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本日の……1枚!

どうも、無事にゼミの発表も終わりGWというものが見えてまいりましたラヴィスです。……でも学校はカレンダー通りなので今週は火曜日以外は普通に学校です……

さて、そんな前置きは置いておき今回の更新はちょっといつもと違うものを、私が趣味としてやっている(ことになっている)3本柱の1つ、カードゲームに関してですねー。

私、Z/Xというカードゲームをメインにやっております。……ということは前々からも言ってきてましたから分かってる方もいらっしゃるでしょう。
Z/Xは3×3の場にどのようにカードを配置していくかという戦略性も結構大事なのがポイントで多少頭を使いながらやっていくのが非常に楽しいカードゲームです。今年の7月で2周年を迎えるまだまだ新しいカードゲームで後輩に勧められたのをきっかけに一昨年9月頃とかなり初期のころからやっています、はい。
家の近くにZ/Xを扱っている店も結構あり、大会にも頻繁に参加しては顔なじみの方々も増えてカードゲームの楽しさがどんどん分かるようになってきました。

そんなZ/Xは今月24日に最新弾となる第8弾が発売されてさらなる戦略の幅が広がりました。そして私も早速1箱購入してみました、その結果……




















ホロルートヴィヒ




















ホロ仕様のルートヴィヒさんを引きました、はい。青1コストで自分以外の自分のゼクスを動かせるという能力を持ってますね、6コストでパワーが9000なのも上々です。種族がマーメイドのゼクスはこういったスクエアを移動させる効果を持ったものが多く、こうしたスクエア移動をすることでパワーを上げることができるゼクスと合わせたコンボは強力ですねー。最近は青のカードを使ったデッキを組んでないので久しぶりに組んでみたくなってきましたね……

とまぁこんな感じに、もし見ている皆さんもZ/Xに興味を持ったらまずはZ/Xのホームページでも覗いてみてくださいな。
それではまた次回の更新で~

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不定期開催ミニコーナー ~SS(ショートショート編)~神を支える“神”(前編)

「流石です、ランディ様。見事なまでの指揮でした」

「これぐらい大したことありませんよ」

 世界の安定を担う神界の中心地神界宮殿。その1室に神界八将の1人、智神ランディと彼の指揮する1部隊が集まっていた。

「経験がまだまだ浅いと言われている我々があれほどの数の魔物を相手に一切傷を負うことなく戦い抜けたのは敵の特性を熟知した上での的確な指示を下して頂いたランディ様のおかげですよ」

「経験は浅いかもしれないが君たちが神界での鍛錬を欠かさず積んできていることは僕だってしっかり理解している。だから君たちもあそこまで動けると判断したまでだよ」

 彼らは先ほどまで顕界で対魔物との実践訓練をしてきたところであった。ランディの指揮する部隊は神界防備において最も重要な役割を果たす部隊の1つであり、本来神界から離れることはない。しかし現時点において神界が襲撃されるようなことはなく、神界防備にあたる者々は鍛錬を積んでいても実戦経験はほとんど無いことが非常に多いのである。それでは万一神界が襲撃されるようなことがあった場合に力を発揮できない者が出る可能性を考えたランディは、神界八将の立場から直々に実践訓練を積む機会を与えるよう依頼をした。その結果本来は神界から出ることの無かった者も実践訓練のために出撃がかかるようになった。これにより神界防備にあたっている者々の戦闘能力もさらに向上したと言われている。

「智神と謳われるランディ様に実力を認めて頂き我々も大変嬉しく思います」

「神界防衛部隊であるランディ様やミディア様の指揮下につけることは我々にとってこれ以上はない幸せなことです。起こってほしくはないことではありますが、もし実際に神界が襲撃されるようなことがあった場合にも我々に的確な指示を下さり、我々に与えられし“神界防衛”という使命を全うできるよう何卒お願いいたします……」

