本日の…近況報告

どうも、ラヴィスです。

早速更新を……と思ったのですがどうも最近ページの調子が悪いみたいでしてちゃんとした更新ができない状態になっています、はい。

早いところしっかりした更新ができるようになってもらいたいですね、それまでは別の方でSS等準備をしておこうと思います。

それではまた次回の更新で!それまでに元に戻ってると嬉しいですね~

スポンサーサイト

不定期開催ミニコーナー ~SS(ショートショート編)~神を支える“神”(後編)Part2

「ほとんど鎮火できたんじゃないかな……」

 交戦を始めてから1時間近くが経ちようやく拡大していた火災は食い止められたようである。

「ネレイス様、こちらの準備はできています!」

「了解、じゃあ狙って……」

「これより火元の消火を行います。皆さん、放水開始です!」

 周囲を取り囲んでいた水の精霊たちはエメローネの号令のもと一斉に放水を始めた。毒蛾もうまいことかわしていくが全方位からの放水は流石に捌ききることができずある水の精霊が放水を当てると怯んだ毒蛾に他の精霊たちの放水も命中していきまたたくまに毒蛾の体力を奪っていった。

「これなら……っ!」

 それを見たネレイスは左手のボウガンでしっかりと狙いを定めていく。

「決めるよっ!」

 ネレイスが狙いを定めて放ったボウガンは毒蛾の右の羽を簡単に打ち抜いた。さらにネレイスは間髪入れずにもう1発放ち、それは左の羽を打ち抜く。飛べなくなり地面に落ちた毒蛾にネレイスは一気に近づき2本のレイピアを振りぬいた。その一閃でネレイスは簡単に毒蛾を仕留めた。

「……お見事です、ネレイス様」

「エメローネたちもありがと、でも大分時間かかっちゃったなぁ……」

 エメローネたちの協力もあり毒蛾の撃破と火災の鎮火は完了したが思いのほか時間がかかってしまった。予定していた時間をオーバーしたことでネレイスもミディアのことが心配になってきた。

「事後処理は私達に任せて早く向かわれてはどうでしょうか?」

「そうだね、お願いねエメローネ」

「お任せ下さい」

 エメローネにも促されネレイスはすぐにランディとミディアの元へ急行した。





「絶対守護障壁っ!」

 今日何度目か分からない絶対守護障壁で巨大な岩の拳を受け止めた。しかし1時間以上も使い続けてきたことで流石のミディアにも疲れが出てきたのかここ数回は拳に幾分押されている感じがあった。

「……ミディア、大丈夫かい……?」

「……そろそろ厳しいかもしれません……」

「……ラヴィスたちも随分てこずっているのか……」

「それまではなんとか持ちこたえなければ……」

 ミディアが呼吸を整え再び盾を構えたところでようやく後ろの方から聞きなれた声が聞こえてきた。

「……ゴメン、遅くなっちゃったね!」

 振り返ると毒蛾を片付けたネレイスがボウガンを構えていた。あのボウガンで注意を引いてくれるのだろう。

「ミディア!余所見をするな……!」

 しかしすぐにランディのその声で盾を構え直しゴーレムの方を向いた。ゴーレムの拳は地面を叩いている。

「……あっ……!」

 少し気を抜いていたのと体力的にもかなり疲れていたせいこともあり足元を揺るがされミディアは大きくバランスを崩してしまった。

「ミディアさ……!やばっ……!」

 ミディアのカバーに入ろうとしたネレイスは地面を叩いたゴーレムの腕がそこから地面と並行に地面を抉りながら振りぬかれていることに気付いた。このまま行くとどうなるのかネレイスにはすぐに想像できた。

「……ゴメン……!」

 ネレイスは羽を展開して飛び立った。

「っっ……!……絶対守護障壁っ!」

 ネレイスの前にいたミディアも当然拳が迫ってきていたのは分かっておりすぐに盾を構えたのだが、体勢が悪く到底受け止めきれるような状態ではなかった。

「ぐぁぅっ!!」

 鎧を身に付けたミディアであったが拳の直撃を受けてはひとたまりもなく、鎧が押しつぶされるようにへこみそのまま遺跡の壁をいくつも壊しながら大きく吹き飛ばされていった。

