る炎の力を宿した両の拳は全てを灰燼に帰すほどの力を誇っている。その性格も猛々しく歴代の精霊界女王に対しても物怖じすることなく意見を述べてきていたという。ネレイスに対しても当初は“所詮は人間風情”と見ていた節もあるが、精霊界が課した試練の際にネレイスと戦いその圧倒的な力と精霊界を任せるに足る素質をその身で感じ取って以降はネレイスを“最高の主”と認めネレイスのためにその力を振るい続けている。

風の精霊

 風の力を司る精霊たちの総称であり、精霊界での居住区は南部にある。風の精霊のほとんどはかなり上空まで行ける飛行能力を有しているものが多く、そのせいもあってか見た目が鳥のような者が目立っている。また風ではなく大気そのものを生み出すことをしている精霊もおり、大気のある世界には大抵存在していることもあってか八理の中でも地属性に次ぎ数が多いとされている。空の広さに似た大らかで寛大な性格の者から嵐のように荒れ狂った性格の者まで様々な風の精霊たちを取りまとめているのが八理守護精霊、旋風の三賢であるシルフィードである。
 三賢と呼ばれるだけありシルフィードはしっかり者でまとめ役の長女、勝ち気で直情径行の次女、おっとりしてはいるが心が強い三女の3姉妹の精霊で、そのコンビネーションは精霊界でも随一と言われている。慈水の女王エメローネと並び初代精霊界発足当初から女王を支える古参の精霊であり、かつて精霊界と魔界が仲の良かった時代を知る数少ない生き残りでもある。

氷の精霊

 その名の通り八理のうち氷の力を司る精霊であり、精霊界の北東部一帯を占め地、水、火、風の基本4属性の次に数が多いとされている。精霊たちは総じて寒色系統の色味だったり透明感のある見た目をしているものが多く、その美しさは精霊界の中でも随一と謳われている。氷は冷たいという印象から氷の精霊たちの性格もクールなものが多く、容易に人間を認めることはしない面もあるため、氷の精霊を使役できる人間はかなりの能力を持っているとして高い評価を受けている。そんな氷の精霊からは過去に3回も精霊界女王を輩出しており、そのいずれも精霊界の中では非常に高い評価を得てきた。そして現在の氷の八理守護精霊は蒼零の勇士と呼ばれるアルルである。精霊界女王がネレイスになってからしばらくした後に八理守護精霊に就任し経験は最も浅い存在ではあるものの、その冷静沈着な対応と精霊たちの指揮能力、そして八理守護精霊の中でもトップクラスだと言われている戦闘能力で他の八理守護精霊やネレイスからも一目置かれている。彼女がここまでの力を持っているのは彼女が八理守護精霊に就任する前のことが大きく影響しているが、そのことを知っているものは精霊界の中でも極わずかである。

セルシウス

 ネレイスが精霊界女王となった当初に八理守護精霊を務めていた氷の精霊であり八理守護精霊の中でも比較的長く務め、精霊界女王に対する忠誠心は随一だと謳われていた。というのも八理守護精霊となり精霊界女王と契約する前には何度か人間の前に屈服し契約を行っていたことがあったが、彼女を存分に扱えた人間は1人としていなかったために人間を見限り、当時5代精霊界女王となった氷の精霊を支えたいと思い立ち八理守護精霊に立候補していた過去がある。そのためネレイスに対してもかなり厳しい目を向けていたような節もあったが、敬愛していたフェリアの子であることもあったことから影ながら支えていく優しさも持っていた。ネレイスが精霊界にかけられた負の気の呪いを解くとセルシウスも最高の主として認めてネレイスに仕えて尽力していたがある日突然後任の精霊に八理守護精霊の位を譲ると忽然と精霊界から姿を消してしまった。その真相についてはネレイスも口を開こうとしない。

雷の精霊

 雷を司る精霊たちの総称であり、精霊界では南東部に居住区を置いている。避雷針のような鋭い部位に雷エネルギーを溜めているもの、雷のエネルギーをその身に宿したもの、そもそも雷エネルギー自体のもの。このあたりが主な雷の精霊に見られる特徴であり、また体色は黄色や青白色、紫といった色が目立っている。精霊たちは主に精霊界言語を用いてコミュニケーションを取っているが、そのほとんどは人間には聞こえることはないかもしくは聞こえても理解不能な内容である。その中でも雷の精霊は精霊たちの中でも非常にコミュニケーションが取りづらいことで有名である。というのも雷の精霊は生物的と言うよりは非生物的で物質的なものが多く、コミュニケーションも音声的なものよりは雷の精霊らしく電気信号によって取っているためである。そのため雷の精霊を使役することはかなり難しいとされている。
 今の八理守護精霊である紫電の中核ヴォルテックもその例外ではなく、強力な雷の力を有したコアを守るようにゼリー状の衝撃吸収体が包んでおり、その姿は非常に特異的である。雷の力そのものとも言えるヴォルテックにも発声器官は存在せず雷エネルギーを用いてコミュニケーションを取っている。ネレイスも当初はヴォルテックの言語を理解するのに相当苦労をしたようだが、ネレイスの精霊界女王としての潜在能力と精霊界の至宝の力もあって現在ではヴォルテックとも問題なく意思疎通を図ることができるようになったようだ。ヴォルテックは周囲の雷エネルギーを吸収することでその大きさはどんどん膨らんでいき、その力を解放することで放たれる雷の力は傍にいたネレイスの髪の毛が逆立ってしまったほどの圧倒的な力であるという。因みにネレイスはヴォルテックのことを“ヴォルト”と短い名前で呼んでおり、精霊界では“ヴォルト”の名前で広く知られている。

光の精霊

 精霊界の南西部に居住区を持つ光の力を司る精霊。精霊界の中でも希少属性に入り、基本属性ではない氷、雷、光、闇の中でも闇に並び数が少ないとされている。光の精霊には大きく分けて陰と陽の2種類が存在していて、それぞれが夜と昼に活動をしている。昼に活動する精霊は暖かく優しくも時に激しい光を、夜に活動する精霊は冷たくも静かで美しい光を放ち、それぞれがそれぞれの時間の光の精霊管轄で活動をしている。2種類の光の精霊がいることから光の八理守護精霊も2人存在しており、それぞれ陽光の精霊ルーチェ=ソラーレと陰光の精霊キャロディ=ルナと呼ばれている。陽光の精霊ルーチェは暖色系のグラデーションがかかったドレスに太陽を模した杖を掲げ、陰光の精霊ルナは寒色系のグラデーションがかかったドレスに月を模した杖を携えている姿が特徴的でその容姿はとても美しい。特に陰光の精霊ルナは落ち着いた大人しい性格もあってか精霊界内でも屈指の人気を誇っている。陽光の精霊ルーチェはネレイスに似て明るく接しやすい性格で人気があったことからネレイスが即位した際に新しく陽光の精霊として任命をされた。というのもルナが光の精霊に任命される経緯だったり、在任中の様々な苦労があったことでルナ1人で活動するには負担が大きすぎたためである。ネレイス即位前のルナを知る精霊は"今のルナは以前のルナとは見違えるほど美しく明るさも出た"と言うほどの変化の裏には対となるルーチェの存在とネレイスの計らいがあるのだろう。

闇の精霊

 闇を司る精霊たちの総称であり、精霊界北西部一帯を闇の精霊管轄区とし居住区を設けている。黒を基本とした暗い色を持つ精霊が大半で、大きく分けて“闇”の一族と“影”の一族がいるとされる。闇という力の特性上あまりいい印象を持たれないことが多く、現に人間に対しては害悪をなす存在に近いが別に人間を毛嫌いしているわけではない。
 闇の精霊については知られていないことが非常に多い。現在の闇の八理守護精霊である暗黒の番人も非常に謎の多い存在である。闇の精霊の数がまだまだ少なかった時代に“影”の一族の長をやっていた経験があり、精霊の数がようやくある程度まで回復した時に月光の精霊ルナと共に八理守護精霊に任命されたということは分かっているがその他のことははっきりわかっていない。黒いもやのような形をしているがその大きさは定まっておらず、本当にそれが本体なのかすらもはっきりしていないし、“影”の一族の長時代の話、さらにはそれ以前の話も一切不明、挙句の果てには本名すらも分かっていない。そんな暗黒の番人は第10代女王ネレイスと新しく契約をする際に“RIO”という名前をつけてあげた。この“RIO”とは“Rex Infinitus Obscuritas”の頭文字から取ったもので簡単に言えば“終わりなき暗黒の王”という意味を持っており、当の本人も非常に気に入っているようだ。

時の精霊

 精霊たちはそれぞれ地、水、火、風、氷、雷、光、闇のいずれかの属性を持っていると精霊の所に記載はあるが、精霊界設立当初にはこれら8種の属性の他に“8属性のいずれにも属さないもの”と“8属性全てを併せ持つもの”の2つの“失われた属性”と呼ばれるものがあったとされている。このうち“8属性のいずれにも属さない”属性は“時”であり、この“時”の力を操れる精霊を時の精霊と言う。
 かつては精霊界にも生息していたが、時の力はあまりにも強大すぎるものであったために習得は非常に困難であり、習得できても使いこなすことのできる精霊はごくわずかであった。しかしそのごくわずかにしかいなかった時の精霊も精霊界が負の気の呪いをかけられた際に全て消失してしまったとされており、現在の精霊界にこの時の精霊は生息していない。しかし実際は精霊界が負の気の呪いに包まれた際に時の力を使い“時の向こう側”と呼ばれるところに避難をして以降そこで静かに暮らしているということがネレイスの時代に明らかになり、今はネレイスと時折コンタクトを取っては精霊界の繁栄のために力を尽くしてくれているようだ。

理の精霊

 “失われた属性”のうちの1つで“8属性全てを併せ持つ”属性である“理”の属性を操れる精霊のことであり、精霊界設立当初は他の属性に勝るとも劣らない数が生息していたが、精霊界に負の気の呪いがかけられた際に全滅してしまったとされてきた。というのも理の精霊は8属性全ての力を併せ持つ代わりに身体的には非常に脆弱であったために負の気の影響も強く受けてしまうという性質があったからである。
 そして今現在精霊界に存在する理の精霊はただ1人、それが現精霊界女王ネレイスである。彼女が持つ“癒しの気”という能力が理の精霊が持つ固有の能力であることから彼女が理の精霊であることが分かったのだが、何故彼女が全滅したはずの理の精霊になれたのかは謎の残る部分であるとされている・・・・・・

精霊界八理竜

 精霊界は無数の精霊たちの住む世界であるが、精霊と一口に言ってもその種類は多種多様であること、そして自然の力を操ることができる存在であることは精霊の項目でも述べている。このことから精霊界では竜族も自然の力を操る存在であることから精霊として生活をしている。竜族は一般的に自然に与える影響がものすごく大きいことから、八理の力をそれぞれ有している竜族の中でとりわけ強大な力を有する者を八理守護精霊に負けず劣らずの地位を持つ八理竜の位に任命をし、八理守護精霊の補佐などを行わせている。
 この八理竜は現精霊界女王ネレイスが制定、任命を行ったものであり

地 岩窟竜
水 海王竜
火 灼獣竜
風 翠刃竜
氷 雪姫竜
雷 紫尖竜
光 輝翔竜
闇 厄災竜

それぞれ以上のようになっている。個々の竜には他の同系統の竜に比べて決定的な差異が認められるが、その決定的な差異に関しては各属性竜の項目を参照して頂きたい。

地竜

 地竜は地属性を司る竜族であり、黄土色から黒褐色の体色を持ち頑丈な体躯と表皮を持っている。また竜族の中でもその生命力は随一とも言われている。そのほとんどは地中や洞窟内に生活をしているようであり主に土や岩、金属、鉱物などを主食としているようである。
 そんな地竜の中で最高齢とされる存在がフェルゼンヘーレと呼ばれている地竜であり、これが八理竜の岩窟竜である。茶灰色の乾ききった岩肌のような体色をしており、動かなければただの岩山にしか見えない。また勿論その表皮も尋常じゃないほどの硬さを誇っている。性格は非常に頑固であり自分の意見は頑なに押し通すために少々煙たがられることも多いが、年長者を敬うことのできるマーキュリーに対しては孫のように可愛がる姿も目撃されていることから単に頑固一辺倒でない面もあるようだ。

水竜

 水竜は水属性を司る竜族の総称で、そのほとんどは“首長竜”に属している。すべすべした水の膜に覆われたその体は法撃に対して非常に高い抵抗性を持っている。湖や河川、海と淡水海水に関係なく広い水辺に生息し主に魚や木の実を主食としている。性格も温厚な者が多く扱いも比較的簡単なことから観賞用として乱獲されていた過去があり氷竜ほどではないものの数が減っていたが現在では持ち直しているようである。
 水の精霊界八理竜に任命されたのは海王竜と呼称されるオケアノスである。オケアノスは水の八理守護精霊エメローネに古くから付き従っていたペットのような存在であり非常に従順である。体長も通常の水竜よりは大分大きくその巨体を生かした海洋での戦いは無類の強さを誇ると言う。エメローネの命が絶対であるがある程度の実力がある者であれば柔軟に対応できることからもかなりの切れ者であるらしく闇のアドヴェルサーに次ぎ精霊界内でも評判の良い精霊界八理竜であるようだ。

火竜

 火竜は火の力を操ることから火を噴く一般的な竜として広く知られている。精霊界で火竜と呼ばれるものは基本的に翼を持たない(翼を持つ竜は“翼竜”というくくりに分けられる)ものであり、大きな体にしっかりとした四肢は非常に力強く、人々の間では長らく畏怖の対象となったり崇拝の対象となったりと特別な対象となっており、火竜のこういった性質から竜全体も精霊の仲間として考えるようになった経歴がある。
 個体数も非常に多い火竜の中で八理竜の位を勝ち取ったのは灼獣竜と呼ばれているブルチャーレ・ベルヴァである。火竜特有のがっちりした四肢とはかけ離れた細くしなやかな四肢を持っており、灼熱の炎を纏いながら俊敏に動きまわる姿が特徴的である。荒々しい性格の多い火竜の中でもさらに凶暴であり異質な見た目と相まって火竜の中でも煙たがれているがその力は本物であり、暴れまわった際にはネレイスでも手を焼くという。

風竜

 風竜は風の力を操り大空を自由に翔る竜族である。一般的な“翼竜”と同じように立派な翼を持っているが翼竜よりさらに飛行に長けた形をしており、体長もさらに大きいことから荷物を運搬するのに非常に役に立つ。エミリオの愛騎アキオスもこの風竜であり、荷運びをする者が最終的に乗りこなしたい存在として見られている。こうして人が乗ることもできることから風竜自体さほど気性が荒くないことも知られている。
 通常の風竜は緑色系統の色で風の抵抗を抑えるように流線系のフォルムをしていることが多いのだが、その中で非常に異彩を放つ風竜がいる。それが八理竜の1体である翠刃竜ジャーダ・ラーマである。眩いばかりの銀色に翡翠のような淡い緑みがかかった体色に風竜の特徴とはかけ離れた刃のようなフォルムをしており、空を切り裂きながら飛ぶ姿は勇ましくもあり恐ろしくもある。性格は勇猛であり、八理竜であることを誇りに思っている。それ故若干他者を認めにくい一面もあるが、認めた者に対しては忠義を尽くしてくれる。

氷竜

 その名の通り氷の力を司る竜族を指す。体色は薄い青から白色をしており、よく見られる火竜などとは違い強靭な体や威圧感のある格好ではなく、薄めの鱗に覆われた体のところどころから温かそうな毛を生やしたどちらかというと可愛らしい姿をしている。
 性格も非常に温厚で人との関わりが苦手な者が多い。そんな性格と美しい姿から過去に毛や鱗の収集を目的とした乱獲被害に遭って一時は極わずかにまで数を減らしてしまっていた。そんな氷竜の窮地を救ったのが後に八理竜となる雪姫竜の存在である。氷竜特有の温かそうな毛並みがなく、下半身をは美しいドレスのような鱗を纏ったその竜は数を減らした氷竜のとこへと嫁ぎ沢山の子を産み守り抜いていった。その結果氷竜の数は以前と変わらない数にまで回復し、その功績が認められて八理竜となった。そしてこの雪姫竜こそ魔竜の血に侵食されたルミナスの実の娘、マーキュリーである。