「任せてくれ、智神の名に恥じぬ活躍をこれからも見せていくからね」

 そう言うとランディはパチンと指を鳴らした。すると部屋の中に召使をしている精霊が入ってきた。

「実践訓練が無事完了した。今から彼らを労ってあげたいから食事とお酒を用意してもらえるかい?」

「かしこまりました」

 精霊は丁寧に礼をするとすぐに準備にとりかかった。

「ランディ様、よろしいのですか?」

「部隊の士気を上げておくのも指揮官の勤めさ。それに気を張りっぱなしもよくない、こういう場を設けて少し気を楽にしておくのも必要だと思ってね」

「……ランディ様のお心遣いに感謝します」

「ランディ様及びその指揮下の神界兵の皆様、話が通りましたのでこちらの部屋をお使い下さい」

 精霊はすぐに帰って来てランディに部屋の鍵を渡していった。

「よし、それじゃあ移動しようか」

 それを持ってランディとその部隊は場所を移動した。



「ランディ様、少しよろしいでしょうか?」

「ん、なんだい?」

「……ランディ様が智神と呼ばれる所以に関してお聞かせ願いたいのですが……」

「……それを聞くのか……」

 ランディ主催の慰労会がそろそろ終わりに近づいた頃、ランディのもとにやってきた神界兵はそう言った。

「ランディ様がその話をあまりしたがらないというのはよく分かっています。……ですが我々もランディ様の部隊の一員ですからどうしても興味がありますし……先ほどランディ様も“智神の名に恥じぬ活躍をこれからも見せていく”と仰ってましたからその活躍を語って下さることも必要なのではないかと思いまして……」

「……はは、そうだね。僕にしては珍しく迂闊なことを言っちゃったかなぁ……」

 部下の言葉にランディにしては珍しい苦い表情を見せたが、すぐに落ち着いたいつもの顔に戻った。

「君たちも将軍のことは知っているだろう?」

「はい、神界八将筆頭と言われる軍神のことですね……?」

「そうそう、その将軍が本当に“将軍”として軍を率いていた時代のことだよ……」

 そして部下たちに静かに語りだした。彼は当時から参謀役として将軍率いる部隊に付き従い、幾多の戦いの中でその才能を発揮してきていた。後に将軍が“不敗神話を築き上げた者”として軍神の名を賜ることになる影にはランディの的確で時には大胆、奇抜な建策があった。この話はSkyBlueの中でも未だに伝説として語り継がれるランディ最大の奇策の話である……。

「あれはとある国の反乱軍側に加勢した時の話だね……」












「さてランディ、いよいよここまで来たな。城下突破はどうするんだ?」

 街道沿いに設けられた天幕の中に将軍を含め彼が率いる部隊の主力陣が集まった。みな後にSkyBlueの一員として活躍する者たちばかりである。

「ひとまず状況を整理しましょう」

 ランディは机の上にこの国の城下周辺の地図を広げた。

「現在我々が陣を敷いているのはこの街道、城下に入る門まではそう大した距離じゃない。今のところこの街道に戦力は配置されている様子は無いから相手はこの門を死守する考えだと思う」

「門突破か……相手の兵種とかは分かるか?」

「守備的布陣を敷いてるはずでしょうから門前には重装兵、その背後には法撃部隊を配置して迎撃にあたってくるものだと思います。そして門の後ろには飛行兵侵入を警戒した弓兵隊を控えさせているでしょう」