「……すっごいパワー……」

「……ネレイス、加勢に来たのは君だけかい?」

「後でラヴィスもルミナスさんも来てくれるよ、それまで今度はあたしが凌ぐから」

「……頼むよ」

 2人ともミディアを心配している様子ではあったがすぐにゴーレムに向き直っていた。

「……さ、次はあたしが相手になるよ!!」

 ネレイスはボウガンを乱れ撃ちゴーレムの注意を引くとその周囲を飛び回り翻弄しはじめた。





「ハァ……ハァ……くぅぅ……」

 ルミナスは息を上げながら杖を構え直した。ラヴィスの配分であったため何も言えなかったのだが流石にSランクの魔物を1人で相手にするのはなかなか厳しいものがあった。さらに今回ルミナスに任された量産型魔界人形ジャスミンType:Tは法撃攻撃を主体とした不死系闇属性の魔物であり、光属性を得意とするルミナスにとっては相性のいい相手であったはずだが、法撃攻撃に対する耐性が思いのほか高かったこと、さらには先ほどの群蟻パンツァーアーマイゼ戦で巣の壊滅までをやることになりかなり消耗していたこともあり長期戦となっていた。

「……光よ!」

 ルミナスが放った光の矢は魔界人形の周囲に浮かべてあるティーセットに弾かれてしまった。Type:Tは茶器人形であることを示しており、その周囲にはティーポット、ティーカップ、ティースプーンといった茶器セットを浮かばせている。先ほどからルミナスの攻撃は全てこれらに弾かれてしまっている。

「……戦う順番を間違えたかもしれません……」

 弾幕を厚くすれば突破できそうなものだがこの後にランディの救援でゴーレムを相手にすることを考えるとこれ以上の消耗を避けたいところでもある。

「……ラヴィス様に助けを呼ぶわけにも行きませんし……」

 ラヴィスは今も別の場所で魔物を相手にしている。ラヴィスもこの後ランディの救援があるのでこれ以上負担をかけさせたくない。

「……やるしか……ないですね」

 ルミナスは意を決したように背中に立派な光の翼を展開させた。ルミナスの手にはこれまで以上に強力な光が集まってくる。

「……示せ我が道!!」

 ルミナスの手から光線が放たれた。その光線は茶器に阻まれる前に人形本体に当たり大きなダメージを与える。やはり当てられれば効果は絶大なようである。

「……後のことはラヴィス様に相談して……今は全力で相手をしなくてはいけませんね」

 本気を出したルミナスは杖をくるくると振り回しながら足元には立派な魔法陣が描かれていった。





「当たらないよっ!」

 ネレイスを狙う巨大な拳は見当違いのところを通過していく。先ほどからネレイスの素早い動きに全く付いていけてないゴーレムは追い回しては空振りを繰り返し消耗し始めつつあった。ここまではネレイスやランディの狙い通りである。

「ネレイス、大丈夫かい?」

「まだまだ、ただ飛んでるだけなら楽勝だよ」

 ボロボロの状態だったランディも何とか立ち上がれる状態までには回復しており、グングニルを構えてゴーレムの出方を伺いながら攻撃を始めていた。ネレイスはボウガンで注意を引く程度の攻撃しかしてないのでダメージは期待できない。まとまったダメージを与えられるランディがラヴィスとルミナスが来る以前に多少は削っておこうとしているようだ。

「ランディさんも無理しないでよ?」

「……ちゃんとタゲを取ってくれる優秀な囮役がいるから大丈夫さ」

「あはは、そうだね」

 迫り来る拳をひらりとかわしてボウガンを乱れ撃つ。そこに足元を狙ってランディが一撃を放つ。注意が少しランディに向いたところを狙いすかさずネレイスが逸れた注意を引き戻すかのように目の前を飛び視界を遮る。その間にランディは物陰に隠れ目の前のネレイスめがけて拳を振り回すのだが、その時には既にネレイスはゴーレムの背後へと回り込んでいた。

「……ラヴィスたち遅いなぁ……それにミディアさん大丈夫かなぁ」

「大分苦戦してるってことかい?そんなに強い相手とか数が多いとかかい?」

「ラヴィスもルミナスさんも4体ずつ……ルミナスさんはSランクが1体相手だけど相性はいい方だし……」

「……強敵というよりは数が問題そうだね……集団を相手にさせられちゃうと大した相手ではなくても手を焼いちゃうからね」

 ネレイスは変わらず余裕を持って回避を続ける。ネレイスが来てからかなりの時間が経っているがまだまだラヴィス達は来ていない。ネレイスの到着自体もかなり時間が経った後だったため予定よりも大分遅くなっていることは間違いない。