雷竜

 雷の力をその身に宿す雷竜は黄色のものから紫、青白い体色をしたものまで多岐にわたっている。体色からは他の属性の竜とさほど変わりがないが、バチバチと帯電していることと針のような表皮をもっていることが最大の特徴である。気性の荒い者が多く同じ雷竜同士であっても火花を散らしながら喧嘩をしている姿がよく目撃されており、体中傷だらけの個体もよく見られている。
 その雷竜の中でも最強と目されているのが紫尖竜ウィオラケウス=トニトルティオであり、魔竜のような黒紫色の体色で頭から伸びる4本の長く鋭い針のような蓄電器官が非常に特徴的である。雷竜らしく気性が荒く八理竜に任命する際にもネレイスが非常に手を焼いたと言われている。ただその際に体にあった蓄電器官を何本か叩き切られて以降ネレイスには頭が上がらなくなったらしく唯一指示に従う存在になっている。

神竜

 神竜は光の属性を持つ竜族であり、光を反射する真っ白の鱗が最大の特徴である。勇壮な姿に純白の鎧をまとったかのようなその姿は非常に美しく、他の竜族や人間たちをも魅了している。しかし温厚で荒事が苦手な氷竜とは違い強大な力を惜しげもなく発揮するためになかなか手をつけることはできず乱獲されるような事態には至らなかった。
 精霊界八理竜となった輝翔竜フルゲオアーラには通常の神竜よりも格段に立派な翼があり、この翼で空を飛ぶことができる。光の精霊管轄区に棲んでいるとされているが精霊界全域でその目撃報告があり、毎日精霊界中を飛び回っているものと考えられる。おおらかで包み込む優しさのある女性体で同じく女性体の八理竜であるマーキュリーをとても可愛がっており、また他の八理竜に対しても好き嫌いなく接することができる唯一の八理竜である(そのため一部の八理竜からは苦手とされているらしい)。また輝翔竜と共に昼寝をするフローラの姿も目撃されていることからフローラとも仲がいいものだと思われる。

魔竜

 魔竜は闇の力を司る竜族であり、本来は決して邪な存在ではない。ただ闇というものの性質上魔竜は忌み嫌われる存在とされてしまい、そのせいもあってか世界にって害をなす存在となってしまうものも少なくないという。黒紫色から黒の体色を中心とした強靭な体躯を持ち、性格も非常に好戦的なものが多いとされている。そして基本的には光の差さない建物や洞窟内に潜んでいることが多い。
 一般的にはそう言われている魔竜だが、精霊界に所属している魔竜は比較的大人しい又は自らの力の大きさを知ってかひっそりと隠れ住んでいるような者が多い。ネレイスから八理竜に任命された厄災竜アドヴェルサーも隠遁生活を行っている魔竜であり、その見た目は黒紫色の鱗はあちこちに無数の傷ができ、中には鱗が剥がれ落ち赤黒い表皮が見えてしまっている部分もあるなんとも痛々しい姿である……とここまでは普通にそこらにいるボロボロの魔竜と大差はないが、一番の違いは体の大きさである。普通の魔竜はせいぜい頭の先から尻尾の先まで10~15m程度であるが、厄災竜のそれは1kmを超える桁違いの大きさなのだ。というのもこの厄災竜は精霊界が誕生する遥か前から生き続けているためであり、精霊界の中で最も長寿である。厄災竜の持つ力は絶大であり、精霊界はおろか神界すらも滅ぼしてしまうと言われている。そのため精霊界闇の精霊管轄区最深部にある“闇の深淵”と呼ばれるところにその巨体を横たえ静かに暮らしているという。

フェリア

 精霊界の第8代女王であり、どんな精霊に対しても分け隔てなく接し、自らの力を精霊界のために使ったことから“博愛のフェリア”という名前でも知られており、現精霊界女王ネレイスの母親にあたる。負の気の呪いにより衰退を続ける精霊界をなんとかしたいというその気持ちはどの精霊よりも強く、ノエルに精霊界の救世主と言える存在の創造に協力を打診された際には迷うことなく承認し精霊界内の根強い反対を押し切る形で人間との間にノエルと約束した精霊界の救世主たる存在を生み出し、その後すぐ負の気の呪いによって消滅をした。ネレイスが精霊界へとやってくる前は“精霊界を破滅に追い込んだ愚王”というレッテルを貼られてしまっていたが、精霊界を救う素質を持っていたネレイスがフェリアの子であることを公表してからはその偉大なる功績を称える声が精霊界各地で聞こえるようになったという。

(以下反転文字)

精霊界でも転生技術が発達しており、八理守護精霊クラスともなれば仮に消滅させられても転生により再び活動できるようになれる。この転生技術が確立した最初期、一番最初に実験台として転生されたのがフェリアであった。元来体の弱い理の精霊であったはずのフェリアは負の気の呪いがかけられた際にかなりのダメージを受けることとなったが消滅することはなかった。というのも転生前のフェリアは“魔界から最後に渡ってきた精霊”であり、他の精霊に比べて負の気に対する抵抗性が高かったためである。そしてフェリアは魔界で弟と妹と呼べる存在と暮らしていたという。もし仮に精霊界と魔界が再び共存できるような時代がやってくるにはこの“弟と妹”と呼べる存在の力が必要になるだろう。

ネール

 精霊界の第9代の女王として精霊界を治めてきた賢王。8代女王フェリアの時代から彼女の下で仕事をしてきたのだが、フェリアが望んでいた人に精霊界の将来を託すというやり方には当初から反対を続けており、たびたびフェリアと衝突する場面もあったという。そのためフェリアが精霊界から失踪した際にも捜索部隊を編成、指揮し、フェリア亡き後は混乱する精霊界を立て直すために自ら女王の名を名乗り、精霊界を安定させるところまで持っていったあたりその手腕は相当なものであったと考えられる。そして在任期間中ネレイスと出会いその素性と素質をすぐに見抜き、女王の位を存命のうちにネレイスに譲った。そのため在任期間は歴代女王の中では最短ではあるものの、現在も忙しく精霊界を留守にすることの多いネレイスの代わりに代行女王として精霊界での職務に就いている。

霞露のネージュ

 もともとは単なる氷の精霊の中の1体であり、レインの母親と契約を行って力を貸していたと言われている。その証が今レインが母親の形見として使っている氷柩杖グラスセルレイユである。プライドの高い者が多い氷の精霊としては珍しい物腰の柔らかい精霊でありレインの母親のために尽くしてきたのだが、その中でレインの母親が抱えてきた苦しみを和らげてあげることができなかったことを心苦しく感じていた。そのためレインの母親が自ら命を絶つ際にそれを止めようとして力を使い果たし消滅してしまったとされており、精霊界の記録上でも既に亡き者となっている。

(以下反転文字)

 しかしルミナスが感じ始めたレインの違和感を調べるためにネレイスが調査を進めたところ、この霞露のネージュがまだ存在していることが分かった。そしてこの霞露のネージュがレインの母親である可能性が非常に高いことが判明した。どうやらレインの母親に力を貸していた霞露のネージュが自殺したレインの母親に自らの存在を譲り渡したようであり、レインの母親が新しく霞露のネージュとして誕生したのだろう。そして霞露のネージュとなったレインの母親が自身の子供のために動いていることが昨今のレインに起きている奇怪な行動の要因のようだ。

盲目の精霊

 精霊は人間から迫害を受けていたものが少なくはなく、それにより体や心に大きな傷を負うこととなった者もいる。そのため目が見えないという精霊も当然ちらほらといるわけであり、珍しくはない。そのためこのように“盲目の精霊”と呼ばれる存在はとりたてて特別であったと思われる。
 盲目の精霊は精霊の中でも特別な存在である“生前人間であった者”だと言われており、精霊が大好きで精霊に愛されていた存在だったようである。どのような経緯で精霊になったかまでははっきりしていなかったが、その当時から目が見えていなかったようである。目が見えてなくても理の精霊として不自由なく暮らしていたのだが、負の気の呪いに包まれた際に再び深手を負ったらしく、その際のダメージが“盲目の精霊”をより一層特徴づけることとなったようである。
 ボロボロになりながらも生き残った“盲目の精霊”はその後神界に引き取られ手当てを受けた。その際に顔は完全に布などで覆われてしまい、その下の表情などをうかがい知ることはできなくなってしまった。今は神界で暮らしているようだが、何をしているのかははっきりしていないようである。しかし同じく神界に渡った精霊界出身者の中でノエルの近くで働いているというような話が出ているようである。

用語集 ~冥界まとめ編~

冥界     Coordinate axes :N***‐**

 冥界は死者の集う世界である。顕界で命が尽きた者の大半がこの冥界にやってきて、天界への渡航を許されるかこのまま冥界にとどまることになるかを決められる。また、“創造主”が一番最初に創ったところであり、その歴史は四界内で一番古い。死者の世界ということで周囲は殺伐としているがかなり繁栄はしているようで、冥界での暮らしは生前より良かったと言う者もいるくらいだ。
 そんな冥界王リッチ・ハーデス74世も実はSkyBlueの一員。生前より興味を持っていた闇魔法の研究のために冥界に入り最高の環境下で研究に励んだ。彼が冥界で研究したことはことごとく冥界の民の心を惹きつけ、それは前冥界王にまで及ぶこととなり、彼は冥界王へと大出世することになったのだった。
 冥界はあまり他の四界とは関わりを持っていない。天界へは一部の死者を送り届けるだけ、魔界とは不干渉条約に関わりを持たず、精霊界に限っては王周辺の者以外一切関わりが無い。

冥界人

 冥界人はその名の通り冥界に暮らしている人々のことである。顕界で命尽きた者たちの新しい体は生前の体を闇の魔力に変換して作られているとされていて、その程度の違いで大きく闇、霊、屍の3種類に分けられている。
 もっとも闇の魔力を使い作られた闇の体は非常に安定しており、苦手とされている光に対してもそれなりの抵抗性を持っているため冥界でも不自由なく生活ができる。冥界の人口に占める割合も6割近くを占めており冥界では一般的な存在である。
 霊の体は生前の体が完全には残っておらず、一部が欠損してしまっているために闇の体を作れないときに選ばれるものであり見た目は闇の体と大差ないが、闇の魔力が足りないためその体は物を透過してしまういわば幽霊のような状態である。そのため悪戯目的であったり顕界の存在を乗っ取ったりといった理由からこの姿を取るものも少なくなく、冥界人に対する評判が悪い主な原因となっている。しかしこの体は光に決定的に弱く、闇に対しても透過させるのが難しいことから安定性は悪く、活動するタイミングが限られてくるという欠点も抱えている。
 屍の体は霊の体と同じく闇の体を作れない者が選ぶ体であり、命を落したときの体をそのまま闇の力を使って保存したものである。そのため見た目はあまりよくないので気味悪がられるなど印象の面では非常に都合が悪いが、もともとの自分の体を使っているためか光に対しては闇の体以上の抵抗性を誇る非常に安定した体であるために冥界以外に活動場を求めない者にとっては十分すぎるほどであり、中にはわざわざ闇の体を作れる者ですらも屍の体を選ぶこともあるという。

エリザベート



O2エリザベート





 かつて魔界で製造された殺戮兵器、魔界茶器人形シリーズの試作型。全身漆黒に染められ闇色の髪に深紅の瞳、さらには青白い刃を持つ大剣を浮かばせているその姿は殺戮兵器という側面を強く打ち出されすぎてしまっており、その結果人間に可愛がってもらい頃合いを見て仕留めるという本来の運用目的から逸脱してしまい、より運用目的に即して作られた後継機であるジャスミンタイプの誕生後は半ば遺棄されるような形でしまいこまれていた。魔界鎮圧作戦の折に宮殿内に出現しネレイスの前へと立ちはだかったが、ルミナスの加護を得たラヴィスによって撃破されてそのまま崩落した宮殿の瓦礫の下敷きとなっていた。
 魔界宮殿崩落後、ネレイスたちの捜索に来ていたリッチにより瓦礫の下から掘り出されたエリザベートは瀕死状態で消滅寸前であった。エリザベートが非常に貴重な存在であることを知っていたリッチにより手厚く処置をしてもらい一命をとりとめたエリザベートは孤独のまま消滅しかけていた恐怖から解放してくれたリッチのことを大変気にいった様子であり、リッチをマスターと呼び可愛がってもらうことになった。殺戮兵器から普通の茶器人形となったエリザベートはこの先リッチの下で幸せな生活を送り始めていくこととなったのである。

隻腕の巨骸

 基本的に人間が冥界人になる場合、体の大きさは人間だった時と違いはない。しかし同じ場所で一気に大量の人間が亡くなった場合にはその者たちが集まって1人の冥界人となる場合が確認されており、その際にはその人数に応じて体の大きさも大きくなっていくとされている。
 この隻腕の巨骸と呼ばれる存在も一度に亡くなった複数人が1人の冥界人として生まれた存在であるとされており、タイプとしては屍の体を持った冥界人にあたる。大きさは7m近くあると言われているがその右腕は肩の部分から完全に失われており、体もほとんどが気味の悪い薄緑色の苔のような胞子のようなもので覆われてしまっている。冥界人は生前の体の状態でなれる体も変わってくることは冥界人の項でもあったが、仮に体の一部を欠損してしまっていたとしても冥界人となれば少なからずその部分も闇の力で埋めることができるはずであった。しかし隻腕の巨骸は冥界人になった時から右腕は欠損し苔や胞子まみれの体であったと言われており、冥界でもかなりの異端者として肩身の狭い生活を送っていたようである。
 ある時を境にして居場所を求めるかのように神界へと渡っていき、そこで定住することとなった。そこは数多の命が渦巻く大樹が根付いていた地であった。生前自然を愛していたのか、はたまた渦巻く命の力に親近感を感じたのか、その樹を慈しむようにして暮らし続けているようである。

用語集 ~魔界まとめ編~

魔界     Coordinate axes :β‐D***‐**

 魔界は顕界で言われる地獄のような場所。だが、基本集まるものは死んだ“人ならざるもの”であり、死者がここに来ることは基本ないとされている。また、単に“死んだ”ではない。“人に何かしらの恨みなどをを持ったまま死んだ”ものである。それ故に“人に恨みを持ったまま死んだ人”もここに集まることがあるらしい。魔界に来た者は魔物に姿を変え、人への復讐の時が来ることを今か今かと待ち望んでいるとされている。
 もともと精霊界と魔界は“死んだ人ならざるもの”が集まる場としては同じような存在だった。人に迫害されてきたもの同士仲良くやってきた。しかしそこにまで人の手は入り込んできた。精霊界には天界が、今の魔界には冥界がそれぞれ干渉してきた。精霊界は自らの非を詫び良好な関係を築きたいと願う天界の下で繁栄の道を歩もうとしたのに対し、魔界は再び冥界に支配されるという形になった。
 そうした結果今の魔界は暴走。精霊界に負の気の呪いをかけ破滅寸前にまで追い込み、それを見て震え上がった冥界に不干渉条約を突きつけてまたたくまに四界のうちの二界を封じてしまう。
 自分たちの周りはみんな敵、それは神界でさえも・・・・・・。これが今の魔界の考えだ。

魔界十二使徒

現魔界王に直属に仕えている魔界種であり男性体と女性体それぞれ6人存在する。現在はそれぞれ

第一使徒   秀麗のレゾーナ
第二使途   叡智のグレモル
第三使徒   神速のアモン
第四使徒   紫風のゲルデシア
第五使徒   流麗のバレンシア
第六使徒   威風のゾルホス
第七使徒   猛進のゼクトール
第八使徒   鮮烈のトロスニア
第九使徒   流浪のサルバシオン
第十使徒   霹靂のヴァンフレア
第十一使徒 守勢のコーネフ
第十二使徒 朱腕のファラ

と呼ばれる者たちである。数字の順番にはあまり優劣がないとされているが第一使徒のみは他の者とは桁違いの実力を持っているとされている。因みに一、四、五、八、九、十二が女性体、二、三、六、七、十、十一が男性体であり第十二使徒朱腕のファラは太古の時代に封魔の一族と相打ちになり消失したとされている。

