本日の更新内容

・用語集魔界編  グレモル 



どうも、ラヴィスです。論文和訳も終わりちょっと一息……更新は簡単ですがここからは多少時間取れそうです。

魔界十二使徒たちの更新が多くなっていますがそれもそのうちいよいよメインイベントその1、魔界鎮圧作戦なるものを書いていきたいのですよね……。実は話の中にも一部魔界鎮圧作戦後のお話もあったりするものですからこれを終わらせないと進められるお話が結構制限されてしまうんですね……。(実はコワレタセカイのお話も大半が魔界鎮圧作戦後のお話だったりするし)

まま、世間ではゴールデンウィークなるものに入ってくるところですしそろそろしっかりとした更新をしたいですね、それでは!


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本日の更新内容

・用語集魔界編  レゾーナ 


どうも、ラヴィスです。ここのとこの忙しさで大分参ってます、はい。

コワレタセカイの調査編を早いとこ仕上げたいのですけどね……なかなかうまくいかなさそうです、はい。

論文の和訳もあるので今週もなかなかハードな1週間になりそうです……でも頑張っていきます。

それではまた次回の更新で!


本日の更新内容

・用語集冥界編  隻腕の巨骸 


どうも、ラヴィスです。今回の更新は簡単なものに……。忙しくなってきてなかなか手が回らなくなってきました……

そして今回の最大の目的は……無事にPCが復旧しました!ということ。これで安心して更新作業に入れそうです!

それでは今回はこの辺で!また次回の更新で!

不定期開催ミニコーナー ~SS(ショートショート編)~植物界女王の目覚め(後編)




「……私が……この樹の精霊に……」

 その言葉が意味することが何なのかは当然分かっていた。しかし精霊とは何なのかを聞いていたフローラにとっては微妙に引っかかる部分があった。

「……精霊とは人間がなれるものなのですか……?」

 精霊は命が尽きた植物や人を除く動物たち、風や岩などの無機物がなるものだと聞かされていた。ネレイスは人間ではあるものの精霊の血を引いていることから精霊界女王として期待されているという話ではあったものの、自分は精霊とは交流があったとはいえごく普通の人間である。自分ではどんなに頑張っても精霊にはなれないのではないか、そう思っていた。

「……基本的には人間が精霊になることはできません……」

「……そうですよね」

「しかし……これまでにも精霊たちの強い願いにより精霊へと産まれ変わった人間の方も存在します」

「……では私も精霊になることができる……と」

 フローラもここまでしてお願いするということは精霊にできる自信があってのことだろうと薄々は感づいていた。

「……これは私たち植物の精霊一同……そして……精霊界女王となられたネレイス様の願いです……」

「……分かりました、私がこの樹の精霊となりましょう。しかし1つだけお願いがあります」

「……何でしょうか……?」

「……私が手入れをしなくなってしまったら私の住んでいた庭園が荒れてしまいますわ。ですからあの庭園を守っていただけませんか?」

 植物の精霊たちだけでなく精霊たちの熱狂的な支持を受けているネレイスの願いである。世界中の植物を救うためにもその身を捧げる覚悟はできていたが、気がかりだったことが1つ。自らが造った庭園が荒れてしまわないかという自然を愛したフローラらしいことであった。

「……大丈夫です、貴女があそこからいなくなっても植物の精霊たちが手入れをして下さいますから……」

「……なら安心ですわ」

「……では……この樹の中へ……」

 そう言った精霊から再び緑色の光が噴出すると同時に精霊の左半身が緑色の光となって消えていった。もう時間がないことは明白であった。精霊の後に続いてフローラは幹の隙間に潜り込んでいった。
幹の中は先ほどから精霊が噴出し続けている緑色の光で包まれていた。中央には枝葉に包まれたコアのような部分があったが、コアを守る枝葉は剥がれ落ちコア自体もひびが入り砕け散ってしまいそうであった。

「……その中心に……触れて頂けますか……?」

 フローラはひびの入ったコアにそっと手を触れた。全世界の植物の力を司っているとされるこの樹の中枢にしては物足りないような気もしたが、風前の灯とも言えるこの樹の精霊の状態を考えれば十分すぎる力なのだろう。