「ミディアは……大丈夫だと思うよ」

 ランディはミディアが吹き飛ばされた方向を向いた。遺跡の壁がかなり崩れ落ちている場所がありそこまで吹き飛ばされたのであろう。この場所からではまだ瓦礫の下にいるのかなんらかの理由でもうその場にいないのかは分からない。

「……頑丈だしね……っと」

 ネレイスは一旦地面に降り立った。ゴーレムはそこを狙い拳を振り下ろしてくる。

「ランディさん、地面揺れるよ!」

「大丈夫だよ、準備できている」

 ネレイスは拳の落下点から離れると重心を下に移していた。ランディは調査隊が隠れているところに戻りなにやら指示を出している。そして拳は地面に思いっきり叩き付けられ衝撃波が広がっていくと同時に地面の瓦礫が持ち上がっていく。ネレイスはその動きに合わせてジャンプをすると軽々とゴーレムの頭の上まで跳び上がった。

「……おー、すごいすごーい!」

 トランポリンのようにくるくると回りながら跳んでいったネレイスは最高到達点で今度は大きな花弁のような羽を広げるとそこから羽に光を集中させていた。一方のゴーレムは地面に少し強く振り下ろしてしまったせいか引き抜くのに少々手間取っているようである。その間にもネレイスの背中の羽は輝きを増していた。

「精霊界砲充填率100%!ガラティーン……発射ぁ!」

 横に広げていた手を前に突き出すとそこから虹色のレーザーが放たれた。そのレーザーはゴーレムの右腕をを直撃し軽々と吹き飛ばしていった。

「……んー……ちょっと狙いずれちゃったかなー」

 撃ち終わったネレイスはそのままゆっくりと地上に降り立った。言葉のわりにその顔はどことなく満足げである。

「……ネレイス、君今わざと狙いを外したね?」

「んー?だってここであたしが片付けちゃったらラヴィスたちの出番なくなっちゃうじゃん」

「……そうかもしれないけどさ……でも確かに……」

 ランディはネレイスが跳び上がった際に向いていた方向を向いていた。そこにはまた見覚えがある影がある。

「……折角来たのにもう出番がないってのは可愛そうだしね」

「……悪い、随分とてこずった」

「遅いよラヴィス。あたしが1人で片付けようとしちゃったじゃん」

「1体だけしか相手にしてねぇだろ……4体+α相手にしたんだからな……」
 
 自分の担当を片付けたラヴィスがようやく到着した。多少疲れているような様子を見せていたものの戦う元気はまだまだあるようだった。

「2人とも、来るよ」

 ランディがそう声をかけると2人とも“分かってる”と言わんばかりの様子でその場から飛びのいた。その空間をゴーレムの拳が通過していった。

「ところでミディアはどうした?それにルミナスもまだ来てないのか?」

「ルミナスさんはまだ……ミディアさんはホームランされちゃった」

「……それって大丈夫なのか」

「……心配……無用ですよ」

「ミディア……っておい、大丈夫か?」

 ラヴィスがミディアを心配しているとそのミディアが戻ってきていた。鎧はボロボロで血に汚れており、口からも血を吐いたような跡が残っていたが足取りはしっかりしておりまだまだ十分に戦えそうであった。