「……一般的に考えれば非常に突破しにくい布陣ってわけだな?」

「そうですね、一般的に考えれば厄介なことこの上ないでしょう」

 将軍もランディも“一般的”という言葉を強調した。その意味は当然ながらお互いによく理解していた。

「じゃあランディ、この門をどう突破するつもりだ?」

「……将軍、君だったらもう僕が何と言うか分かっているんじゃないか?」

 将軍の問いかけにランディはそう答えた。そして将軍もそう言われることが分かっていたようにニヤリと笑う。

「じゃあランディ、せーので言おうか」

「構わないよ」

「せーの」

「聖女と精霊で突破」「ルミナスとフィアにネレイス」

 将軍とランディの答えは見事に一致していた。

「……流石だね、将軍。よく分かってる」

「当然だ、オレらの戦力を考えればその手が真っ先に出るだろ?」

「まぁそうだね」

 そしてランディは突破作戦の内容を話していく。その内容は至って簡単。天界聖女(このときはまだまだ候補)であるルミナスとフィア、そして精霊界王女(当時、形式的ではあるが)のネレイスで門上を通過、弓兵隊の攻撃を凌ぎつつ一掃、そして市街地側から門を開き内外から一気に守備隊を殲滅するというものであった。

「了解、オレらの動きはそれでいいだろう。他のやつらの動きはどうする?」

「開門と同時に守備隊に一気に攻勢を仕掛ける、その先は向こうの出方次第だね」

「分かった、オレが伝えておこう」

「ひとまず作戦は以上、みんなの奮闘を期待するよ」

 そう言ってランディは各々解散を命じた。SkyBlue精鋭たちもそれぞれ休憩に入り作戦決行の時間を待った。




「反乱軍が接近中!総員配置につき迎え撃てーッ!!何としてもここを守り抜くのだーッ!!」

 日が西の空に沈みかけた頃合に将軍たちを含めた反乱軍は一気に城下前の門付近まで進軍してきた。城下入口を守る守備隊は重装兵を前面に出した徹底防戦の陣形が既に組まれてあった。

「ランディ、ほぼお前の読み通りのようだな」

「そうだね、でも“重装兵の後ろにも弓兵を配置していた”ことは少し見誤ったね」

 重装兵の後ろにはランディの見立て通りかなり高位と思われる法撃士を多数配置してあった他、弓兵の姿もちらほら見られた。ランディの見立て以上に門の前を固める布陣だったようである。

「しかしこれは“門の前で撃ち落とす自信が随分ある”ということなんだろうな」

「そうだね、つまり門の向こうは見立てより数が少ないのかもしれないね」

「……オレらにとってこれは好都合……だよな?」

「……想定より楽に決まるかもしれないね」

 しかし将軍とランディは既に勝負あったかのような気でいた。さらには反乱軍全体も心なしか楽勝ムードを漂わせ始めている。

「突撃タイミングは後方の法撃、射撃が飛んできた瞬間。向こうの攻撃は全部ミディアが止めてくれる。1波が撃ったら戦闘はせずに向こうの射程外まで下がってくれ」

「いいか、勝負は数分で決まるぞ。本番は城下と城内だがここで一気に決めれば向こうに態勢を取り直す時間を作らせることができる。その間ならオレらでも有利に戦える。ここでの勢いそのままに一気に決着をつけるぞ!」

 作戦の最終確認をし、最後に将軍が反乱軍全体に檄を飛ばした。

「出撃だ!」

 そして将軍の号令で反乱軍はゆっくりと門へと迫っていった。

「この門を正面突破しに来るとか正気とは思えん、法撃と射撃用意!」

 守備隊も法撃士と弓兵が攻撃の用意をしてそれを守るように重装兵が立ち塞がる。反乱軍はそれでも何の迷いもなく前進を続ける。やがて先頭が門を守る重装兵との距離を50m程に縮めた瞬間、

「撃てーッ!!」

 守備隊長の声と同時に反乱軍に向かって一斉射撃、法撃が繰り出された。それと同時にミディアが素早く前に出てルミナス、ネレイス、フィアの3人は一斉に飛び立った。

「何であろうと防ぎ切ります!!究極守護術……絶対守護障壁!!」

 前に出たミディアはすかさず持っている盾を上に向け高く掲げた。そこから発せられたオレンジ色の淡い光が反乱軍の前方と上空を覆っていき飛んできた矢は全て刺さって止まり、法撃もその障壁に阻まれ効力を失った。

「何だ今の……!?」

 守備隊が驚く間に門の上空付近にルミナス、ネレイス、フィアが到達していた。あらかじめ第2波を用意していた守備隊が彼女たちに向かって攻撃をしたが、上空を飛ぶ人間の体という非常に小さい的を狙うのはかなり難しかったことから実際に届いた攻撃はわずかなものであり、あっさりと躱されて門の反対側への侵入を許してしまった。

「なっ……何だこいつらは……!?」

 門の反対側に待機していたのはおよそ30人くらいの弓兵と念のために配備されていたと思われる重装兵10人くらいであった。みんな一様に門を超えてきたルミナスたちの特異な姿に動揺を隠しきれていなかった。

「……この時点で私たちに矢を放てなければもうおしまいですよ」

 ルミナスは動揺して立ち尽くす弓兵たちに向かって無数の光の矢を放った。それと同時にフィアも逃がさないように光の矢を放っていた。光の矢は弓兵の周りに突き刺さる。

「ひっ……う……撃てぇ!!」

 ようやく応戦しようとした弓兵たちの前方上空にはネレイスがボウガンを構えて待っていた。その矢は青白い光で包まれている。

「もうおしまいって言ったよねっ!?」

 ネレイスの放ったボウガンは先ほどルミナスとフィアがばらまいた光の矢を狙っていた。

「これは……あ……」

 青白い光の正体は電撃であり、刺さった光の矢にその青い光が移ったときようやくこれから何が起こるのか、そして言われた通り“もうおしまい”であることも悟った。

「うがぁぁぁぁ!!」

「ぎやぁぁぁぁ!!」

 放たれた無数の光の矢に次々と電流が走り弓兵たちはあっという間に感電して次々と倒れていった。

「さて、あとはあなたたちね」

 弓兵を片付け地上に降り立った3人は残った10人ほどの重装兵を前にしていた。数の上では重装兵が勝るものの先ほどまでの様子を見てしまっていたために既に重装兵の戦意は完全に失われていた。

「おぉぉお助けをぉぉぉ!!」

「でしたらこの門を開けて下さい、そうすればもう用はありませんから」

 命乞いをする重装兵たちにルミナスは輝かしい笑顔でそう言った。

「で……ですがそんなことをしたら……」

「開けてくれますよね?」

「しょ……少々お待ちをっ!」

 一瞬渋った重装兵をルミナス得意の威圧感であっさりと動かした。重装兵たちは開門準備にかかる。

「お願いしますと言ったら開けて下さい。開けたらここは危険ですので早急に離れて下さいね」

「は……はぁっ!」

 こうしてルミナスたちはあっさりと門裏を制圧した。

「……く……門の向こうはどうなったのか……」

「そんなことより我々は目先のことを気にしろ!」

 一方門の前では依然膠着状態が続いていた。反乱軍はぎりぎり守備隊の法撃士、弓兵の射程範囲内に入ったまま一気に攻めようとはしておらずただただ様子を見ていた。一方の守備隊も先ほどの絶対守護障壁を見せられてから遠距離攻撃をしても防がれてしまうことがわかり攻撃を控えていた。

「ランディ、いい感じなんじゃねぇか?」

「おそらくそろそろ向こうの制圧が終わるころだろうね」

「じゃあそろそろ……」

 そう言うと将軍はSkyBlueの精鋭部隊を前列へと集め始めた。

「一気に決める時が来たぞ、準備はいいな?」

 将軍の声に全員が頷いた、そして

「ルミナスから制圧完了の報告が来た」

 ラヴィスがルミナスからの報告を受け準備は整ったようだ。

「突破するぞ!」

 将軍の号令で反乱軍は再び突撃を始めた。先ほどよりもその勢いは強い。

「法撃を波状で撃って迎撃しろ!!」

 守備隊は今度は先程よりも薄い弾幕を長時間撃つ作戦に切り替えたようだ。

「……我慢比べでも自信はあります……絶対守護障壁!!」

 再び先頭に立ったミディアが絶対守護障壁で迎え撃つ。しかし今回は障壁を張りながら前進している。

「あの女何者なんだよ……さっきの3人といい一体……」

 そう守備隊長がぼやいた瞬間後ろの法撃士と弓兵隊の方から悲鳴が上がる。

「後ろに対して関心なさすぎなんじゃない!?」

 振り向いた時には既に門は開かれており、ネレイスが奇襲を仕掛けていた。この様を見た守備隊に一気に動揺が走る。

「この勝負もらった!一気に殲滅しろ!!」

 守備隊は一度崩れた陣形を立て直すことができずあっさりと壊滅してしまった。

「……よし、まずは第一関門突破だな」

「大体予想通りに事は進んでいたからね、さぁ、次は市街地をどう突破するかだね」

 一段落したところでランディは市街地の方を見た。どうやら正面の大通りを上手く利用すれば簡単に城門へとたどり着けそうだが城門付近を始めかなりの数の兵が待機しているものと思われる。

「ネレイス、ちょっと飛んで市街地の形状と敵の配置を確認してもらいたい」

「任せて~」

 そこでランディはネレイスに市街地の様子を見て策を練ることにした。ネレイスはその場で空に飛び上空から大まかに様子を確認するとランディの横に降りてきた。

「ここから城門に伸びる主街道を使えば城門に行けるけど……やっぱりかなりの数の兵力を集結させてるね……。後両翼にも多数兵力が配置されてる。これは多分市街地の地形を匠に生かして攻め込んでくるのを警戒してるみたいだね……」

「……兵力的にはやっぱり不利だろうね、それにこちらは城内戦を控えていて消耗はできるだけ抑えたいし……」

「人数的にははっきりと分からないけど……主街道は10万、両翼には8万ずつと見てるかなぁ」

 ネレイスが見てきたことをランディに伝えていくとランディはニヤリとしていく。どうやらいい策が思いついたようだ。

「ん、ランディさん策決まった?」

 そしてネレイスの言葉に答えたランディが放った策が後々まで永遠に語り継がれることとなった“伝説の策”になった。

「敵の数は約10万ですか……正面突破で問題ないでしょう」

 ランディはさも当然のように言い切った。その瞬間に反乱軍内だけでなくSkyBlue精鋭部隊からも驚く様子が伝わってきた。しかしランディは何事もなく続けていく。

「それも主街道は僕らSkyBlue精鋭のみで突っ込むよ。少数の方が正面突破はやりやすいしね」

「……ほほう、ランディも随分と大きく出たな」

「そうかい?僕らの戦力からすれば10万くらい楽勝だと思うんだけどね?」

 ランディのしれっとした様にもはや反乱軍の者たちは言葉を失っていた。

「……まぁいいか、面白そうじゃないか」

 そして面白いことの大好きな将軍がこういった瞬間にSkyBlue精鋭部隊は軽く諦めたような表情を見せるとすぐに準備にとりかかった。あまりにも早い切替に反乱軍の者たちにはただ立ち尽くすのみであった。ランディはそれに気付いたのか、