「……みなさんを……この樹を……よろしくお願いします……」

 その中で精霊は最後の力を振り絞りフローラの方へ手を伸ばした。フローラは反射的にコアに触れている手とは反対の手を伸ばしたが、その手が精霊へと届く前に精霊の体は緑色の光となって消えてしまった。それと同時にコアは粉々に砕け散ってしまった。

「……!!」

コアが砕け散ってしまい、一瞬目の前が真っ暗になってしまい手遅れになってしまったのではないかと悪い予感が頭をよぎったが、すぐに精霊の体を構成していた光が伸ばしたフローラの手に集まっていき、力を与えていった。

「……これは……なんて力なの……っ……!」

 フローラという新しい体ができたことで周囲に溢れていた植物の力も一斉にフローラの体へと流れ込んでいった。精霊と対話し植物魔法をも扱えるフローラであったが、全世界の植物を司る精霊の力はほんの一部であったものの人間のフローラが御すことは不可能であった。フローラの体から溢れだした膨大な植物の力は自らを包み込むようにして新たなコアを作っていった。

「私が……全ての植物を司る……精霊……に……」

 フローラの体は溢れ出た植物の力によって現れた無数の枝葉に浸食されていた。恐らくこのまま枝葉に覆われ植物と一体化して死を迎えるのだろう。正直あまりにも突然のことすぎて本当はまだ気持ちの整理がついていなかったのかもしれない。今になってようやく死への恐怖がやってきていた。

「…………」

 しかし自然の中で死ぬことはフローラも望んでいたことである。さらには世界中の植物のためになれる立場に立てるのだ。これもフローラにとってはこの上ない幸せである。そんな気持ちを強く持ち恐怖を抑え込んでいった。

「……ネレイスさん……私も……」

 やがてフローラの体は完全に植物と同化した。フローラを包み込み立派な枝葉に覆われた新たなコアは一際強く緑色に輝き、力強い自然の鼓動を始めた。枯れかけていた巨木はまたたくまに元気を取り戻していき、生命の息吹が世界中へと広がっていった。





「……さん……フローラさん!」

 聞き覚えのある声によって途切れていた意識は引き戻された。

「……お空が……綺麗ですわ……」

 草地の上で仰向けに寝ており、視界の端に見える木の枝葉から恐らくはあの大木の前で横になっていたのだろう。

「……あ、気付いたね、どう?調子は?」

「まだよくわかりませんわ……」

 ゆっくりと体を起こすと目の前には艶やかな紫の長い髪をした見覚えのある女性が立っていた。かつての知り合いであり今は精霊界の女王となったネレイスが立派になった姿を見てフローラもじっくりと自分の姿を確認してみた。

「……なんだか見た目が変わっている感じはしませんね……」

 しかしフローラはここに来た時と全く変わらない花や草木の刺繍が入った橙色の着物に臙脂色の袴姿のままであった。着物の袖から出る手も人の時のままであり、見た感じは人間となんら変わりはなかった。精霊になったということで自分の姿も精霊らしく変化していることを心のどこかで期待していただけにフローラはちょっぴり残念に思った。

「……あたしだってそんな変わってないでしょ?人間から精霊になったって言っても姿が劇的に変わるなんてことはそうそうないんだよ」

「……それにしても格好はもっと変わってもよかったのではないですか?」

「フローラさんはもう着物に袴姿がバッチリ似合ってるんだよ。あたしもこれ以外にフローラさんの姿思いつかなかったからね」

「……私を精霊にしたのはネレイスさんなのですか?」

「そうだよ~、精霊を転生させるのは精霊界女王たるあたしの仕事だからね」

 ネレイスは精霊界にかけられていた負の気の呪いを解くなど既に大活躍していた。その折植物の力を司っていた精霊樹が枯れ始める危機的な状況になり、すぐに対策を取る必要があったのである。そこでネレイスはフローラを植物の精霊にしようと考えたわけであるが当然それはただ単に精霊樹の危機を凌ぐためだけではなかった。SkyBlueメンバーとして後には植物だけでなく世界を守ってもらうためにもフローラを自分たちと同じような立場にしておきたいという思惑があったのである。

「とりあえず、見た目は変わらなくてもフローラさんの植物の力は圧倒的なものになっているからさ……!」

「……それは……そうですね。あの時は御しきれなかったあの力が今はすんなりと扱えるような気がしますわ」

 フローラが軽く手をかざすとネレイスの後ろにあった巨木――精霊樹から緑色の光が集まってきた。あの時は今にも枯れそうであったものの今は青々とした葉を広げ、幹もさらに太くしっかりとした枝が張り巡らされており、さっきまでとは別物の樹へと生まれ変わったようである。

「……さ、じゃあフローラさん。これより貴女を精霊樹の精霊に任命します……世界中のすべての植物の力の源……この精霊樹を守り、数多の植物の精霊をまとめ上げる存在になって下さることを期待します」

「はい、精霊界女王ネレイス様のお心のままに」

 そんな精霊樹の下、ネレイスはフローラを正式に精霊樹の精霊へと任命した。

「……はい、これで契約完了っと。じゃあ次は植物の精霊たちにお披露目しないと。あたしは精霊たち集めてくるからフローラさんは就任挨拶の準備でもしておいてね~♪」

 そして非常にあっさりと契約の儀を終わらせるとネレイスは羽を広げて飛び立っていってしまった。

「……精霊界女王になってもネレイスさんは変わっていないのですね……」

 残されたフローラはネレイスの切り替えの早さと自分のペースに強引に持っていく力が人間だった時のまま変わってないことに安心したような心配なようなちょっと複雑な気持ちで見送り、そして再び精霊樹の方へと向き直った。

「世界中の植物の力の源……そんな樹の精霊……ですか……」

 自らが世界中の植物に影響を与えうる存在であることにまだ実感はわいていなかった。確かに自分の内からは大きく渦を巻く植物の力の奔流があることを感じていたものの、その力はどう使っていくものなのか、精霊樹の精霊として何をしていけばいいのかまだ何も分かってはいなかった。

「……あら、あれはもしかして……」

 青々と茂る枝葉から視線を精霊樹の根元の方へと移していくと根元に大きな枝が立てかけられるようにして置かれてあった。

「…………」

 この樹の根元を中心に枯れ葉が積もるようにして落ちていた。見上げてもあるのは青々とした葉だけであることからこの枯れ葉はフローラが精霊となる前に落ちていったものなのだろう。よってこの枝も精霊樹の枯れ枝にあたるものであろうことは想像がついた。

「……でも……こんな太い枝……」

 その枝の太さは一番太いところでフローラの手のひらほどもある立派なものであった。その枝からも精霊樹と同じ力がしっかりと残されているようである。

「……あの精霊が最期に私に残してくれたものなのでしょうね……」

 フローラには心当たりがあった。精霊樹とその精霊の調子は連動しており、精霊の力が失われていけば精霊樹もどんどんと葉を落とし枯れていったのを目撃していた。これほどの枝が落ちるような精霊の変化といえば樹の中に入る際に左半身を失ったあの時であろう。

「……この枝は大切に使わせていただきますわ」

 先代の精霊の形見としてフローラはその枝を大事そうに抱え上げた。その枝のずっしりとした重みが精霊樹の精霊としての自分の立場の重要性を思い知らせてくれていた。

「フローラさーん!植物の精霊たちを集めておいたよ、挨拶しに行こう!」

 精霊樹の精霊が遺した思いを受け後ろから聞こえてきたネレイスの声を聞き、フローラは新しい精霊樹の精霊として何をすべきなのかが定まったようだ。

「分かりましたわ、行きましょうか」

「……んー?どうしたの?その枝?」

「先代の精霊樹の精霊が下さったお守りですわ」

 見たこともないような立派な樹の枝に驚いているようなネレイスにフローラがそう言うと持っていた精霊樹の枝から淡い緑色の光が発せられた。

「……ささ、案内して下さいな。皆さん私を待ってて下さってるのでしょう?」

「あ……うん、そだね、行こうか」

 フローラはネレイスに連れられて精霊樹の前を後にした。立ち去る前、最後にもう一度精霊樹の方を振り返るとわさわさと樹の枝が揺れているのが見えた。風がないのに揺れているその様はまるで精霊樹が手を振って送り出してくれている、そんな気がした。





「私、このたび精霊樹の精霊に任命されたフローラと申します。よろしくお願いしますわ」

 精霊界北部一帯に居住区を構えている地の精霊の管轄区。そのおよそ1/3ほどの面積を植物の精霊たちが暮らす緑の多い地が占めていた。これまで植物の精霊たちの集まる場として使われていた一面緑の小高い丘には新しく精霊樹の精霊になったフローラの姿を一目見ようと数十万はいるのではないかというくらいの植物の精霊が集まってきていた。そんな中堂々とフローラは就任演説をしていたのである。
フローラも最初はその数に圧倒されていたようであるが、すぐに落ち着きを取り戻しネレイスとの和やかな掛け合いなどもありながらやがて無事に就任式は終わりに近づいていた。

「さ、皆さん。最後に私から大事なお話がありますわ」

 フローラがそう切り出すと植物の精霊たちもちょっぴり神妙な面持ちでフローラの言葉に耳を傾けていた。

「私はもともと庭いじりや家庭菜園なんかが大好きでした。皆さんの中にも私の造っていた庭園に遊びにいてくれていた子たちもいることでしょう。そんな私に新しい目標ができました」

「……目標かぁ」

 ネレイスもこの瞬間までは立派な決意表明をしてくれるものだと思っていたのだが、フローラが言ったことは突拍子もないようである意味彼女らしい言葉だった。

「……私、この地に立派な庭園……いや、農園を造ってみたいですわ!」

「……えっ……」

 ネレイスをはじめ集まった精霊たちはみなぽかんとしてしまった。

「あらゆる草花やお野菜、果物なんかが造れる夢のような農園がここでならできるような気がするのです。みなさんのお力を貸して下さい!」

「ふ……フローラさん?」

 精霊たちは困惑気味でフローラの方を向いていた。流石にフローラもこのままでは自分のわがままのように聞こえてしまうと思ったのか、次なる手を考えていた。

「精霊樹の精霊は世界中の植物の力を司る存在です。ですが皆さんもご存じかもしれませんが世界各地の自然は失われつつあります……それによって精霊樹は傷つき先代の精霊樹の精霊もそれによって亡くなられてしまいました。ですからこの精霊界を自然豊かな地にしていくことで精霊樹の基礎を固めていきたいのです」

「……なるほど……そういう意図があったんだ……」

 精霊界で自然を増やせば世界中で失われている自然を補うことができるのは非常にもっともなことであった。フローラのその言葉を聞くと植物の精霊たちの様子も大きく変わっていった。

「私は精霊としてはまだまだ未熟ですから皆さんと畑仕事をして触れ合っていく中で成長をしていきたいですし……精霊樹の精霊は大層な方ではなく親しみやすい方だと分かっていただきたいですからね」

「……ふふ」

 ネレイスも精霊界女王として同じような気持ちでいる。まるで自分を見ているようでなんだか自然と笑みがこぼれてきた。そしてフローラの下にはもう既に植物の精霊たちが集まってきており、フローラへの協力を申し出ているようだ。

「それでは始めましょうか、皆さんと一緒に農園を造り上げていきましょう」

 そしてフローラのその言葉と共に、後にフローラ農園と名付けられる立派な農園造りが始まった。精霊樹の精霊として、そして農園の主として植物の精霊たちだけでなく精霊界のみんなから、さらには世界中の人々からも愛される存在となるフローラはこうして誕生した。



~SS編~ 植物界女王の目覚め 完



近日の状況


どうも、ラヴィスです。ここらでちょっとお知らせを……

現在家で使っているPC……というよりネットワークの状況が悪くついに家では記事を書いて更新することが出来なくなってしまいました。そのため大学まで行き大学のPCから更新をすることになるためしばらくは月曜日には記事を書いて火曜日に大学に行って更新するなんてことが増えるかもしれません、はい。

学校のPCでは問題なく更新でき、家では他の端末等を利用しても更新できない状況であることからネットワークの問題なのだろうとは思っていますが詳しい原因は分かっていないのでお手上げ状態です。しかしそんな状態ではありますが引き続き頑張って更新は続けていきたいと思います、はい。

それではまた次回の更新で!


プロフィール

Author:ラヴィス
パソコン使えないくせにブログに手を出した愚か者。
……温かい目で見てもらえるとうれしいです。

毎週月曜に大小の違いはあれど更新中です。

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