レゾーナ

 魔界十二使徒の1人で秀麗のレゾーナと呼ばれている。魔界十二使徒の筆頭として他の十二使徒とは比べ物にならないほどの力を持っているとされているが、その力の詳細については謎に包まれている部分が多いようだ。普段人前に姿を現すことは滅多にないと言われているが、ひとたび姿を現わせば秀麗と呼ばれるその美しさから魔界中から熱狂的な支持を受けている。
 出自等ははっきりしていないが、現魔界王によって十二使徒に抜擢されたあたり現魔界王とかなり密接な関係にあるものだとされている。魔界王に対して絶対的な忠誠心を持っているようだが、現在の魔界の状況を憂いているような節があるようであり、一番レゾーナと面識があると言われている十二使徒叡智のグレモルからは“憂いを帯びたような表情が増えた”と言われるようになっており、それによってさらに最近のレゾーナの人気は上がっている模様である。

グレモル

 魔界十二使徒の1人で叡智のグレモルと呼ばれている。第二使徒であり、男性体の使徒の中では一番上に位置する存在であるが、戦闘能力は著しく低いようである。その代わりに頭の回転が速く現魔界王の頭脳として就任以降長らく献策を続けてきた。男性体としては珍しい黒緑色の長い髪が特徴であり、また他の男性体十二使徒と比べて応対もよくレゾーナやバレンシアといった人気の使徒とも接触の場を作るなどしてくれることから評価も高い。
 表向きでは魔界王に貢献しているように見えるが彼は先代の魔界管理者の息子にあたる存在であり、第五使徒の流麗のバレンシアは実の妹にあたる。さらにヴィエラという姉がいたのだが精霊界に渡って以降連絡は取れていなかった。そのヴィエラが博愛のフェリアと名を変え、ネレイスという子を遺していたという情報を得たことで密かに魔界の改革案を企てることになった。現魔界王もグレモルがネレイスへの援助を警戒しているようではあるが現魔界にとって大きな存在である以上なかなか手を出せないようである。こうしている間にもグレモルは内側から魔界を崩し始めており、着々と魔界の改革の日は近付いているようである。

バレンシア



O2バレンシア



 魔界十二使徒の1人で流麗のバレンシアと呼ばれている。魔界十二使徒の中でも非常に武勇の面で優れており、流麗の名も彼女の流れるような美しい剣術から取られていると言われている。また武勇に秀でる一方非常に冷静な一面も持ち合わせておりあまり感情的な行動を取ることはない。そして普段は仮面で素顔を隠しているがその素顔は雪のような白い肌に澄んだエメラルドグリーンの瞳が大変美しく、魔界で最も美しいと言われている秀麗のレゾーナに次ぐ美しさを誇る存在として魔界の民からの熱い声援を受けている。
 しかし彼女はもともと先代の魔界管理者の娘のような存在であり、先代の管理者が現魔界王にその地位を追われた際に無理矢理魔界十二使徒の1人として組み込まれることとなってしまった。そのため表向きは現魔界王に忠誠を誓っているもののその本心は人と精霊の共存を切に願っている。そして彼女には同じく魔界十二使徒に組み込まれた兄の第二使徒叡智のグレモルともう1人、精霊界と魔界の仲が良かった時代に精霊界に渡っていったヴィエラという姉がいるのだが、精霊界が負の気の呪いに包まれてしまったことでヴィエラとの音沙汰はぷっつりと途絶えてしまうことになる。しかしそのヴィオラはフェリアと名前を変え、そしてネレイスという精霊界の救世主を産んだという事実を入手したことにより彼女はネレイスへの協力を始めることとなる。姉や自分たちが望んだ人と精霊が再び共存できる世界、それを夢見て……。

ファラ 



O2ファラ



 魔界十二使徒の1人で朱腕のファラと呼ばれている。魔界十二使徒の項でも書かれている通り太古の時代に封魔の一族を襲撃した際に相打ちの状態になり消失したとされていた。しかし実際はファラと相打ちになったのは封魔の一族の見習いであり消滅させるまで至らず、その封魔の一族を祀って建てられた霊廟に封印状態となっていただけであった。その後わけあってここを訪れた将軍の手によりその封印は破られた。封印が解けたことで将軍に襲い掛かったものの長らく封印されていた影響か本調子ではなかったためにコテンパンにされてしまう。しぶしぶ将軍に力を貸すことになったのだが将軍の傍が非常に居心地が良かったのかそのまま居つくこととなった。というのも魔界十二使徒という立場ではあるものの既に消滅したとされているために今更魔界に戻ったところで居場所はないと思っていた。さらには精霊界女王ネレイスの人柄も気に入っているらしく、精霊界再生にあたっては魔界にスパイのような役割で入り込み精霊界側に魔界の動向を流す活躍をしていた。今後も将軍やネレイスのために魔界の情報を持ち込んでくれる存在として期待されている。

用語集 ~顕界まとめ編~

顕界

 顕界は一般の者々が住む世界。所謂“この世”である。この顕界には無数の世界が存在しており、その地その地ごとに状況は様々である。天、精霊、冥、魔の四界と神界はこの無数の世界で起こる混乱を鎮めて世界を安定させることを目的としている。

原初の顕界 ~プルミエール~     Coordinate axes :P***‐**

 “創造主”が“自らの創りだした存在を自由に住まわせる場”として創りだした顕界。その一番最初に創りだされた顕界がこの原初の顕界 ~プルミエール~である。“創造主が初めて創りだした顕界”ということもありかなりいびつな構造にできてしまっており、激しい地形の変化や厳しい自然条件からプルミエールに住まわせた“創造主”の創った存在は過酷な生存競争を繰り広げることとなったという。そしてそんな中生き残れた存在を“創造主”は後に神界へと招き入れていったものと思われる。
 そんな中“創造主”が創りだした“人間”という存在はこぞって数少ない住みやすい平坦な地を求めて争いを起こすようになった。これによりプルミエールの自然は破壊されていきそれに伴い“創造主”の負担も増していくこととなった。人間の争いはさらに大きくなりプルミエールは荒廃を続け、ついにはプルミエールの豊かな自然を司っていた1本の大樹を失うこととなってしまった。今現在その大樹があった跡だと言われている場所は巨大なクレーターのようになってしまっている。
 大樹を失いさらに環境が悪化したことによりプルミエールでの生存競争はさらに熾烈となった。現在も人間は住んでいるようだがその数は激減しており、厳しい自然の中ひっそりと暮らしている。今プルミエールで生きている命はこの過酷な自然に適応して進化を遂げたものたちだけである。

コワレタセカイ

 無数に存在する顕界は各世界ごとに多様な姿を見せているが、しかしその中には様々な原因で命の失われた世界が存在する。そういった世界でも様々な調査、管理をし、場合によって“創造主”は命が消え役目を終えた顕界を消し去り新たな顕界の礎にすることを行ってきていた。しかし“創造主”が眠りについてしまったことで事態は変化した。これまではそれはど起きなかった“命が消えた世界”が増えだしてきており、これまでにはなかった異常事態の世界までできてしまったのである。“世界としての形”を保てなくなってしまった世界である。“創造主”が創りだした世界には世界をその場に存在させるための“空間”と世界の均衡を保つ“理”この2つの絶対的な力を宿したものが世界の根幹にあるとされているのだが、その根幹が世界が引き起こした過度の負担などによりダメージを受け崩壊してしまったがためにその世界では調査すらもできないという。崩壊したその“世界だったモノ”は神界でももはやどうすることもできず、かつてその世界があったとされるところは全て記録から消去され闇の彼方へと葬られてしまった。この世界の存在、実情を知る者はもうどこにもいないとされている。

(以下反転文字)

 しかし最近になって座標軸すら消し去られたその世界の1つに将軍が立ち入ったとされている。世界をあてもなくさすらっていた将軍であればたまたま見つけることはできるのだろうが、世界としての形をとどめていない世界にどのようにして入ったのか、何故入れたのかは分かっていない。そして将軍はその世界で偶然見つけた“世界の破片”の一部を持ち帰ってきており、SkyBlue周辺の者々が独自に色々と調べまわりだしたようである。この世界がもともとどういうとこだったのか、何があってこうなってしまったのか、それらが明らかになる日がやってくるかもしれない。

 SkyBlueの活躍によりコワレタセカイにあたる世界は合計4つ、ほぼ同時期にできたものであることが判明した。智神ランディは4つという数が天、精、冥、魔の四界に何か関係するのではないかと推察し現在追加調査を行っているようだ。

自作小説:ミント王女の失踪日記 Part8

シュヴァレスク王国 王城内中庭 PM5:15

「ああ……結局姫様は見つからなかった……」

親衛隊の面々は疲れ切った様子であった。それもそのはず、親衛隊はあの後馬を全速力で飛ばして王都に戻り、それから3時間近く王都でいるはずもないミントを捜し続けていたのだ。親衛隊副隊長であるラファエルは、捜索失敗の報告をミントの父である国王に報告しにいくところであった。

「ん……?」

ラファエルの視線の端に人影が写った。その人影は紛れもなく王城内で普段着ているドレスに身を包んだミントのものであった。

「ひ……姫様!!」

ミントの姿を見たラファエルは一目散にやってきた。

「どうかしましたか、ラファエル?」

「いつもいつも突然いなくなられて……姫様の身に何かあったらと思うと心配で心配で……」

「心配はいりませんよ。私はレイシャント白羽騎士団元副団長スノウ・リヴィアータの娘なんですから。自分の身は自分で守れるくらいの力はありますよ」

ミントの母親はこの国の北隣レイシャント公国の正規軍、純白のペガサスにまたがり雪の多い国内で様々な活動を行う白羽騎士団の副団長を務めていたのだ。ミントがここまで武術の才があるのもひとえに母親の影響もあるだろう。

「しかし……」

それでも心配なものは心配だと言いかけたラファエルは、ミントの右頬に傷ができていることに気付いた。

「姫様!その右頬の傷は一体……!?」

「えっ!?……あ……あの、これは……!!」

さすがに今度こそはバレたと思いミントは急に慌てだした。

「姫様!申し訳ありません!!姫様の大切なお顔に傷をつけさせてしまって……!!」

「こ……これは自分がやったことです……ラファエルのせいではありませんよ……」

ラファエルのその言葉でミントは完全にバレたと思い、観念してすべてを話そうとした。だが、

「さ、すぐに治療を……!!」

「……え……あ、はい……」

ラファエルに手を引かれて半ば強制的に城内へと連れて行かれた。実はまだバレていなかったのかもしれない。



「……姫様、いつの間にあのようなご友人をお作りになられていたのですか?」

「え……?」

「今日レゾレール湖であなたのご友人だという方に助けられたのですが……あの方は一体……?かなりの強者のようですが……」

ラファエルはミントを彼女の部屋に連れて行き、傷に薬を塗り絆創膏をはりながらそう言った。

「あの方ですか……?最近偶然に会った方で……何だか“この大陸を守るために戦う者”とか言ってました……」

「しっかし……何だかお顔が姫様にとても似ていたような……」

「そ……そうですね……確かによく似ていますね……」

「……お名前は何と言うのでしょうか……?」

「“この大陸を守るために戦う者”……としか……」

ラファエルに深く聞かれて相当焦っていたのか誤魔化し方も大分雑になってしまっていた。

「…………」

ラファエルが沈黙を続けている。空気的にも限界を感じたミントが口を開こうとしたとき、

「……そうですか、ちゃんとお礼を言いたかったのですが」

と、ラファエルが口を開いた。その顔には若干の笑みが見える。

「私が伝えておきますよ。……そのうちまた会うでしょうから」

「そうですか、ではその方にお会いしたら“今日助けて頂いたこと大変感謝致します。今度は‘王女親衛隊副隊長’の名にかけて必ずや貴女のピンチをお救いします”……と伝えて下さい」

「!……分かりました」

ラファエルは“王女親衛隊副隊長”という言葉を強調して言った。ラファエルの真意はすぐにミントに伝わったようだ。

「では姫様、私はこれで失礼します……」

そう言ってラファエルはミントの部屋を後にした。それを見送るミントの顔はどことなく嬉しそうなものだった。



数日後 シュヴァレスク王城内 ミントの部屋

「……さて、今日は南で……」

ミントはいつものように出発の準備をして、今まさに部屋から抜け出そうとしていた。

「……姫様、お出かけですか?」

「!!!!」

その時、後ろから声をかけられた。振り向くとそこにはラファエルが立っていた。

「ラファエル……」

「姫様、お気をつけて行ってきて下さい」

「!!……行かせてくれるのですか?」

「はい、その代わりにあの方への伝言、忘れないで下さいね?」

「分かりました、では……行ってきます!」

「暗くなる前にはお戻り下さいね」

「はい、必ず!」

ミントはそう言うとラファエルに見送られながらベランダから外に飛び降りていった。

「さて……今日も大変な一日になりそうだ……」

ラファエルはそう言いながらミントの部屋を後にした。その後王女親衛隊に王女捜索指令が出されたのはこの約一時間後であったという。今日もこの城に一騒動が巻き起こった……

続く



はい、ようやく終了です。……最後は分けずに一気に行きました。さて、どうだったでしょうか。気になる点や分からない点とかありましたら適当にコメントでもして下さい。わかる範囲でお答えします。(作者のくせに分かる範囲って……)

それでは今回はこれくらいで、では……





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不定期開催ミニコーナー ~SS(ショートショート編)~ ある日の風景 その1

(この記事は2012-10-15更新の自作小説:ミント王女の失踪日記 Part7中で公開されたものを分類上分かりやすくするために直したものです)

不定期開催ミニコーナー ~SS(ショートショート編)~
ある日の風景 その1

Ra:ラヴィス Lu:ルミナス Ne:ネレイス

SkyBlue拠点 玉座の間

Ra ああ……今日も平和だ……(玉座に座りコーヒーを飲んでいる)

Lu ……ラヴィス様……

Ra どうしたんだルミナス、その顔は……

Lu どうしても違和感があるんですよね……“傭兵服の男”が“玉座に座っている”のですよ?

Ra …………“玉座”で“コーヒーを飲む”方じゃなくてか?

Lu 確かにそこも“玉座”で“紅茶”の方が合っている気がしますね……

Ra まあ我はこう見えて天界女王たるお前の夫だろ?なら一応“王族”でいいだろ……?

Lu まぁそうなんですけどね……(格好を見ている)

Ra ……どーせ我には王族衣装なんて似合いませんよーだ!

Lu まあまあ……ラヴィス様は別にそれでいいんですよ。だって……(ぎゅっ)

Ra !?

Lu 私だって傭兵服姿のラヴィス様が好きなのですから……

Ra ……全く……(表情が緩む)

Lu ふふふ……

Ra だがな、ルミナス

Lu はい?

Ra さっきのお前の言葉は“我に王族服が似合わない”ことに対するフォローになってないからな

Lu あ……

Ra ……どーせ我には王族衣装なんて似合いませんよーだ!

Lu ああ……ラヴィス様……!!

(玉座の間中央の魔法陣が光りだす)

Ne ……っと、ただいま~♪

Ra ああ、ネレイスか……じゃ、早速次の仕事だ

Ne えっ!?その言葉今日でもう3回目だよ!?

Ra 今ルミナスにくっつかれてて忙しいんだ、行ってきてくれ

Ne それ忙しいって言わないよ!!

Ra それにまだコーヒー飲みかけだし

Ne 飲んでから行けばいいじゃん!!

Ra それにこの後昼寝をする予定だしな

Ne コーヒー飲んだら昼寝できないでしょ!?

Ra とにかくネレイス、行ってきてくれ

Ne うぅ……分かったよぉ……(グスン)

(ネレイスが魔法陣の上に乗り出かけていった

Ra ……今日も平和だ……(ズズッ)

Lu 平和ですね……

 

   
Ra あ、ネレイス、もう1個仕事が増えた。そっちが片付いたら行ってくれ

Ne えぇっ!?うぅ……そんなぁ……(グスン)

END

自作小説:ミント王女の失踪日記 Part7

「っっ!!……あの、大丈夫ですか?」

「!その傷は……!」

ミントは狙われたラファエルを助けることができた。しかし巨大生物の触手はミントの頬をかすり、一筋の傷ができてしまっていた。

「ただのかすり傷です。大したことはありませんよ」

「でも……顔は女性の命では……」

「すぐに治りますから大丈夫ですよ」

ミントはそう言うと巨大生物に向き合い直した。

「このままでは時間がかかってしまいます。ですので一気に決めさせてもらいますよ……危ないので少し離れていてください」

「は、はっ。皆の者、少し下がれ!」

ミントの言うとおりに親衛隊員は巨大生物から距離をとった。

「…………」

一方のミントはボウガンを構えて集中している。

「……はぁっ!!」

そして巨大生物の動きを見て2本の矢を放った。狙いは巨大生物の両目。ミントの放った矢はこれも寸分の狂いもなく巨大生物の両目を射抜いた。流石の巨大生物も目を射抜かれたことで奇声を上げながら首を縦に伸ばした。

「この一撃で斬り倒します!」

ミントはボウガンを外し、両手で剣を持った。

「シャイニング・ブレイカー!!」

ミントの剣は光に包まれ大きな光の剣になっていた。その剣による一撃と光の衝撃波により巨大生物はあっさりと両断され、湖の底へと沈んでいった。

「……あの、お怪我はありませんか?」

「だ……大丈夫だ。それより今のは……」

親衛隊29人が相対して歯が立たなかった相手を、目の前の女性が一人で、しかも一薙ぎで片付けてしまったことが相当の衝撃だったようだ。

「所謂“必殺技”ですよ」

「そ……そうか……」

この時ふと自分にも必殺技が欲しいと思ったラファエルだった。

「さて、片付いたことですし……私はそろそろ行きますね」

「あ!待ってください!貴女は姫様のご友人なのですよね?姫様がいそうなところはご存じありませんか?」

「そ……そうですね……」

目の前にいるんですけどね……という言葉を飲み込み言ったのは

「お昼に王都でお会いしました。恐らく王都より外へは行ってないかと……」

8割がた嘘の言葉であった。

「やはり王都にいらっしゃったか……ありがとう、貴女の協力に感謝する」

「ミント様が見つかるといいですね……」

「はい、それでは……!」

馬上で揃って敬礼をした親衛隊員をミントは手を振り見送った。結局親衛隊員は誰一人として彼女が捜し求めていたミント王女だとは気付かなかったようだ。

「……私だと気付かれなくて助かったのか残念だったのか分かりませんね……」

ミントはそう言うと指にはめた指輪を掲げた。すると近くの茂みからエンリュケがやってきた。

「今日の仕事はこれでおしまいです。しばらく散歩をしてから見つからないようにして帰りましょう」

「はい、ご主人様」

ミントを乗せたエンリュケは王都の方角へと飛んで行った。



Part7は以上です。予定通り後2回で終わりそうです……でももしかしたら一つにまとめたほうがいいかもなぁなんて思っていたりもしますから分かりませんけどね……
では、自作小説のコーナーは以上!



オマケ 

不定期開催ミニコーナー ~SS(ショートショート編)~
ある日の風景 その1

Ra:ラヴィス Lu:ルミナス Ne:ネレイス

SkyBlue拠点 玉座の間

Ra ああ……今日も平和だ……(玉座に座りコーヒーを飲んでいる)

Lu ……ラヴィス様……

Ra どうしたんだルミナス、その顔は……

Lu どうしても違和感があるんですよね……“傭兵服の男”が“玉座に座っている”のですよ?

Ra …………“玉座”で“コーヒーを飲む”方じゃなくてか?

Lu 確かにそこも“玉座”で“紅茶”の方が合っている気がしますね……

Ra まあ我はこう見えて天界女王たるお前の夫だろ?なら一応“王族”でいいだろ……?

Lu まぁそうなんですけどね……(格好を見ている)

Ra ……どーせ我には王族衣装なんて似合いませんよーだ!

Lu まあまあ……ラヴィス様は別にそれでいいんですよ。だって……(ぎゅっ)

Ra !?

Lu 私だって傭兵服姿のラヴィス様が好きなのですから……

Ra ……全く……(表情が緩む)

Lu ふふふ……

Ra だがな、ルミナス

Lu はい?

Ra さっきのお前の言葉は“我に王族服が似合わない”ことに対するフォローになってないからな

Lu あ……

Ra ……どーせ我には王族衣装なんて似合いませんよーだ!

Lu ああ……ラヴィス様……!!

(玉座の間中央の魔法陣が光りだす)

Ne ……っと、ただいま~♪

Ra ああ、ネレイスか……じゃ、早速次の仕事だ

Ne えっ!?その言葉今日でもう3回目だよ!?

Ra 今ルミナスにくっつかれてて忙しいんだ、行ってきてくれ

Ne それ忙しいって言わないよ!!

Ra それにまだコーヒー飲みかけだし

Ne 飲んでから行けばいいじゃん!!

Ra それにこの後昼寝をする予定だしな

Ne コーヒー飲んだら昼寝できないでしょ!?

Ra とにかくネレイス、行ってきてくれ

Ne うぅ……分かったよぉ……(グスン)

(ネレイスが魔法陣の上に乗り出かけていった

Ra ……今日も平和だ……(ズズッ)

Lu 平和ですね……

 

   

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自作小説:ミント王女の失踪日記 Part6

レゾレール湖上空 同時刻 (PM1:15)


「着きましたよ」

「あれが水竜の変異体・・・・・・」

ミントがレゾレール湖に着いた時には既に謎の巨大生物が出現した後であった。

「!・・・・・・人が襲われてます!」

「どんな方ですか?」

「あれは・・・・・・!私の親衛隊!」

「!・・・・・・こんなところにまで捜しに来ていたのですね・・・・・・しかしいいのですか?親衛隊の方にこの姿を見られるのは何かとマズイのでは・・・・・・」

「そんなこと言ってられませんよ・・・・・・王国の民を救うのが私の仕事・・・・・・それに襲われているのが私の親衛隊ならなおさらです・・・・・・!」

「分かりました・・・・・・片付いたらまたお呼び下さい・・・・・・では行きますよ・・・・・・!」

ミントは巨大生物の背後から接近していき、そして巨大生物を通り過ぎる瞬間に飛び降りた。狙いはラファエルを狙う触手。上空からの勢いを利用すれば簡単に斬ることができるはずだ。

スパッ!!

ミントが振り下ろした剣は寸分の狂いも無く触手を斬り落とした。着地も上手く決まったようで、これなら次回開かれる大陸内のスポーツの祭典で金メダルも狙えるだろう。

「あ・・・・・・あなたは・・・・・・!」

助けられたラファエルがそう聞いてきた。

「私は・・・・・・」

格好でもはやバレバレなのだが、極力普段とは違う声を出すようにしてバレないように心がけた。

「あれ・・・・・・もしかして姫様・・・・・・」

「!!!」

どうやら一瞬でバレたようだ。慌てたミントはどうにかして誤魔化そうと考えていたが、

「・・・・・・のお友達の方ですか・・・・・・?」

「え・・・・・・あ、はい。ミント様のご友人です・・・・・・」

と言うラファエルの声に助けられた。ラファエルの様子を見ているが、この顔は本当に気付いてないようだ。しかしこんな見るからに分かりやすい服を着て豪華な装飾品をつけているのに気付かないラファエルもラファエルだ。こんなことで王女親衛隊副隊長が務まるのだろうか・・・・・・

「皆さん、ここは私が何とかします。お任せ下さい・・・・・・」

するとミントはボウガンを構えた。一方の巨大生物はもう片方の触手でミントを狙ってきた。

「遅いです!!」

ミントは素早く2本の矢を放った。その2本の矢はこれも寸分の狂いも無く触手を撃ち抜いた。ミントは当たったことを確認もせずに一気に接近、今度は剣で素早く2回斬りつけた。

「あの格好でこんな素早い動きができるなんて・・・・・・」

目の前で華麗に戦っている女性が捜し求めている姫様だとは微塵にも思っていないラファエル。それは他の親衛隊員も同じようだ。その間にもミントは的確に攻撃を当てている。

「しかし・・・・・・姫様はいつの間にこのようなご友人を・・・・・・いつもこの方のところに来ているのだろうか・・・・・・」

そんなラファエルのところに、巨大生物が先ほどミントが斬り落とした触手の残りの部分で薙ぎ払ってきた。残っている部分もそれなりに鋭い。かすっただけでも怪我をするだろう。

「!!いけない・・・・・・!!」

ミントはそれにいち早く気付き、攻撃を中断してラファエルを庇いにいった。




今回はこの辺で・・・・・・多分後3回で終わると思います。次回もお楽しみに~

自作小説:ミント王女の失踪日記 Part5

シュヴァレスク王国 王国領北部国境付近 レゾレール湖畔 PM1:15

「皆の者、そろそろ出発するぞ!」

「姫様を見つけるぞー!!」

親衛隊の面々は昼食をとったことで大きく士気が大きく回復していた。これであと4時間は姫様捜しを続けられるだろう。

「午後は王都を捜そう。……実は意外と遠出をしていなかった可能性もあるからな」

そう言って湖に背中を向けようとした瞬間、湖面の一部が不自然なまでに盛り上がっているのが見えた。

「何だ……!?」

湖面はさらに盛り上がり続け、やがてその中心からは巨大な生物の首が姿を現した。見た目は首長竜そのものだが、唯一奇妙な点として頭には非常に長く先の鋭い触手のようなものが付いていた。見えている範囲で体長約10m、首の径は約1m、触手の長さは約7.5mとかなりの大きさであった。もちろん首から上だけでこのサイズである。水面下にあるであろうその体はさらに大きいであろうということは容易に想像できる。

「この湖にこんな生物がいるだなんて聞いてないぞ……!!」

未確認の巨大生物と睨み合ったラファエルが出した指示はもちろん……

「退け~~~っ!!退くんだ~~~っ!!」

全力で撤退であった。しかし親衛隊が動く前に巨大生物は触角で薙ぎ払ってきていた。乗っている馬の足を払われたことでみんなして馬から転げ落ちた。

「く……しかし私はシュヴァレスク王国の王女親衛隊副隊長ラファエル・ウェイン!姫様を捜すという使命を果たすまでは死ねないのだ!」

ラファエルがすぐに起き上がり巨大生物の方を向いた時にはすでに触手を突き刺そうとしていた。人の体なんか簡単に貫けそうなその触手は妖しく光っているように見えた。

「ああ……姫様……どうやら私はここで死ぬようですが……お元気で……」

3秒前までの威勢はどこへ行ってしまったのか、ラファエルはすっかり諦めた様子だった。そして触手はラファエルの体を……

スパッ!!

……貫く前に綺麗に斬り落とされていた。触手の先はラファエルの5cm先の地面に落ちて刺さり、残った部分は狙いが外れてラファエルの3cm左の空間を通って行った。

「な……何だ!?」

何が起こったのか分からずキョロキョロするラファエル。その目の前にいたのは淡い緑のドレスに綺麗なブレスレット、指には七色に光る指輪をはめ頭には白銀のティアラをつけた女性がだった。その右手には澄んだ水色の剣が、左手には煌びやかな装飾が施されたボウガンのようなものを持っていた。

「……大丈夫ですか?」

その女性はラファエル、そして親衛隊の面々にとってどこかで聞き覚えのある声でそう言った。

「あ……あなたは……!」




ちょっといいところですが今回はこれくらいで。ついに御転婆なミント王女が親衛隊の前に姿を現してしまいました。今後の展開もお楽しみにしていてください、それでは……

不定期開催ミニコーナー ~長閑な座談会編~ 珠蕾賢者レイン(前編)

(この記事は2012-10-09更新の自作小説:ミント王女の失踪日記 Part4中で公開されたものを分類上分かりやすくするために直したものです)

Ra…ラヴィス Lu…ルミナス Ne…ネレイス 

Lu 何をなさっているのですか、ラヴィス様?

Ra ん?……いや、な。新企画の準備ってところか?

Ne 新企画……?なんでまた……

Ra 不定期ミニコーナー的なヤツをやろうと思ってな。ある日のここの様子とか、ゲストを呼んでおしゃべりとかして、そのことを見ていただこうと……

2人 ……はあ

Ra 記念すべき第1回目だからな、今日の予定はどうするか……

Lu 今考えないで下さいよ……

Ra Sky Blueの主要メンバーであり、この場にいることが最も多いであろう我らの自己紹介とでもいこうか

Lu 奇抜なことが大好きなラヴィス様にしては珍しく普通に来ましたね……

Ra まあな、では早速……我は神界認可傭兵隊SkyBlueの代表、ラヴィスと言う。この場で様々なことをしていく予定だ、よろしく頼む

Lu ……え……終わりですか?

Ra 長々と自己紹介する必要なかろう?

Lu …………

Ra 次はお前だ、ルミナス。

Lu はいはい……私はルミナスと申します。一応天界というところの女王も務めさせていただいています。夫のラヴィス様とともに仲良くやっていこうと思いますのでよろしくお願いしますね

Ra 最後はネレイス!

Ne は~い。あたしはネレイス。精霊界の女王をやってるよ♪2人と一緒に楽しくやっていきたいかな……よろしくお願いね♪

Ra 他にもまだまだSkyBlueメンバーとかいるんだが、そいつらにはまたその時簡単に自己紹介してもらうとしよう。と、いうことで今回は以上!

Lu え……終わりですか……?

Ra ああ、他には特に何も言うことないからな

2人 …………

Ra それでは……

続く

2人 …………

Ra ……はい、お疲れさん

Lu ……さすがはラヴィス様。適当でしたね

Ra まあな……さて、ここで今回のゲストを紹介しよう!

Ne え……もう終わったんじゃないの!?

Ra 何を言うか、まだまだ終わっちゃいないって

Ne でも‘今回は以上’って……

Ra 自己紹介に関しては……な。記念すべき第1回をあれだけで終わりにすることはないだろうよ……

Ne う……う~ん……

Ra それに最後にちゃんと“続く”とあっただろ?

Lu そういう意味だったのですか……

Ra ああ、そうだよ。……さあ、じゃあ続けるぞ。記念すべき第1回のゲストはこの方だ!!   (Re…レイン)

Re こ……こんにちは……

Ra Sky Blue最年少にして随一の法撃士、レインだ

Re は……はじめまして……レインって言います。よろしくお願いします……

Ne 緊張しなくていいんだよ、別に大したことしないんだからさ

Re うん……

Ra 早速だが……

Ne あれ……ちょっと待って

Ra どうした、ネレイス?

Ne レインのスペルは確か‘Rain’だよね……?Raだとラヴィスと一緒だけど、普通に考えるとそういうとき‘Ri’にならないの……?

Ra ああ、我らの中に他にRe使うやついないと思ったからな、音的にこれでいいだろうと

Re ???

Ra お前がこんな細かいことを気にするとは珍しい

Ne ん~、まあそう言われちゃうと……

Ra ということで、今回はレインにいろいろ話を聞いてみよう

Re は……はい

Ra そういえばシュヴァレスク城玉座の間(ここ)に来るのは初めてだったな。どうだ?

Re ん~……普段天界宮殿に住ませてもらっているからあんまり感動がないけど……ラヴィスさんたちっていつもここを拠点にしているんだよね……?

Ra そうだな、……まあ間借りしているだけなんだがな

Re 質素な内装だけど造りは立派だし……お掃除も行き届いているし……玉座の間ってもうちょっと神聖で立ち入りにくい場だって思っていたけど、ここなら遠慮なく入れそう

Ra ……胸を張っていいのか……?

Lu そうですね、要するに雰囲気が玉座の間っぽくないってことでしょうから……

Ne というか実際国王さんと本当の玉座の間は別にあるわけだからね……

Ra まあ……そうなのだが……

Re ???

Ra 気に入ってくれたようでなにより

Lu ……一応言っておこうと思うのですが……レインは私とラヴィス様の養子なのですよね?

Re あ、はい。ルミ様に拾っていただいたから天界宮殿に住ませてもらえています

Ra しかし……よくルミナスについていったな……こいつは……

Lu ラヴィス様、何でしょうか?(眩しいほどの笑顔)

Ra ……こんな顔してものすごい悪魔だ。気をつけないと……

Lu 天!罰!!(ラヴィスの上から光の槍が降る)

Ra ごふっ……!!(気絶)

Ne こうなるかもよ?……だって

Lu 大丈夫ですよ。あなたにはこんなことしませんから(眩しいほどの笑顔)

Re (震えている)

Lu でもラヴィス様がこれでは続けられませんね……では今回はこれまでにしましょう♪

次回に続く

自作小説:ミント王女の失踪日記 Part4

シュヴァレスク王国領上空 PM1:00

「ご主人様、行き先はどちらですか?」

「レゾレール湖へ・・・・・・多分ここに出ると思いますので・・・・・・」

「分かりました。お任せ下さい!」

ペガサスに乗り優雅に空を移動する女性。彼女の名前はミント・アーシア。ここシュヴァレスク王国の将来を担う王女様であり、親衛隊が捜している姫様である。彼女は毎日のように王城を抜け出しては王国内各地に出没するなんとも謎の多い、親衛隊にとってははた迷惑な王女様である。既に朝出発前に選んだドレスへと着替えてあった。

「しかしご主人様は王女様なんですよね・・・・・・?毎日のようにこんなことしてていいのですか・・・・・・?」

「王城にいたところですることがなく暇で仕方ありません・・・・・・」

「いつもいつも親衛隊の方が大慌てで捜しておられるようですが・・・・・・」

「いつもいつも決まった時間には帰っているのでいいんですよ」

「ご主人様・・・・・・」

「エンリュケ、そもそも国は民あってこそのもの・・・・・・その民を守るのが王の仕事。城の中で政をするだけが王ではないんですよ」

「だからと言ってこの仕事は危険ですよ・・・・・・」

「言いたいことは分かっています・・・・・・私が大事な存在なのは分かりますよ、でも安全な場所でのうのうと政をしてこういう危険な仕事を人任せにするだなんて私は嫌なんです。・・・・・・私もお母様の血を引いているんです。お母様から戦い方はバッチリ習いました。街の訓練場で10人抜きをしました。これまでも幾多の魔物を蹴散らしてきました・・・・・・」

「・・・・・・そうでしたね。それを私は傍らでずっと見てきましたからね」

「これが私が選んだ王女としての道ですから・・・・・・」

ミントを乗せたエンリュケは親衛隊のいるレゾレール湖の方へと飛んでいった。




どうも、今回は短くしかも会話中心でしたがこの辺で・・・・・・



ミニコーナー ある日のSkyBlue

Ra…ラヴィス Lu…ルミナス Ne…ネレイス 

Lu 何をなさっているのですか、ラヴィス様?

Ra ん?……いや、な。新企画の準備ってところか?

Ne 新企画……?なんでまた……

Ra 不定期ミニコーナー的なヤツをやろうと思ってな。ある日のここの様子とか、ゲストを呼んでおしゃべりとかして、そのことを見ていただこうと……

2人 ……はあ

Ra 記念すべき第1回目だからな、今日の予定はどうするか……

Lu 今考えないで下さいよ……

Ra Sky Blueの主要メンバーであり、この場にいることが最も多いであろう我らの自己紹介とでもいこうか

Lu 奇抜なことが大好きなラヴィス様にしては珍しく普通に来ましたね……

Ra まあな、では早速……我は神界認可傭兵隊SkyBlueの代表、ラヴィスと言う。この場で様々なことをしていく予定だ、よろしく頼む

Lu ……え……終わりですか?

Ra 長々と自己紹介する必要なかろう?

Lu …………

Ra 次はお前だ、ルミナス。

Lu はいはい……私はルミナスと申します。一応天界というところの女王も務めさせていただいています。夫のラヴィス様とともに仲良くやっていこうと思いますのでよろしくお願いしますね

Ra 最後はネレイス!

Ne は~い。あたしはネレイス。精霊界の女王をやってるよ♪2人と一緒に楽しくやっていきたいかな……よろしくお願いね♪

Ra 他にもまだまだSkyBlueメンバーとかいるんだが、そいつらにはまたその時簡単に自己紹介してもらうとしよう。と、いうことで今回は以上!

Lu え……終わりですか……?

Ra ああ、他には特に何も言うことないからな

2人 …………

Ra それでは……

続く

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自作小説:ミント王女の失踪日記 Part3

シュヴァレスク王国 王国領北部国境付近 レゾレール湖畔 PM0:30

「なんで隊長はいつもいつもお留守番なのだろうか・・・・・・」

王女親衛隊の29人の隊員は馬に乗って王国領北部のレゾレール湖の畔にまで来ていた。というのも、自分たちがまんまと王女様の罠にひっかかって南側に集められてしまったため、その反対の北側に逃げただろうという推測を立てたためである。(実際に王女様は東に行ったのでこれも見当違い)

「ラファエル様・・・・・・どうやらここには来てないようです・・・・・・」

「北に逃げたとして・・・・・・姫様が気に入りそうな場所はここだと思ったのだが・・・・・・」

ラファエルは王国領の地図を広げた。シュヴァレスク王国はグランヴェル大陸にある5つの国の中で2番目に広い国土を持っている。この広大な王国領内を捜し続けて早3時間26分43秒・・・・・・あ、44秒、45秒。

「もう昼飯時だな・・・・・・姫様はお腹を空かせていないだろうか・・・・・・」

ラファエルは時計を見てそう漏らすと、

「!ラファエル様、それです!」

近くにいた親衛隊員がそう声をあげた。

「もうお昼の時間ですから、姫様もお腹を空かせているはずです。・・・・・・そんな姫様が行きそうな所といえば・・・・・・」

「そうか、あそこしかない!・・・・・・よし、こうしてはいられない、すぐに出発を・・・・・・」

しようと言いかけたところでラファエルのお腹がぐぅと鳴った。

「・・・・・・ラファエル様、今お腹が鳴りましたよね・・・・・・?」

「そんなこと!さぁ、姫様を・・・・・・」

ラファエルの声に被さる形でまたお腹が鳴った。

「やっぱり・・・・・・ラファエル様、無理はよくありません。我々もここで昼食にしましょう」

「・・・・・・そうだな、皆の者、昼食の時間だ!」

ラファエルがそう言うと親衛隊の面々は皆馬から降り、美しい湖の景色を眺めながら持ってきた握り飯を手にし、ひとまずのんびりと昼休憩を取ることにしたのであった。




シュヴァレスク王国 王都レゾンシュヴァルト東部 一般民家 同時刻

「ご馳走様でした。・・・・・・本当にすみません、急におしかけて・・・・・・」

「いえいえ、ミント様のためです。気になさらないでください」

その頃王女様は王都の一般市民の家で昼食をご馳走になっていた。普通の場合は即城に通報され送り返されそうだが、彼女の場合は違うようだ。

「今のところ王都で混乱はないようですね・・・・・・」

「いいえ、親衛隊さんが今頃慌ててあなたのことを捜し回っていらっしゃるでしょうよ」

「・・・・・・いつものことですよね」

「ミント様も“正等な理由”で城を抜け出しておられるのですから正直に言えばよろしいのでは・・・・・・」

「“姫様がすることではない”と一蹴されるだけです」

「でもご両親は賛成なさってくれたのでしょう?」

「・・・・・・・・・・・・・」

「あ・・・・・・すみません。・・・・・・そろそろ行かなくてよろしいのですか?」

「そう・・・・・・ですね。いつもいつもお昼ごはんをご馳走していただきありがとうございます」

「気をつけて行ってきて下さいね、ミント様」

「エンリュケ、行きますよ!」

この国の王女ミントは、一般市民と思われる若奥様となにやら気になる話をした後、北の方角へと飛び去っていった。



はい、Part3でした。これでようやく1/4から1/3くらいです・・・・・・本当にPart10とか行きそうですね・・・・・・
今回はこれで以上です。それではまた・・・・・・





SkyBlue メンバー紹介 

ラヴィス:……さて、そろそろだったよな?
ルミナス:はい、そろそろですよ
女の声:たっだいま~♪
ラヴィス:ああネレイス、おかえり
ルミナス:じゃあ始めますか?
ラヴィス:ああ
ネレイス:ん?何を?


さて、今回は当ブログ内でよく出てくる自作小説内の集団SkyBlueについて、代表的なメンバーについて簡単に紹介をしていきたいと思います。こういった紹介はこれからも人などだけではなく場所や用語なんかについても紹介していきたいと思います。






O2ラヴィス



ラヴィス

年齢 28(人間時のもの)
身長 170cm  体重 60kg
主要武器 大剣 両剣
好きなもの 奇妙なもの コーヒー 魚介類 肉 茶類(ミルクティーを除く) ルミナス 地図
苦手なもの トマト ナス ミルクティー
趣味 拠点の特等席に座りコーヒーを嗜むこと 新しい武器を作ること 散歩

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueの代表であり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人で闘神と呼ばれている。そのため戦いの腕はかなりのものであり体力もかなりあるのだが、小柄な体であるために攻撃力はさほど高くはない。そのため敵の弱点や側面、背面を正確に狙うことで足りない攻撃力を補っている。
 性格は基本的には穏やか。しかし相手と気分よって大きく変わるようで、本当の彼の性格はイマイチ分からない。
 世界の安定というSkyBlueの目的上長い時を生き続けなければならない。そのため支えとなる人物の存在は非常に大きいので、彼の支えとなっているルミナスとの熱愛ぶりは誰もが認めるものである。
 大が三回ほど付きそうなくらいコーヒーが好きであり、一日三回どんなに忙しくても拠点の特等席でコーヒーを嗜むことを日課としているらしい。また、緑茶や紅茶なんかも好んで飲む姿はあるが、ミルクティーだけは何故か大嫌いなようだ。(あんな甘ったるい飲み物飲めるか!・・・・・・という本人の話)
 そんな彼は人間だった頃、父母と兄の4人で暮らしていたという。家はあまり裕福な方ではなく苦しい生活を送っていたようだが、その時はまだ大して気になるほどではなかった。しかし兄弟が成長していくごとに生活は苦しくなる一方であり、やがてラヴィスの心境も変化をしてきた。ラヴィスの兄には確固たる夢があったため勉強に励み成績も優秀であったが、自分は何をしたいのかも決まらず勉強そっちのけで外に飛び出して遊んでいたために、兄に勝っていたところは体力だけであった。“自分にかけてくれているお金を兄に使ってもらえばもっといい生活ができるようになるはず……”そう思ったラヴィスはある日家族の前から忽然と姿を消し放浪の旅を始めた。やがてそこで出会った将軍と行動を共にするようになり後のSkyBlueとなる組織を立ち上げたのだった。その数年後、ラヴィスの兄は社会に出て大成功を収め、家族はまた幸せに生活ができるようになったという話がラヴィスのもとに届いたが、彼が再び家族の前に姿を現すことはなかった。そんな過去があるためか、“兄”についての話を聞くと普段のラヴィスでは見せないようななんだか物寂しそうな顔をする。ラヴィスの前では基本兄の話をしないのがSkyBlueの決まりとなっているようなところがある。

愛用武器 両手持ち両刃剣エーヴィヒカイト

 闘神の名を冠する者が持つに相応しい輝きを放つ両手剣。SkyBlue創設時にルミナスが贈った剣であり、いつまでも彼に闘神としての実力を発揮してもらいたい、そしていつまでもその剣と共に自分の傍にいてもらいたい、そういった願いが込められて“エーヴィヒカイト”(永遠)と名付けられた。
 この剣にはルミナスの強力な加護が込められており攻撃においても防御においても持ち手のラヴィスを強力にサポートしてくれるが、もともとはルミナスが贈ってくれただけの平凡な剣であり剣自体の性能はあまり高くない。そこでラヴィスは自分でこの剣の性能強化に取り組み無事成功、今では素の能力でも永遠を共にできる能力にまで強化され、さらにラヴィスにとって扱いやすいように日々調整を行っている。






O2ルミナス



ルミナス

年齢 28(人間時のもの)
身長 168cm 体重 49kg
主要武器 長杖 (何も持たないこともある)
好きなもの ラヴィス 大自然
苦手なもの アルコール類 竜 料理
趣味 拠点の特等席で昼寝をすること お祈り 散歩

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、世界の安定を司るとされている四界のうちの一つ、天界の女王である。
 闇系統を除く全ての属性の魔法を得意とし、中でも光魔法の一種である天界魔法の破壊力には目を瞠るものがある。その他の属性では炎、氷、雷属性の魔法の他の魔法使いより強力である。しかし強力な魔法を撃つにはそれなりの詠唱時間もかかるが、その無防備の時間を守ってくれるのが最愛にして絶対の信頼をおくラヴィスである。彼女のラヴィスに対する愛情は並大抵のものではないのだが、それは単に長い時を生きるための心の支えであるからという理由だけではなさそうだ・・・・・・
 蒼の美しく長い髪にドレス姿の彼女はまさに天界女王としての風格を持ち、神々しさまで感じる。因みにそんな彼女が放つ満面の笑みには強力な威圧感が込められていることが多く、その力はラヴィスまでもを黙らせてしまうという。
 そんなルミナスだが、彼女にはもう1つの姿がある。それは人であったときのこと、ラヴィスと共に魔竜退治の依頼を受けていた彼女はラヴィスが仕留め損ねた魔竜の攻撃を受け、瀕死の重傷を負うこととなる。その際に魔竜の血の侵食を受けてしまい、以後彼女はたびたび竜化を起こすようになってしまい、それが原因で彼女は人として生きていくことがつらくなりラヴィスと共に人としての命を捨て今の体に転生してもらうことにしたのだった。しかし直接ルミナスの竜の血を抜くことも、竜化を抑えることもできなかった。そこで転生担当者はラヴィスの体に竜化抑制因子を与えラヴィスの手でルミナスに竜化抑制因子を与えると言う手を考え出し、見事これが成功した。そのためルミナスはラヴィスがいなければ竜化を起こし暴走をしてしまう、これがラヴィスに対する深い愛情の裏側にあるようだ。






O2ネレイス



ネレイス

年齢 27(人間時のもの)
身長 173cm 体重 53kg
主要武器 ソードレイピア 片手剣 盾 ボウガン
好きなもの 果物類 メロンパン 自分の部屋 休み 大自然(特に水のあるところ)
苦手なもの 特にない (強いて挙げるなら休めないほど続く仕事)
趣味 自主訓練 料理

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、こちらは四界の一つ精霊界の女王で、身体能力に優れ、華麗なアクロバット攻撃を中心に他の人がとても真似できないようなスタイルで戦う。
 また、仲間と一緒に戦う時は主に囮役を引き受けることが多く、さらに敵の情報等を分析したり、回復役までこなすなど器用に一人で何でもやってしまう。
 性格もさっぱりとしていて人もよく、頑張り屋であるためにSkyBlueだけでなくその他各地でも彼女は好かれる存在である。だがそれは“何を押し付けてもやってくれる”という彼女の能力や性格を逆手に取った理解によるものが多く、現に彼女は自他共に認める“パシリ担当”である。
 ただ精霊界では英雄扱いされていて、ひとたび精霊界に顔を出すと熱狂的な声援を受けている。彼女の元で精霊界はこれまでも繁栄を続けてきた。就任千年経った今でも精霊界での支持率は脅威の100%であると言われているが、それは彼女が第8代女王と人間との間に産まれた精霊界繁栄の道を託された正当なる後継者であったということもある。
 精霊界には“精霊界を統べる力の象徴”である3つの装備、困難に立ち向かう力の象徴である剣エンジェルティア、民を守る力の象徴盾エンジェルプライア、そして精霊界繁栄のためにあらゆる手を尽くす力の象徴であるティアラが存在する。しかしこれらは精霊界に力を貸していた天界が精霊界の統治者のために用意したものであるのだが、精霊では完全に使いこなすことは不可能であった。負の気の呪いにより衰退の一途をたどっていた精霊界。その現状を打破するために求められたのはこれらの装備を完全に使いこなせる力量を持つ新たな統治者、即ち精霊ではなく人の手に精霊界を委ねることであった。時の8代女王フェリアは未だ人に対する不信感から猛反対の意見が大勢であった中、精霊界の未来を託すために顕界へと飛び出し、そして人間との間に子を儲けた。それがネレイスだった。
 生まれながらにして精霊界の救世主的存在となった彼女には数多くの試練があった。母フェリアはネレイスを産んですぐに負の気で死んでしまった。父には“お前が生まれたからあいつは死んだんだ”という難癖をつけられ捨てられる羽目になった。さらには自身も負の気の呪いをもっていたがために彼女に関わろうとした人間も次々と死に至り、“呪いの子”として忌み嫌われるようになった。
 人目を避けるようにして生活を続け剣を学んだ彼女の元にある日母フェリアが精霊界より持ち出したエンジェルティアが舞い込んできた。これにより彼女は精霊たちと出会い、精霊界の後継者としての修行の日々が始まった。しかしそれは日に日に増す負の気の影響により幾度となく死の淵をさまよい続ける生活の始まりでもあった。そんなある日のこと、修行の際に来ていた未開の地で負の気の影響により危篤状態に陥ってしまった。そんな彼女を救ったのが偶然遠征の途中で本体とは別行動をとりその未開の地を通り抜けていたラヴィスとルミナスであったのだった。この2人との出会いがその後のネレイスの人生と精霊界の歴史を大きく変えることとなったのであった。
 
愛用武器 精霊界至宝エンジェルティア&エンジェルプライア

 精霊界女王が振るう困難に立ち向かう力の象徴と民を守る力の象徴。精霊界ができた当初は天界の援助を受けてきており、初代女王が即位をした際にこの剣と盾は天界から贈られたため“エンジェル”の名を持っている。透明感のある蒼の剣と盾には精霊界の聖紋が刻まれており、女王が持つことで聖紋が8色に輝く様は非常に美しい。
 見た目が美しく使うことをためらいがちだがその性能も立派なものであり、対魔物戦においては絶大な威力を発揮することができる。ネレイスはエンジェルティア、プライアのセットと以下に挙げるシャルラハロート&ヒンメルブラオ、そしてツインフェアリーボウガンを戦闘中に使い分け戦っている。

斬突両用カスタムレイピア シャルラハロート&ヒンメルブラオ

 従来のレイピアは主に“突きで攻撃する”ことを想定して作られているために“斬る”攻撃によるダメージはあまり高くなかった。そこでネレイスがラヴィスに依頼をして作ってもらったレイピア、それがこの斬突両用カスタムレイピア(ネレイス本人は“ソードレイピア”と呼称しており以後“ソードレイピア”と表記する)である。このソードレイピアシリーズで最もよく使っているのが緋の刃を持つシャルラハロートと蒼空の刃を持つヒンメルブラオである(因みに刃の色は属性によって異なるようである)。この他にも6色合計8色のソードレイピアを完備しており、さらに右手用、左手用で若干重心等を変えているようであり、その本数は合計16本にもなる。
 武器自体の能力は並程度であり普通に使う分には大した威力は期待できないが、ネレイスのような華麗な連続攻撃やフェイント、アクロバットといった攻撃をすることでその威力は何倍にも膨れ上がる。

精霊武器 ツインフェアリーボウガン

 エンジェルティアやプライアと同様に透明感のある蒼色に精霊界の聖紋が刻まれた美しいボウガン。精霊の魔力を消費することで矢を発射するため魔力の高い者が使うほど多くの矢を長時間放つことができる。
 ボウガンなどは有翼生物に対して絶大な威力を発揮する。ネレイスはこの装備を持つために対有翼生物戦の時には優先的に出撃してもらうことになっている。因みにこのフェアリーボウガンを両手に装備して戦える精霊はネレイスのみである。(魔力の均等な配分が難しく、左右の威力にバラつきがでてしまうことと単純に消費魔力が倍になるからという理由)






O2ノエル



ノエル

年齢 不詳 (見た目としては30前後と思われる)
身長 172cm  体重 秘密 (実は意外と……?)
主要武器 素手 軽量武器全般
好きなもの 恋人 ケーキ フルーツ類 神界宮殿の裏庭
苦手なもの 未経験や慣れないこと 軟体系生物 自分の立場からふと訪れる孤独
趣味 これといってない(本人+ネレイス談)

 世界の安定を司る最高機関、神界において現在No.2の権力を持っているとされているかつて無数の世界と存在を創り上げた“創造主”のいわば“娘”にあたる存在であり、失った神界の本来の役割を果たす方法の1つとして顕界において特に力のある者に世界の安定のために力を尽くしてくれるよう協力を願い出て、その願いにより集まったラヴィスらを神界認可傭兵隊SkyBlueに任命し活動をさせてきたSkyBlue生みの親にしてSkyBlueの雇い主でもある。
 神界の実質No.2という立場にいながらその性格は極めて大人しく少々心許ない感は否めないが、世界の安定を担わなければいけない責任感の大きさや自らが一部を引き継いだ“創造主としての力”の大きさ、そして間近で見てきた“創造主”の長年の苦悩など彼女を取り巻くものすごい圧力はここまで萎縮させるのには十分なものである。そんな中でも懸命に頑張っている姿をSkyBlueの者たちはとてもよく理解している。
 あまり戦うことは得意ではないがとりあえず戦闘の心得はあるようであり、神界宮殿裏庭でひっそりと自主訓練をしている姿が一部の神界兵に目撃されている。武器をあまり持たないことの多いノエルは体術で戦うのが基本であるが、見た目は華奢でお世辞にも全く強そうには見えない。しかし彼女は“攻撃の当たる瞬間にその1点に魔力を集中させる”ことでただのジャブですら敵を一撃粉砕しうる破壊力を得ることができる。防御時においても攻撃を受ける瞬間にその箇所に魔力を集中させることで防ぐことができるためもし仮に戦闘を行えば立派な戦力として十分に活躍できると言えるだろう。

 彼女は“創造主”の力を一部持っていることから“新しい存在”を生み出すことができるとされているが、しかしその力を行使したのは1度きりである。それは“精霊界の救世主たる存在を生み出せ”という彼女が夢の中で聞いたという“創造主”のお告げに従った時であり、この“精霊界の救世主たる存在”とは即ち後に精霊界を負の気の呪いから解放し精霊界の繁栄を成し遂げるネレイスのことである。ノエルは精霊界へと赴き時の8代女王フェリアと極秘に会談、かねてから精霊界に伝わる三装備を最大限に扱え得る存在である人間に精霊界の将来を託そうと考えていたフェリアを補助する形で準備を進めることに同意した。精霊界のために自らの地位や存在までをも犠牲にすると決めたフェリアのためにノエルはフェリアが顕界に逃げるための経路の確保、追手の到着を遅らせるための妨害工作、フェリアが顕界にきてすぐ相手を見つけ子を生せる場所探しといった全ての面で強力なサポートを行い、無事に人間とフェリアの間に“精霊界の救世主たる存在”であるネレイスを生み出すことに成功した。
 しかし生まれてから次々とネレイスには不幸が舞い込むこととなり、そのたびにノエルは様々な手で守り抜いていかなければならなかった。しかしそれは“精霊界の救世主たる存在”を“精霊界の救世主”にするため、つまりネレイスの人生を強引に捻じ曲げることと同じ……そしていずれは精霊界の救世主として活動をしつづけなければならない……ノエルはここで“創造主”の苦しみを知ったのだった。
 やがて精霊界の救世主となりうる立派な姿にまで成長したネレイスにノエルはすべてを明かした。自分はこうなるよう生み出された存在であり、これから先も進む道は決められている……そう明かしたときに憤慨される覚悟は十分にできていた。そんな決められた運命に従いたくなんかない、そう言われることも覚悟していた。というのもなにより“創造主”がそのような現場にいたことをノエルは何度も見てきたからである。しばらくネレイスは呆然としていたが、急にニコッとして言った言葉が“ありがと”であった。“精霊界女王になるようにしてくれなかったらラヴィスたちには会えなかったかもしれない、ラヴィスたちに会えてあたしはとっても幸せなんだから……幸せにしてくれたお礼くらいはしてあげないと”。ノエルはそう言ってくれたネレイスにただただ感謝し泣きすがった……。そういう経緯があるためネレイスとノエルの関係は非常に密接であり、ノエルがネレイスの転生や体調不良時のメンテナンスを専属で行うといった全面サポートをしている。またネレイスは立場上立派な“臣下”はいても“友達”のいないノエルの唯一の友達として自らの辛い苦悩を話せる相手としてノエルの非常に大事な心の支えとなっている。そしてここ最近ネレイスがノエルへ“幸せにしてくれたお返し”の1つとして“恋人”探しを手伝ってあげたようであり、ついにノエルにも“恋人”と呼べる新しい心の支えができたようである。“恋”という未経験のものに非常に戸惑っている様子もあるが、“創造主の娘”として長らく孤独で寂しそうにしていたノエルにもようやく幸せそうな顔を見せるようになってきたようだ。






O2レイン



レイン

年齢 12(現時点)
身長 124cm 体重 かなり軽い
主要武器 長杖
好きなもの 特になし (ルミナスが言うにはお菓子やパンが好き)
苦手なもの 虫 ピーマン 子供扱い
趣味 これといってないらしい

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueの最年少メンバーでありながら、ルミナスにも引けをとらない法撃士として大事にされている。
 彼女の母親は高名な法撃士であり、その稼ぎによって不自由なく過ごしていた。しかし高名であるが故に求められるあまりにも高いハードルを越えることができなかったため、彼女が5才の時に母は自殺をしてしまった。彼女は5人の兄弟の一番上であったために、5才にして下の4人の子の母親代わりにならなくてはいけなくなったのだ。
 彼女が8才のとき、今度は母親に代わりお金を稼いでいた父親が過労で体を壊して病気になってしまった。ついに彼女も働きに出なくてはいけなくなってしまったのである。幸い彼女は5人の兄弟の中で一番法撃士としての才能があったため、母の形見の杖を手に取り母と同じ法撃士として稼ぎに出て行った。そんな彼女をスカウトしたのがルミナスであった。彼女が10才の時彼女の身の上と法撃士としての才能をみたルミナスは彼女の家族に補助金を出すことを条件にSkyBlueにスカウト、レインもSkyBlueに入った者の宿命を承知したうえで入ることとなった。そしてルミナスは彼女を養子として大切に育てている。
 そんな時を過ごしてきたためか、12才という年の割には大人びた印象がある。しかし身長は年相応というよりだいぶ低め。最近自分の背が低いことを気にしつつあるという・・・・・・。またここ最近のこと、深夜になると見慣れない緑の髪に緑色のローブをまとった背の高い女性が彼女の部屋に入っていく姿がたびたび目撃されているという。当のレイン本人も“寝ているから分からない・・・・・・”と言うのみであり、謎が深まっている。

愛用武器 形見の長杖 グラスセルクイユ

 氷のように透き通った美しい見た目のこの杖は高名であったが故に求められた重圧の大きさに屈し自殺してしまった母が愛用していたものである。もともとは霞露のネージュという精霊がレインの母と契約を行った際に授けたものだとされており、氷属性の法撃攻撃において高い能力を発揮することができる。






O2将軍



将軍

年齢 28(人間時のもの)
身長 178cm  体重 74kg
主要武器 大剣 刀 鎌
好きなもの 愉快なこと 昼寝 嫁さん
苦手なもの 甘いもの 
趣味 あてもなく世界を巡ること 

 世界を安定に導く実力者集団、今は神界認可傭兵隊SkyBlueの一員であるが、その前身となる組織で皆を率いてきたことから“将軍”と呼ばれており、本人にも正式な名前があるのだが“将軍”と呼ばれ慣れているために今も“将軍”として名が通っている。また神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人でもあり、生前数々の戦いにおいて自らの高い戦闘能力と優秀な仲間への的確な指示で不敗神話を築き上げたことから軍神と呼ばれていて、その実力は神界最強とも謳われている。
 しかしそんな実力を持ちながら普段の彼はかなりいいかげんであり、“移動中はいつも寝る”だったり“非戦闘中のやる気は0にしか見えない”などといった話も持ち上がっているくらいだ。しかし“いいかげんにしているようで実はちゃんと自分たちのことを見てくれている”とSkyBlueの者々は言う。常日頃自分の配下たちをちゃんと観察しているからこそ、戦場で的確な指示が出せる。細かい気遣いがしてあげられる。SkyBlueの者々は皆将軍のそんな人柄が気に入っているようだ。
 だが、彼はSkyBlueの代表就任の日に人知れず皆の前を去り、それ以降世界の各地をあてもなく彷徨う旅に出ている。将軍という立場を経験し、人の上に立つ者の辛さを知ったためにその責から逃れるためと公言していて、代わりに代表となったラヴィスと衝突することも多いのだが、将軍がラヴィスらの前を去った真意は別のとこにあるのを知っているらしく、ラヴィスも本当は将軍がいなくなったことを許す気があるらしい。風来坊となった彼もSkyBlueの一員らしく日々魔物と戦い、時には他のメンバーの前にフラッと現れて共に戦っていくこともあるらしい。
 普段は刀を用いた戦闘をしているが刀の他にも何故か鎌を用いた攻撃にも長けている。というのも彼はかつて滅んだ封魔の一族の霊廟を訪れた際にその封魔の一族をほぼ滅亡に追い込みこの霊廟に封印されていた魔界十二使徒の第十二使徒、朱腕のファラと接触を果たしこれを屈服させファラの力の1つとして鎌を扱う技を手にしていたのであった。そして魔界側にとって既にいない存在となっていたファラを将軍が味方に付けたことはネレイスの精霊界再生の際に非常に有利に働いたのである。

愛用武器 将軍五刀の一 夢宵桜(ゆめよいざくら)

 将軍が使う5本の刀のうちの1本。宵闇を思わせる薄い蒼の刀身に舞い散る桜の花びらが描かれている様は非常に美しい。将軍は状況に応じて5本の刀を使い分けているが、その中でも奥義などの起点に使うものがこの刀である。闇属性を有しており、威力も一番高いと言われていることから将軍が普段使いにしている。軍神将軍を代表する刀と言っても過言ではない。

 将軍五刀の一 落日楓(らくじつかえで)

 将軍が使う5本の刀のうちの1本。夕日を思わせる薄紅の刀身に色付く楓の葉があしらわれている様はやはり美しい。
炎属性を有しているこの刀は非常に安定感があり、扱いやすさが最大の武器であることから奥義の始点や終点に用いることが多く、将軍も大変気に入っている一品である。

 将軍五刀の一 霞鈴蘭(かすみすずらん)

 将軍が使う5本の刀のうちの1本。涼しげな薄い青色の刀身に可愛らしい小さな鈴蘭の花があしらわれている様はやはり美しい。
氷属性を有しているこの刀は属性攻撃に優れる反面属性を有していられる時間が他の刀と比べ短く、将軍の使う刀は鞘にしまうことで属性の力を回復させられるため、その間に他の刀を使い回すことで最大限の威力を維持している。将軍が五本の刀を持ち歩いているのはこういった理由があり、将軍もただただ攻めるだけでないテクニカルな戦いをしている。

 将軍五刀の一 風舞蔓(かざまいかずら)

 将軍が使う5本の刀のうちの1本。爽やかな薄緑の刀身に繁茂し絡みつく蔓の葉があしらわれている様は将軍の振るう刀に共通して美しい。
名前にある通りに風属性を有するこの刀は他の4本と比べて少し長く非常に軽く作られており、風の力と合わせて遠くから素早い一撃を繰り出すことができる点で重宝しているようだ。しかしその分威力は低いらしく他の刀と組み合わせることで補う必要があり、将軍はそれぞれの長所短所を上手く利用して戦うことができている。ここにも将軍が神界八将最強と呼ばれる所以が隠れているようだ。

 将軍五刀の一 黙黒橅(だまりくろぶな)

 将軍が使う5本の刀のうちの1本。その美しい色合いと刻まれた木目は大地の恵みを受け育った橅の木で作られた木刀そのままを思わせるほどに精巧に作られている。地属性を有したこの刀の重量は随一であり、長く振り回すには負担がかかるがその重量のある一撃は撃ち負けない攻撃を見せたり敵の守りを崩したりと非常に有効である。飾り気の無いこの刀を和装になった将軍が振ると非常に様になる。



フィア

年齢 28(人間時のもの)
身長 168cm  体重 ヒミツ
主要武器  長杖 (何も持たないこともある)
好きなもの 将軍 料理をすること 演技 自己犠牲
苦手なもの 虫系  
趣味 読書 日光浴

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、世界の安定を司るとされている四界のうちの一つ、天界の第2聖女であり“純光のフィア”の名で知られている。
 光系の魔法に関する能力は第1聖女ルミナスより高いとされており、中でも純光照射~レイヤーキャノン~と銘打つ彼女の攻撃の破壊力は他の追随を許さない。ただその破壊力故に消費魔力も高く魔力を使い果たして倒れることも少なくはないという。
 一応天界の第2聖女ではあるものの安定しきっている天界では仕事らしい仕事はほぼ皆無に近い。そこで彼女もルミナスと同じように普段は天界ではなくSkyBlueメンバーとしての仕事をこなしている。彼女は魔界魔族観測所の副所長として忙しいミーナの補佐をしつつ他のSkyBlueメンバーに仕事を依頼する役割を担っており、時には自らも任地に赴いて戦うこともあるという。
 そんな彼女の旦那はあの将軍。長年付き合いのあるラヴィスでもなかなか読めない将軍の心を初対面の時からある程度理解でき、しだいにそのことが気に入られていき結ばれたという話であるが、それだけでは語れないと思わせる様子を2人は見せている。またSkyBlueに入ってから将軍は放浪人になってしまい彼女の下にもなかなか顔を出さなくなってしまったと言われている。しかし彼女はあまり寂しそうにしていない。それは知らない間に将軍と会っているのか、それとも彼女の持つ演技力をフルに活用した寂しくないことを装う演技なのか、それを見極められる者はほとんどいない……






O2ランディ



ランディ

年齢 28(人間時のもの)
身長 178cm 体重 69kg
主要武器 槍(ランスタイプ)
好きなもの SkyBlueという組織 SkyBlue内団らんの場 ミディアの鋼鉄チョコ(通称)
苦手なもの 特にない(強いて挙げるならミディアが連発する小ボケ)
趣味 自主訓練 読書 

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人で智神と呼ばれている。普段は神界兵として神界宮殿の警護を中心に行っているが、時にはSkyBlueのメンバーとしてラヴィスらとともに魔物退治に赴く。その際には智神としての知識と分析能力で他のメンバーに的確な指示を出す司令塔として主に活躍しているが、勿論SkyBlue1,2を争う槍の名手としての実力をフルに発揮した攻撃役としても十分に活躍ができる。
 性格は温厚であり物事に冷静に対処することができ、ミディアや将軍を始めとするボケ中心のSkyBlueメンバーの中で貴重なツッコミ側の人間として(特に同じ基本ツッコミ担当のネレイスに)重宝されている。また非常に仲間思いでもあり、かつての仲間たちと作りあげたこの“SkyBlue”という組織を誰よりも気に入っていると言われている。また同じ神界八将のミディアに対しては並々ならぬ思いがあったらしく、多少至らないところや抜けているところのあるミディアをしっかりもののランディが支えるという絶妙な組み合わせはSkyBlueメンバー誰もがお似合いだと認める夫婦である。
 だが彼には過去に“自軍30人で敵軍10万相手に正面突破を提案する”という伝説を残し、今でもこの策を中心に彼が残していった“伝説の策”は仲間内で集まった時には話題となっている。

愛用武器 天槍グングニル

 神界八将が持つに相応しい煌きを持つ槍。ランディが神界八将に任命された時から使い続けており、SkyBlueとして活躍する彼に常に勝利をもたらしている。また、神界兵の間では神界を守る力の象徴の1つとして長らく伝わっているが、というのももともとはかの創造主と呼ばれる存在が振るっていた武器の1つであるとされているためであり、ランディがこの槍を振るい神界兵を指揮する姿は創造主の姿を彷彿とさせるという者もいるという。






O2ミディア



ミディア

年齢 28(人間時のもの)
身長 176cm 体重 67kg
主要武器 槍(スピアタイプ)
好きなもの 大盛の料理 鉱物、宝石系 ランディ
苦手なもの 暑いところ 法撃攻撃
趣味 筋力トレーニング 武具の手入れ

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人で鎧神(がいしん)と呼ばれている。普段はランディと同様神界兵として神界宮殿の警護にあたっているが、SkyBlueメンバーとして基本ランディとセットで魔物退治にあたることもある。彼女は緑をベースに橙色のアクセントがかかった鎧に身を包み、自分の体を覆い隠せてしまうほどの盾と薙刀のようなスピアタイプの槍を構えた所謂重装兵として相手の攻撃を受け止める壁として攻撃役の他のメンバーから絶大な信頼感を得ている。
 戦いにおいては勇壮な姿を見せているが、少し天然だったり抜けているところがあるために非戦闘時における彼女は控えめな性格をしており、また女性の割には大食いであったり筋力トレーニングが趣味だったりすることを恥ずかしがっている可愛らしい一面もあり、そんな彼女はしっかり者のランディに見初められて結婚することとなった。
 彼女の防御能力は並外れたものであるのは間違いないが、流石に法撃攻撃、特に炎属性の攻撃にはめっぽう弱い。そういう相手と出くわした時は究極守護術“絶対守護障壁”などを使い凌ぎつつ仲間の援護を待つSkyBlue得意の連携でカバーしている。

愛用武器 白銀槍 舞散雪華

 神界八将のミディアが人の頃より使ってきた3本の刃を持つスピアタイプの槍。そこそこの重量があるもののミディアはこれを軽々と振り回し敵を迎撃している。因みに銘は“ぶさんせっか”が正式名称だとされているが、ミディアが最初これを見たときに読むことができず、仕方なく“まいちるゆきのはな”という仮称をつけたのが広く知られている。その名の通り振り回す刃の煌きが舞い散る雪の華のように見えることからつけられており、またどれだけ敵を切り裂いてもその白銀の煌きは消えることがない。

奥義 絶対守護障壁

 ミディアが鎧神と呼ばれる所以となる究極守護術であり、携えた大盾から広がる波動が周囲を覆いあらゆる攻撃を一度だけ完全に封じることができる。その効果は絶大であるが体にかかる負担は非常に大きく、連発することは可能だがその効果は徐々に薄れていき、やがて破られてしまうこともままあるようである。高位の重装騎士が習得できる勲章のようなものであり、ミディアは重装兵としての修練を積む間に習得しこれにより今日の誉れ高い鎧神の位に就く第一歩を踏み出した。



ミーナ

年齢 29(人間時のもの)
身長 174cm  体重 61kg
主要武器  長剣 
好きなもの 観測所の仕事 兄(ヘリオス) 甘いもの
苦手なもの ネレイスのような扱い 
趣味 こっそり自主訓練をすること 

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人、騎神ヘリオスの双子の妹である。
 黄金騎将の名で知られてきた兄と同じように白銀騎将の名で各地の戦いで活躍してきた。槍を使って戦う兄と違い彼女は剣を使って戦うがその剣と馬術の腕前は兄にも引けを取らず、神界八将の一角を占めてもいいほどであったが結局彼女はそれを辞退し、その代わりにSkyBlueの重要拠点の1つである魔界魔族観測所の所長に就任することになった。
 魔界魔族観測所は無数に存在する世界に出現する魔物の情報をいち早く収得し、SkyBlueメンバーに対策を要請する重要施設であり、そこの管理運営を神界からの一部手助けはあるものの彼女が一手に担っている。観測所で働く人のシフトを作成、システムの異常がないかの確認、観測所の運営ページの作成と更新、SkyBlueメンバーへの仕事の依頼等々全てが彼女の仕事でありその忙しさはSkyBlue1の働き手と言われているネレイスと遜色ないとも言われているが、彼女はこの仕事に大変誇りを持っているらしく疲れた顔は絶対に見せず常に仕事を続けている。
 そんな生真面目な仕事人間なのが仇となったのか、彼女に旦那はいない。また極度に兄のことを慕っているせいか一部のメンバーからブラザーコンプレックスの疑いががけられている。そんなこともあり彼女はネレイスの次にSkyBlueメンバーにいじられるというポジションに定着してしまっている。

愛用武器 片手持ち長剣 フィガロフォス

 神界八将に匹敵する実力を持っていたミーナが有事の際に出撃するために新しく神界から贈られた剣。その刃は月光の名を冠するに相応しい銀色をしており、一際その刃が銀色に輝いたときはいかなるものをも切り裂く一撃を繰り出すとも言われている。白銀騎将と言われるミーナに相応しい一品であると言えるだろう。



ヘリオス

年齢 29(人間時のもの)
身長 184cm  体重 79kg
主要武器 槍(ランスタイプ)
好きなもの 料理全般 
苦手なもの 小難しい勉強 女性との接し方
趣味 自主訓練 武具、愛馬の調整

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人、騎神と呼ばれている。また魔界魔族観測所所長ミーナの双子の兄でもある。
 幼少の頃から槍術並びに馬術を学んできたことからSkyBlue前身組織で騎馬兵としてその力を遺憾なく発揮してきており、陽光に煌めく黄金の鎧を身に纏ったその姿から“黄金騎将”とも呼ばれていた。現在はSkyBlueの一員であると同時にSkyBlueの顕界における拠点、グランヴェル大陸シュヴァレスク王国の王宮騎士団長としてグランヴェル大陸の安全を守る任についていて、団員からも信頼や憧れの目で見られている。
 ただ、“騎士”としては素晴らしい素質を持っている分“男”としては若干欠けている部分がある。彼の学業成績はあまり芳しくなく、よく言えば勇猛果敢な性格も悪く言ってしまえば猪突猛進だったり単純と取られてしまうこともあり、さらには女心の理解ができないなどといった致命的な欠点まで持っているために、彼に好意を寄せていた女性たちをことごとく泣かせ妹のミーナをも呆れかえらせていた。そんな中何度も泣かされながら彼のことを諦めなかったのは幼馴染として家族ぐるみの付き合いをしていた神界八将空神エミリオであった。エミリオと結婚したことにより幾分女心の理解はできるようになったようだが、それはどうやら“エミリオに対してのみ”分かるようになりつつあるようであり、依然妹ミーナを含めた他の女性の女心は分からないようである。

愛用武器 万能型長槍 イリャコフォス

 神界八将騎神に任命されたヘリオスに神界から贈られた槍。斬ることにも突くことにも適した特殊な形状をした穂先は美しい橙色に染まっており、その刃が“陽光”の名に相応しいほどの輝きを見せたときはその暖かな光が己の傷を癒してくれると言われている。騎神であり黄金騎将と呼ばれるヘリオスが持つことでその勇壮さはさらに引き立って見える。



エミリオ

年齢 29(人間時のもの)
身長 179cm  体重 69kg
主要武器 槍(ランス、ジャベリンタイプ)
好きなもの 甘いもの 紅茶 ヘリオス 愛騎アキオス
苦手なもの ピーマン キュウリ 室内、洞窟内などアキオスに乗って戦えないところ 
趣味 アキオスの背に乗って空中散歩 仕事ついでに世界の絶景を見て回ること

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人、空神と呼ばれており、ヘリオス、ミーナ兄妹とは幼馴染であり家族ぐるみの付き合いをしていた。
 そのヘリオスの影響を受けたのか彼女も槍を学び、ヘリオスに勝るとも劣らない実力をつけていくと同時にヘリオスやミーナが馬術を学ぶ一方で彼女は土地柄生息数の多いペガサスやドラゴンといった有翼生物の操り方を学び飛行兵として成長していった。SkyBlueの前身組織では蛇竜種と呼ばれる竜にまたがり“貫通”と呼ばれる技を駆使して活躍をしてきた。現在はSkyBlueの一員として活躍する以外にも現在の彼女の愛騎である風竜アキオスと世界を渡れる身を利用した運送業を営んでおり、顧客からの信頼も厚い。
 幼馴染のヘリオスには当時から恋心をいだいていたが、極度の鈍感で女心も分からないヘリオスに何度気持ちを伝えても伝わらずその度に相当彼女は傷ついていた。しかし年の割には幼さの残る顔と性格の彼女の言葉は幼いが故に純粋であったためやがてはヘリオスの心に届き、やがて結婚まで至った。大好きなヘリオスと結婚でき幸せである一方相変わらず女心の理解ができないヘリオスに泣かされることも少なくないという。






O2フローラ



フローラ

年齢 28(人間時のもの)
身長 170cm  体重 49kg
主要武器 木(枝や葉なども含める)
好きなもの 緑の多いところ お茶とお茶菓子 昼寝
苦手なもの 炎 自然を荒らす者 
趣味 農園での畑仕事 茶道や華道 昼寝

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、また精霊界地の精霊管轄区の1つ、植物界と呼ばれるところで他の植物の精霊を取りまとめている植物界の女王と呼ばれる精霊でもある。普段は精霊界女王ネレイスの臣下精霊として精霊界で自分の名前を冠した農園を営んでおり、ここで取れる農産品は精霊界全土のみにとどまらず顕界にも出荷されているようであり、顕界でもフローラの名とフローラの作った農産品は有名である。
 植物の精霊は陽気だったり暢気な性格をしていることが多く、フローラも非常におっとりとした性格をしており、彼女の独特のペースに引き込まれると戸惑うことも多々ある。また大の昼寝好きで日差しの心地よい昼下がりには仕事そっちのけで日差しを浴びながら気持ち良さそうに昼寝をしている姿が植物の精霊たちの間でしょっちゅう聞かれるという。
 勿論彼女もSkyBlueの一員として戦線に立つこともあるが、彼女の武装は木の枝だったり葉っぱだったりと見るからに貧弱そうなものであるが、植物界の女王フローラの手にかかればいとも簡単に敵を薙ぎ倒せる威力を誇る武器へと変貌を遂げる。もちろんそれだけでなく蔦や葉、枝などを駆使する植物魔法の数少ない使い手であり、敵の行動阻害から味方の回復といった支援から高威力の攻撃まで幅広くこなすことができる万能な戦い手としてネレイスを中心に重宝されている。

愛用武器 聖木リグナムバイタ

 パッと見は普通の木の枝に見えるが、この枝に込められている植物の力によって見る者の想像を遥かに越える威力を誇る。また殴ってもよし、魔法詠唱のサポートに使ってもよし、そしてこの枝から無数に取れる葉すらも投げればナイフのような切れ味を持つ投擲武器になるなどその汎用性は抜群。因みにこの枝はフローラが初めて植物界にやってきた時に見つけた立派な聖木から拝借してきたものらしく、その木の名前からリグナムバイタと名付けた……わけではなく、ただ単に“リグナムバイタ”という音の響きがいいから付けたものであるらしい。(余談だがリグナムバイタとはラテン語で“生命の木”の意味を持つハマビシ科の常緑広葉樹である)



クロノス

年齢 28(人間時のもの)
身長 169cm  体重 48kg
主要武器 長剣 グローブ 
好きなもの 愉快なこと 休日  
苦手なもの 度の過ぎたちょっかい 長時間労働
趣味 読書 一人旅

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人、避神と呼ばれている。見た目はただの痩せ型の男にしか見えないが、時の神の名を冠しているだけ
あるのか彼の周りの時を微妙にいじることでいかなる攻撃をも回避してしまうという驚異的な能力を持っており、将軍からも“特定条件下では神界八将で文句なしに最強”と言うほどである。
 性格はいたって暢気であり普段から少々ボケッとしている場面もあったりするが、その隙をついて叩いたりしようとしても彼は大仰な言葉を吐きつつも軽々とかわすことができる。そんな彼の能力を利用して戦闘においては最強の囮役としてネレイスに負けず劣らずの活躍を見せてくれる。
 こうして見ると弱点らしきところは見つからないが、やはり弱点が無いわけではない。まずは攻撃力のなさだ。回避専門の彼は力がそんなに強くなく、敵に対して有効打を与えることができない。つまり“攻撃は当たらないがいつまで経っても倒せない”という状態になってしまうのだ。そしてもう1つ、彼自体の体力だ。回避できる能力はあっても回避するだけの体力がなくなってくると攻撃をうけることもしばしばあり得るという。よって彼のこの能力は仲間と連携して戦うSkyBlueだからこそ最大限に発揮されるものであるだろう。
 そして余談だが彼の持つ時を微妙にいじる力は一説によれば時の精霊が関与しているのではないかとされており、ネレイスが時の精霊とコンタクトが取れたのも彼に力を貸していたのが時の精霊で、そのつながりで他の時の精霊に会えたとも言われているがその真偽はよく分かっていない。




ブリュンヒルデ(リンデ)

年齢 27(人間時のもの)
身長 182cm  体重 72kg
主要武器 圏、カタール(動のリンデ)槍、薙刀(静のリンデ)戦棍(両者) 
好きなもの 甘い物 お互い (両者)
苦手なもの 退屈な日々(動のリンデ)敵の弓使い(静のリンデ)
趣味 ショッピング(動のリンデ)読書(静のリンデ)

 世界を安定に導く実力者集団、神界認可傭兵隊SkyBlueのメンバーであり、神界で特に名のある者に贈られる神界八将の一人、双神と呼ばれている。そしてこの“双神ブリュンヒルデ”と呼ばれる者は2人存在している。その2人は別時空軸体と呼ばれている世界を越えた同じ存在であり、着ているものや持っている雰囲気こそは違うが見た目は一卵性双生児よりもそっくりである(同じ存在だから当然だが)。神界では2人のことを“静”と“動”として呼び分けているのでここから先は静リンデ、動リンデと区別していく。
 性格は非常に活発な動リンデに対ししとやかで落ち着いているのが静リンデであり、この性格の違いが“静”と“動”と呼び分けられている最大の要因である。動リンデは動きやすい赤の戦闘服で接近戦を挑むスタイル、静リンデは近接中距離を得意とし、ユニコーンを駆って戦う騎士であり両者のスタイルの違いがお互いの不得手な部分を補ってくれることから“双神”の名を冠せるまでの力を発揮している。勿論双神の2人揃っての出撃が多いが、個別の戦闘能力も十分であり単独行動も十分こなせる。また神界八将内でもラヴィス×将軍、ランディ×ミディア、ヘリオス×エミリオでの共闘が多いことからクロノスとの共闘をする場合も多く、2人の息もピッタリである(ただ正直言うとクロノスは回避専門でその間に攻撃するので傍から見れば息が合っているように見えるだけかもしれない)
 余談であるがヒルからリンデという愛称で呼ばれている。少々特殊な略し方であるのだが本人は気に入っているらしい。
 





O2シルフィ



シルフィ

年齢 24(天界人シルフィの転生体年齢)
身長 164cm  体重 49kg
主要武器 双拳銃 
好きなもの 家事全般 ラヴィスとその息子 部下のメイドたち
苦手なもの 特になし
趣味 家事 後進の育成

 四界の1つである天界の宮廷メイド長を務めている女性。天界では一番地位の低い天界人でありながら家事を行う手際や仕事の出来などから聖女、聖者たちからも一目置かれる存在である。所属は天界だが、ルミナスおよびラヴィスと深いつながりのある存在であることからSkyBlueのサブメンバーとしてラヴィスらとともに行動することもあるようである。
 もともとは身売りされていた孤児であり、たまたま通りかかったラヴィスとルミナスによって引き取られ使用人としての修業を積んでいた。自らの命の恩人にどうしても報いたいという彼女の強い想いが彼女の持つ使用人としての才能を開花させ、またたく間に一流のメイドに成長しラヴィスたちの支えとなる存在へと成長した経歴があった。その際にラヴィスに対する淡い恋心のようなものを抱いていたのだが、すぐそばには最愛のルミナスと言う存在がいた以上叶わぬ恋であったのは明白であった。そこでシルフィが目を付けたのがラヴィスとルミナスの息子であった。竜化を起こしいられなくなってしまうルミナスとそれに寄り添おうとするラヴィス、両親がいなくなってしまうことで支えとなる存在がいなくなってしまう……そこでルミナスとラヴィスはシルフィのラヴィスに対する気持ちも踏まえたうえでシルフィに息子を託し、長らくその息子を支えてくれたとされている。そして天界人として転生された際にはラヴィスの年に合わせて再び若い姿で転生をしてもらいかつての美しい姿で天界人から天使、聖女、聖者と幅広い立場の存在から愛され、尊敬され、目標とされている。もちろんかつての主であるラヴィスとルミナスに再会できたことをシルフィはとても喜んでおり、2人も天界宮廷メイド長に就いたシルフィのことを大変信頼し頼りにしているようである。
 普段は天界宮殿で多忙な日々を送っているが、SkyBlueのサブメンバーなために出撃をしなければならないこともあり、また一流のメイドとして一流の品を自らの目で確認して調達を行っていることからどうしても天界外に出なくてはいけないこともある。その際には神界のメカニック部門が開発、製造した戦闘用端末V-Mac.を使用し活動を行っている。(V-Mac.については後日また紹介)因みにシルフィは愛称であって正式名称はシルフィード=シエル=セルヴァントである。
 





O2グレイド




グレイド

年齢 不詳(推定年齢80代?)
身長 189cm  体重 68kg
主要武器 長銃 
好きなもの 家事全般 世話焼き
苦手なもの 特になし
趣味 家事 後進の育成

 四界の1つである天界の執事長にして天界給仕者たちの教育役を務めている老紳士。シルフィと同じく天界では一番地位の低い天界人でありながら家事を行う手際や仕事の出来などから聖女、聖者たちからも一目置かれる存在である。さらには女性が多い天界の上流階級において数少ない男ということで非常に稀有な存在として見られている。またシルフィと同じく所属は天界だが、ルミナスおよびラヴィスと深いつながりのある存在であることからSkyBlueのサブメンバーとしてラヴィスらとともに行動することもあるようである。
 もともとルミナスの家に仕えていた使用人であり、ルミナスの父の代から息子の代までおよそ50年にわたってその職責を全うしてきた。自身の仕事技術もさることながら、ラヴィスとルミナスが保護してきたシルフィを一人前のメイドにまで育て上げ、他にもルミナスの家に仕えたメイドたちもみな一流に育て上げるなどの指導面での能力も非常に高いものと思われる。シルフィが天界人として転生されることになった際その指導役の意味も込めて一緒に転生をしてもらうことになったのだが、シルフィと違い若い姿では転生されることはなかったようであり老体での活動はかなり厳しいようである。そこで神界のメカニックチームからパワードスーツのようなものを提供してくれることになり、それを着用することである程度の活動を普通に行えるようにしているようである。転生されたグレイドの存在はラヴィスやルミナスにとっても非常に大きなものであるようだ。因みにグレイドの正式な年については誰も聞いたことがないようであり、本人もそのことについてはいつもはぐらかしているようなところがある。ラヴィスやルミナスが推察するに80代という意見が最有力なようだが、100を超えているのではないかという意見もありその真相は謎である。
 







O2リッチ



リッチ

年齢 30(人間時のもの)
身長 172cm  体重 36kg
主要武器 長杖 魔典
好きなもの 研究 勉強 
苦手なもの 光
趣味 研究

 冥界の74代国王リッチ=ハーデスであるが、彼もSkyBlueのメンバーであり将軍たちとの付き合いは長い。普段は四界の一、冥界の王として冥界に篭り研究に没頭しているが出撃要請があれば研究し突き詰めた闇魔法を駆使して戦闘もこなすことが可能である。
 SkyBlue前身組織の時から闇魔法の研究を続けてくるほど闇の魅力に取り付かれており、冥界にやってきたのも“闇研究の本場だから”という理由であった。しかしそれほどの熱意があったからこそ冥界に来てからの研究実績は目を瞠るものがあり、特に物質分析の新理論とその理論を使った非常に低コストの物質分析装置の開発は冥界の研究に革命をもたらすこととなり、その功績を讃えられて先代国王から国王の位とリッチ=ハーデスの名を譲り受けた。そして彼の開発した分析装置は今も冥界で一般的に利用されている。
 研究熱心であるため女性関係の話はほぼなかったが、リッチが冥界に行くきっかけの1つとなった霊体のミントとの関係は正式な関係ではないものの夫婦とも言えるほど密接である。常に目深まで帽子やフードを被っておりその素顔を見せることはまずないのだが一番近くでリッチを見続けてきたミントが言うには“死者では非常に珍しい美形”とのことであり、そのためかは知らないがリッチの周りには冥界の女性が多く集まっているという。




ミント

年齢 22(人間時のもの)
身長 168cm  体重 不明
主要武器 長剣 ボウガン 闇魔法
好きなもの クッキー 紅茶 人の驚いた表情 
苦手なもの 光、闇属性攻撃 
趣味 イタズラ 深夜の散歩

 世界を安定へと導く実力者集団SkyBlueのメンバーであるが所属はリッチと同じく冥界であり、普段は冥界で生活をしている。今はもうくすんでしまっているが頭にはティアラが飾られてありもともと育ちのいいお姫様であったのだが海難事故に巻き込まれ帰らぬ人となっていた。しかし周囲の人間たちの怨嗟の声に触れた影響か幽霊船騒動を引き起こすことになりその際解決に乗り出した将軍一行に保護されるような形で加入した。その当時から既に彼女の体は霊体になっておりこれを生かした作戦は将軍たちの戦いの中で絶大なる効果を発揮してきた。
 霊体であるため冥界との関わりも大きかったようであり、冥界での研究を望んでいたリッチを冥界に送る手はずを整えていたのも彼女であった。リッチの研究に精力的に協力を申し出てリッチが冥界王となる研究に貢献し、そのためリッチから冥界における3大要素である闇、霊、屍のうちの霊のトップとして任命され冥界における地位はリッチに次ぐものである。またリッチの近くにいることが多いため実質的な冥界王婦人として見られることも多い。
 お姫様であったため普段の性格はおっとりしているものの、霊体という普通の人からすれば異質な特性を持つためその特性を利用し人を驚かせようという悪戯心を持っており、人を驚かして喜んでいるような節がある。ただ苦手な光や闇の使い手を見ると途端におびえだすあたり可愛らしい一面も持っている。またシュヴァレスク王国の女王であったミント=アーシアの別時空軸体であり、面会した際に将来シュヴァレスク城を顕界の拠点として利用したいという申し出をするなどといったSkyBlueの基盤作りにも大きく寄与する活躍も見せている。




とまあ簡単な紹介はこんなものですかね。機会があれば“過去の話”なんかもしていけたらなと思います。
それでは今回はこの辺で・・・・・・

自作小説:ミント王女の失踪日記 Part2

シュヴァレスク王国 王城内 王女の部屋 AM8:00

王城内でも屈指の眺めの良さを誇る王女の部屋。この国の王女は毎朝6:00に起床、城内の散歩をして朝食をとるなどかなり早起きである。今日も散歩を済ませて朝食をとり、部屋へと戻ってきていた。
その間には常に親衛隊の面々が、今日も失踪してしまわないように目を光らせていた。今日の担当は計3名の親衛隊員であった。一応今日これまでのところ王女に不審な行動は見られていない。

「あの、親衛隊さん……」

「いかがなさいましたか?姫様」

そんな中、王女が先に口を開いた。

「私、そろそろドレスに着替えたいのですが……その……」

「我々がいる前では着替えにくい……とでも?」

「はい……親衛隊の方が私を見張ってくれるのはいいのですが……流石に着替えは恥ずかしくて……」

「はっ、姫様の願いとあらば……姫様が着替えをなさる!速やかに退出するぞ!」

親衛隊員の号令で王女の部屋には王女以外誰もいなくなった。

「……すみません親衛隊さん、失礼します!」

王女様はそう言ってクローゼットに手をかけた。中には彼女の豪華なドレスやら装飾品やらが並んでいた。彼女はその中から、並んでいるドレスとは意匠の異なる淡い緑色の動き易そうなドレスと、綺麗なブレスレット、そして美しく白銀に輝くティアラを選びだし、最後に七色に光る指輪をはめるとベランダへと向かった。

「後は……」

王女様は部屋に隠しておいた長いロープを持ち出すと、ベランダの柱にしっかりと結びつけた。そして外れないことを確認すると

「えぇぇい!!」

それにつかまり下に降りるのではなく、ベランダの手すり、城の壁と華麗に蹴って上に上がった。そしてそこからベランダの下へと長いロープを投げ落した。

「!!姫様が失踪なさるぞ!!何をしている!!」

そのロープは下の方の階にいた別の親衛隊員が確認し、すぐさま警戒態勢に入った。王女様の部屋のベランダ側に注意が集まった。

「今のうちに……!!」

その間に王女様は城の屋根を伝って反対側へ移動した。そして、指輪をはめた手を天高く掲げると

「さ、出発!!」

彼女は城の屋根から飛び降りた。めくり上がるドレスを押さえようともせず、ただただ落下していく。

     ビュッ

その体を白い影が拾い上げた。

「ご主人様、無事ですか?」

「ええ、大丈夫よ。じゃあいつものところまでお願いね、エンシェント=リューシャ=フランティレーケ」

「……長いのでエンリュケで構いませんよ」

白い影の正体は、全身美しい白色の毛並みを持ち、立派な羽をもった馬のような生き物――ペガサスであった。
王女様はペガサスにまたがり進路を北から東に変えて飛び去っていった。

こうして彼女は城を抜け出したのだった……




と、いうことでPart2です。この調子でいくとPart10くらいまで行ってしまうかもしれませんね……
今回はこれで以上!次回はちょっと休憩して別のことを予定してます。それでは……





自作小説:ミント王女の失踪日記 Part1

女の声:ところで私はいつまで“女の声”なんですか?
ラヴィス:ああ……そうだったな。……悪かったな、ルミナス
ルミナス:……そういえばちゃんと自己紹介をしていませんがいいのですか……?
ラヴィス:それは忙しいあいつが戻ってきたときにしようと思っている
ルミナス:……そういえば確か……そろそろ帰るとか言ってましたね……
ラヴィス:ああ、それからでもいいだろ?
ルミナス:そうですね……でもその前に私たちやあの人に仕事が入ってしまったら……?
ラヴィス:……………………
ルミナス:ラヴィス様……?

通信端末が鳴り出した

女の声:ラヴィス、ルミナスさん、聞こえる?
ラヴィス:ああ、で、何だ?
女の声:追加で仕事入ったから戻るの少し遅くなるから、じゃね♪
ラヴィス:……よし、自己紹介は延期だ!!
ルミナス:……ハァ


どうも、本日は趣味で書き続けている自作小説のほんの一部を上げてみたいと思います。
題名は“ミント王女の失踪日記”
高校の時の文化祭で書いた作品ですが、これを今回は加筆、修正を加えて書き直してみました
最初に申し上げますが、あくまでも“趣味の領域”ですので、文章の内容や表現に少々おかしな点があると思いますが、ご了承下さい。
では、どうぞ……



グランヴェル大陸シュヴァレスク王国 王城内 AM9:00

「何っ!?またか!?」

「隊長……そんな大声出さなくても……」

「姫様がまたいなくなったのだぞ!?何回目だと思っている!?」

「確かもう200回を……」

「親衛隊であるお前たちは何をしていたのだ!?」

「隊長だって親衛隊の隊長……」

「何をしていたと聞いているんだ!!」

「それが……姫様が着替えをなさるため、我々が部屋の外に出て一瞬目を離した隙に……」

「この大馬鹿者!!」

「ひぃっ!」

「姫様が着替えをしようが何しようが目を離すな!!」

「えええっ!?ダメですよ、男が姫様の着替えを覗くなんて犯……」

「つべこべ言うな!!」

「何で副隊長の私ばかり……」

「とにかくすぐだ!すぐ姫様を見つけてこい!」

「は……はっ!」

       バタン

「全く……侍女もいるだろうに……しかしいつもいつもどうやってこの城を抜け出しているのやら……」


ここはグランヴェル大陸シュヴァレスク王国。大陸の中央部に位置し、大陸中の物から人まで集まる非常に賑わいのある国である。
そんな国の王城もやはり賑やかである。今朝も早くから王女親衛隊隊長の怒号が城中に響き渡った。どうやらこの国の王女様がいつものように失踪したらしい。親衛隊の隊長に怒鳴られた副隊長ラファエル・ウェインは、今日も親衛隊員を引き連れていつものように姫様探しに出発していったのだった。



……と、本当に冒頭だけですが上げてみました。これからも随時続きを書いていきたいと思います。
それでは今回はこの辺で……




SkyBlue ~Web特別支部~ 開設!

ガタンッ!!

女の声:いきなりどうしたんですか?それに……この掘っ立て小屋みたいなものは……
男の声:いやぁ、新しい取り組みをしようと思ってね
女の声:……はぁ……本当にラヴィス様そういうの好きですね……
ラヴィス:……まぁ……な。よし……そろそろ……

ラヴィス:我々SkyBlueは!ここにWeb特別支部を立ち上げることを宣言する!!
女の声:……はい?



……と、いうことでありまして、SkyBlue~Web特別支部~が開設されました。

このページでは主に趣味で8年近く続けてきた自作小説をメインに、日常やその他の趣味のことなんかもいろいろと書いていければな~と思っていますが、如何せん上にある通りの掘っ立て小屋。どうなるかなんて全く分かりません。

この掘っ立て小屋が立派な小屋に生まれ変わるか、ただ朽ち果てていくのかは、自分とただ迷い込んでしまっただけかもしれない皆様次第だと思います。(割合的に自分9:皆様がた1だと思います……)
ですので、極力頑張っていきたいと思います。頂けるならご声援のほどよろしくお願いします。

プロフィール

Author:ラヴィス
パソコン使えないくせにブログに手を出した愚か者。
……温かい目で見てもらえるとうれしいです。

毎週月曜に大小の違いはあれど更新中です。

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