「皆さんは左右どちらかから来る部隊を叩いて下さい。恐らく左右の部隊が僕たちを囲う前に城内には入れると思いますから無理な戦闘はしなくても構いませんよ」

 と指示を出した。そして指示を出すとすぐに

「さぁ、行きましょうか。もうここが破られたことは分かっているでしょうから手早く決めましょう」

 とSkyBlueメンバーに向き直って出撃を開始した。

「んじゃ、行ってくるぜ。パパッと決めてくるから」

「あ……あぁ、頼むよ……」

「さぁて、10万相手に正面突破大作戦開始だ、出撃ーッ!!」

 最後に反乱軍側のリーダーと言葉を交わすと檄を飛ばし出撃していった。

「…………大丈夫だろうか?」

「……あの者たちは只者でないのは見て明らかです。それに……国を離れてお亡くなりになられた我らの主の意思を継いでおられている……」

「……そうですね」

 残された反乱軍の者たちも準備を整えていく。

「我々とてこのまま大人しくしているわけにもいかない、我らの主が最後まで貫いた誇り……我々も見せ付けるぞ!!」

 そうして反乱軍の者も市街地へと進軍していった。



「第一陣突破!」

「この程度の数なら楽勝でしょう」

 市街地の主街道を進む将軍たちはまず最初に配備されていた部隊をいとも簡単に突破していた。

「次の部隊は法撃士中心よ、守備する兵も含めてざっと200!」

「ルミナス、フィア。準備してくれ」

「「分かりました」」

 上空からはエミリオが偵察しランディが指示を出す。指示を受けたルミナスとフィアが詠唱を始める。

「向こうが撃ってきた、迎え撃て!」

「聖女の名に於いて……!」

「示せ我が道……!」

 ルミナスとフィアが光魔法を放った。守備隊が放つ法撃攻撃よりもはるかに強力な一撃は陣形をあっという間に崩し去った。そこに将軍やラヴィスらが勢いそのままに攻め込み反撃の隙を一切与えず駆け抜けるようにして突破していった。

「……次は騎馬隊よ!数も多いわ!1000はいそうよ!」

「ネレイス、撹乱させてくれ!」

「お任せあれ~」

 続いて準備していた騎馬隊にはネレイスを向かわせた。

「食い止めろーッ!」

「……ふふ、その程度じゃ止められないよっ!」

 ネレイスは迫る騎馬隊に対し羽を広げて飛び込んだ。

「なっ!?何者!?」

「これでも一応人間だよっ!」

 ネレイスの両腕にはボウガンが構えられており、それを乱射していた。

「ぐぁっ!がっ……」

 騎馬隊の前方にいた者が次々と落馬していく。これにより騎馬隊全体の進行速度も低下していた。

「ほらほら、攻撃しておいでよ!」

 騎馬隊の装備では届かない空中からネレイスはいいようにボウガンを乱射していき、あっという間に騎馬隊の数は減っていく。

「くそ……一体こいつらは……」

「ん、待て!他のやつらがいないぞ!」

 そしてネレイスがいいように騎馬隊をもてあそんでいるうちに将軍たちの姿は騎馬隊たちの視界から消え去っていたのだった。

「ようやく気付いたかぁ……でももう遅いんだよねっ!」

 その後もネレイスは1人で騎馬隊を手玉に取り続けていった。

「おいランディ、正面突破じゃなかったのかよ」

「誰も“街道を正面突破”とは言ってないよ。城門に向かって正面突破をしているだけさ」

 一方の将軍たちは主街道を離れた脇道を進行していた。

「んじゃあ10万相手に正面から相手にするわけじゃなかったのかよ」

「まぁそうなるかもね。まぁそれでも勝算はあるんじゃないかな?ここの兵はあまりにもお粗末すぎるからね」

「……全く、ランディ、お前流石だな」

「その言葉は作戦成功してからにしましょうか」

 主街道から離れただけで出くわす兵力はめっきりと減っていった。さらには反乱軍本体が城門左側から迫ってきた部隊を叩いているという情報がエミリオからもたらされことから兵力の増員もなくスムーズに進めることができている。

「さぁ、あともう少しで城門ですよ。将軍、城門突破は将軍の一撃で決めてください」

「はいよ……」

 将軍は駆け抜けながら2本の刀を抜き準備を始めた。まもなく城門前の主街道に合流するところまで来ていた。城門前にはやはり相当数の守備隊が迎え撃つ準備をしていた。

「将軍、タイミングは主街道に入って向こうが動いたらで」

「いいぜ、一撃で決めるからな」

 やがて将軍たちは再び主街道に合流した。その姿を守備隊も確認をして構えをとるが将軍たちのあまりの進軍の早さにやや動揺する様子を隠しきれていなかった。

「ネレイスがまだ戻ってこないか……随分と遊んでいるんじゃないか?」

「心配ないですよ、間違いなくこちらの動きは把握してるはずです。ちゃんと追いついてくるでしょう」

 将軍たちと守備隊の距離はどんどん縮まっていく、そしてついに、

「将軍、頼みますよ!」

「任せろ……」

 そう言うとピタッと進行を止めた。そして将軍は両手を広げゆっくりと2本の刀を頭の上へと持っていく。

「な……何だ?」

 守備隊も急に始めた将軍の行動で動きを止めた。

「……ふんっ!!」

 頭の上で2本の刀を重ね、そして勢い良く振り下ろした。すると光の衝撃波が一直線に城門前の守備隊、及び城門へと伸びていった。

「!!??」

 あまりに一瞬のことで守備隊は何もできず守備隊の陣形には一直線の隙間ができていた。そしてそれだけでなくその後ろにあったはずの城門までをも切り裂いてあっさりと場内にまで入れるようになっていた。

「ほら、ラヴィス、城内戦はお前の仕事だ、さっさと蹴散らして来い!」

「ああ、ルミナス、援護してくれ!」

「お任せ下さい!」

 刀を振り下ろした姿勢のままの将軍の脇をラヴィスとルミナスが通過していった。呆然としていた守備隊もそれに気付くと衝撃波でできた穴を塞ごうと陣を組みなおす。

「ラヴィス様!」

「ルミナス!よっ……」

 しかしルミナスはラヴィスを抱えると破壊した城門の上のほうから場内へと軽々と侵入を果たしていった。

「さぁて……もう1発撃ってやるからラヴィスを援護したいやつは行ってやれ!」

 そして将軍は先ほどの大技の準備を始めていた。

「あ……あいつに刀を振らせるなーっ!!」

 将軍の大技を阻止しようと守備隊も攻めかかるが、これによりさらに陣形が乱れてしまう。

「遅いっ!!」

 結局将軍の2回目の衝撃波飛ばしで再び守備隊に致命的な損害を与え、ラヴィスの援護にさらに多くのSkyBlueメンバーの城内侵入を許すことになった。















「結局その後は……?」

「ラヴィスが意外と手間取ったみたいだけど無事皇帝を撃破、託された依頼を無事完遂したんだよ」

「そうでしたか……」

「まぁこんなとこだね、伝説の策に関するお話は」

 ランディは話し終えるとグラスを手に取った。

「さ、話も終わったことだしそろそろお開きにしようか。ただその前に最後に1杯飲ませてもらうよ」

「はっ、ランディ様、お注ぎします……」

「助かるよ」

 こうしてランディは最後にお酒を1杯飲み部下たちの慰労会をお開きにした。神界八将智神ランディ、後に将軍が軍神と呼ばれる存在になる影には必ず彼の存在があった。神を支える“神”が“神”になった所以の1つがこの話である。


本日の更新内容

・愛用武器 将軍

どうも、ランディ編SSを差し置いて座談会編をやった方が早い気がしてきました、はい。

来週以降はゼミの論文和訳もやらないといけませんし……

まぁ気長にがんばります、はい。それではまた!

本日の更新内容

・メンバー紹介 レイン


どうも、新学期が始まり忙しくなるというのにランディ編がなかなか進まないのでこういうことになりました……
今回はSkyBlue最年少のレインです。最年少と言いながら年の割には大分大人びています、はい
そろそろランディ編の構成を変えようかとも考えつつ次回の更新につなげたいと思います。それでは!


プロフィール

ラヴィス

Author:ラヴィス
パソコン使えないくせにブログに手を出した愚か者。
……温かい目で見てもらえるとうれしいです。

毎週月曜に大小の違いはあれど更新中です。

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