「……これくらいのダメージ、最前線ではよくあることです」

「……流石だね、ミディア」

「まだまだ……やれますよ!」

 そしてミディアが帰ってきた間にさらにもう1人やってきていた。

「……すみません……遅くなりました……」

「ルミナス……大丈夫か?」

 最後にやってきたルミナスは明らかに疲れきった様子であった。

「……正直大丈夫ではありません……ひとまず合流を目指して……出せるだけ出し切ってきましたから……」

「……仕方の無いやつだ……ちょっと来い」

 ラヴィスは足元のおぼつかないルミナスを半ば強引に物陰に連れて行くとみんなが見ている前で堂々と唇を合わせた。

「……んむ……////

「……それくらい魔力あれば戦えるだろ?もうちょっと頑張れ」

「はい……////

「……お2人さん、そろそろいいかな?」

 そんな2人をランディはそうにこやかに言って呼び戻した。これで予定していた全員が揃ったことになる。

「……じゃあさっさとぶっ飛ばすとするか」

「そうだね~」

「ラヴィス様から魔力を分けていただきました、あれくらいを蹴散らすには十分です!」

「まだまだ皆さんを守れますよ……!」

「じゃあ僕が指揮を取ろう。……反撃開始だよ」

 その声と同時にラヴィス、ルミナス、ネレイスは散開しミディアは迫っていたゴーレムの拳を防いだ。かなりのダメージを受けているようにも見えるミディアであったが何の問題もなく防ぎきっていた。

「……ネレイス、引き続き注意を引いてくれ。ラヴィスは物陰から隙を狙ってくれ。ルミナスはおもいっきり法撃を叩き込んでくれ。もし攻撃が来てもミディアが全部防いでくれるよ」

「「「「了解!」」」」

 その言葉と同時に各々は行動を開始した。









(Part3に続く)


コワレタセカイ ノ モノガタリ ~フコウノセカイ プロローグ~

「……さてと、そろそろ次の世界に向かうとするかな」

 美しい草原に寝転びながら穏やかな風を浴びていた将軍はそう言うとゆっくりと体を起こした。神界八将の軍神の名を冠している将軍はSkyBlueリーダーをラヴィスに譲るような形で姿を消し、自由気ままに世界を渡り歩く生活を続けていた。

「ここのとこ落ち着かない世界ばっかしだったからな……こういう穏やかな世界でゆっくり休めてよかったぜ」

 各地を巡っていれば様々な世界と出会う。平和な世界もあれば争いが絶えない世界もあり、生物で溢れる世界もあれば何もいない世界もある。将軍は幾多の世界を旅してきてその世界その世界で影ながら戦に参加したり、のんびり過ごしたりしている。

「さぁて、次の世界はどんなとこかな……」

 今回立ち寄った世界は緑溢れるところで動物の姿は見られなかったものの植物が繁茂し、将軍がいるここは山から海へと吹き降ろす風の通り道となっている広々とした草原で、今回立ち寄った世界のうち将軍が最も気に入ったところである。将軍が次の世界へと渡る際には必ずその世界で一番気に入った場所に立ち寄っており、そこに佇む姿はその景色を目に焼き付けているかのようである。

「異世界の扉起動を確認……座標は……適当」

 将軍の目の前には大きな光の扉が現れた。開いた扉の先は光に包まれ何も見えない。最後に一度将軍は振り返りその世界との別れを惜しむように静かに目を瞑った。

「……また安らぎに来るぜ……じゃあな」

 そう呟き将軍は扉の先に広がる光の海へと飛び込んでいった。将軍が飛び込むと扉は閉まり、やがて小さな光の泡となったその扉は吹き抜ける風によって飛ばされていくかのようになくなっていった。










「………レカ……シヲカ…ホウ…テ……」










「……さて、次の世界との接続完了、出発だ!」

 光の海を渡った先に先ほどの光の扉は現れた。その先に次の世界が広がっているはずである。

「さて、今度の世界はどんな世界かな……」





「……なんだ……ここは……」

 将軍が踏み入れた世界は一面真っ白の世界であった。しかし雪が降っているわけではない。その世界には草木や建物は一切なく、地面も1つの真っ白な石でできたかのようでありまるで何も書かれていないスケッチブックのようなまっさらな世界であった。

「……何もない……世界……どういうことだ……」

 想像をはるかに越えたこの世界に流石の将軍も動揺した様子を隠せない。それでもひとまず将軍はこの何もない世界へと踏み出していった。


~フコウノセカイ 探索編に続く~


本日の更新内容

・用語集精霊界編  雷竜 



どうも、ラヴィスです。簡単な更新ではありますがいつものように……

相変わらず士気が低めです……でもやりたいことがちょっと出てきたので頑張っていきたいですねー

ではまた次回の更新で!


プロフィール

ラヴィス

Author:ラヴィス
パソコン使えないくせにブログに手を出した愚か者。
……温かい目で見てもらえるとうれしいです。

毎週月曜に大小の違いはあれど更新中です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
来客者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR