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ブログ開設3周年記念特別SS 魔界鎮圧作戦 ~Chapter3~

「みんな、大丈夫そう?」

「平気だ。魔界十二使徒直属というだけあって多少骨はあるがこの程度……」

 ネレイスたちは終始押し気味で戦闘を続けていた。ミディアはランディと共に下がっていたものの残るメンバーで十分対処できるレベルの質と量だったこともあり短時間で勝敗の行方はほぼ決していた。

「なら……一気に決めちゃおうかな」

 ネレイスの体調もまだまだ良好であった。消耗を避けることも必要なのだがネレイスは動きの中で自らの調子を上げていくタイプだということもあり、ウォーミングアップがてら剣舞を見せつけていたが体もよく動いており魔界の負の気による影響はまだまだ見られないようだ。

「あたしが相手になるよ……っ!」

 ネレイスを討ち手柄を上げようとする相手をいとも簡単に翻弄し斬り捨てていく。魔界十二使徒直属の部隊であろうとネレイスの前では霞んで見えていた。

「遅い……っ!」

「攻撃が届いてないわ!」

 また今回の戦闘では機動力の高いヘリオスとエミリオが殲滅に大きく活躍をしていた。地上と上空を支配する2人の神界八将が双方から駆け抜けていきいとも簡単に薙ぎ倒していく様は圧巻であった。

「こんなの相手ならまだまだ楽勝よ。ね、ヘリオス?」

「確かにな。この程度ものの数ではないが……これが魔界の部隊の実力とは思えんな……」

 その2人を含めてまだまだみんな余裕そうであった。



「……ほう……流石は精霊界女王御一行……あそこまで簡単に蹴散らすか……」

「ま、あんなものだろうよ」

 一方の将軍とサルバシオンはほぼ互角の立ち会いだった。互いに力量を計っているような節もあったが、それを考えてもお互いの力の差はほぼないに等しかった。

「……しかし……魔界十二使徒の名前は伊達じゃないな。久々に楽しい勝負ができているぜ」

「魔界にいるだけじゃ味わえん感覚だ……感謝する」

 将軍の刀をサルバシオンは盾で受け止め、サルバシオンの剣は将軍がもう片方の刀で受け流していく。まだまだお互いにその動きに余裕があるようだ。

「……しかしファラを味方につけるとはな……」

「ま、偶然な。ガキのくせに生意気だが腕はいいしなんだかんだでいいやつだもんな」

「我々の動向はファラを通じて得ていたわけか……」

「そうだな、存在自体忘れられてるあいつなら魔界に忍び込んで情報盗み出すことも容易い」

「……なるほどな」

 刃を交えながらも2人は会話をする余裕がまだまだあった。その中で話題は魔界十二使徒ファラのものになっていく。

「しかし……ヴァンフレアはファラのことが分かってなかったようだがお前は何故覚えていたんだ?」

「……ヤツには色々と世話になったからな」

「……なるほど、確かに悪ガキだからな」

 サルバシオンの口ぶりから随分ファラには手を焼いていたのだろうことが分かった。当然将軍にもその気持ちはよく分かっている。

「その悪ガキを黙らせる実力……確かにあるようだ」

「だが所詮ガキなんだろ?お前はもっと強い」

「……当然だ。ガキの死神相手に後れをとるようなことはない」

 するとサルバシオンが1段攻撃のギアを上げてきたような気がした。将軍はその判断が一瞬遅れ受け流していた刀の1本―落日楓が大きく弾け飛んだ。

「っと……」

 しかし将軍は落ち着いて黙黒橅を抜き振り下ろされた剣に対して振り上げた。重量のある黙黒橅の一撃はサルバシオンの剣を弾き体勢を崩させた。

「……個々の刀の特性を把握しているわけか……」

 サルバシオンも崩れた体勢ながら尻尾を振り回した。尻尾も立派な鱗で覆われており先端は刃のように鋭くなっていた。その部分で将軍の攻撃に使っていた刀―夢宵桜と打ちあった。威力は高い夢宵桜であったものの闇属性を有していたこの刀は闇属性に対し抵抗性を持つサルバシオンには効果が薄い。そのため押しとめることに成功した。

「……お互いに体が温まってきたということだな」

「そうだな、まだまだ全力には遠いのだろう?」

 そして両者一旦距離を取り将軍は弾け飛んだ落日楓を回収し、サルバシオンも剣と盾を握り直した。

「将軍様、こっちは片付いたよ」

 そのタイミングでネレイスが声をかけた。サルバシオン背後に展開していた魔界の部隊は1体残らず殲滅を終わらせていた。

「流石だな、本当に一蹴してみせた」

「ああ、見事だ精霊界女王よ」

 鮮やかな手並みにサルバシオンも賛辞を贈った。

「悪いがこっちの決着はまだまだ付きそうにない」

「そうだな、互いにまだ全力を出していない」

「……分かるだろ?ネレイス。ここはオレがそのまま引き受ける」

「精霊界女王は聡明と聞く。いくら魔界を潰しにきたと言ってもこの状況をぶち壊すような者ではないだろう?」

 そして双方ともにネレイスに釘を刺すような言葉を言った。

「……分かった、あたしたちはこのまま先に行くから……後はお願いね」

「任せろ……」

 ネレイスもすぐに理解を示した。後事を託すと仲間たちを率いて先へと進んでいく。

「……さて、ちっと時間をもらえるか?」

「ふむ、何のつもりだ?」

「……もう少しでこの場に天界、精霊界の援軍がやってくる。邪魔をされたら興ざめだろう?」

「ほう……だが我々も既に別の部隊が背後から迫ってきているはずだ。そこはお前らとは違って物分かり悪いやつらばかりだぞ?」

「ならそれまでに決めればいいだろ?……どっちが勝つにしても、な」

「……そうだな、ここからは本気を出せば……すぐに決着がつくかもしれんしな」

「そんなわけで……ちょっと失礼」

 そして将軍は堂々とサルバシオンに背を向けて連絡を取り始めた。

「……ミーナか?」

「将軍様ですか!?無事だったんですね……」

 連絡を入れたミーナは大分慌てていた様子であった。すぐに強力な反応が接近していることが分かり連絡を入れ直そうとしたが誰も応答がなく肝を冷やしたようである。

「……まー無事なんだが……まだ1体大物が片付いてない。部隊の派遣はもう少し待て」

「交戦中だったんですか!?」

「まーな……なもんで連絡入れるまで準備できてても部隊は派遣すんなよ」

「あ、ちょっと……」

「お、やべ、じゃあな!」

 将軍は一方的に状況と要件を伝えるとすぐに連絡を切った。

「準備はできたぜ、じゃあ始めようか」

「よし……では……行くぞ!」

 律儀に待っていたサルバシオンは気合を込めるような仕草を見せると赤黒いオーラのようなものを纏いだした。

「……真剣勝負の始まりだ!」

 将軍の刀にも先ほどまではなかった魔力がしっかりと込められていた。



「……ねぇファラ、将軍様置いてって平気なの?」

「心配いらねぇよ、サルバシオンがどれだけ力をつけてるかは知らねぇがあの将軍が負けるようなことはない」

「それはそうだけど……」

「魔界はオレの庭だからな、別に将軍がいなくたって自由に動ける」

 ネレイスたちは散見されていた魔物を蹴散らしながらどんどん進んでいた。

「だが智神が負傷したのは大丈夫なのか?」

「……大丈夫そうだよ」

 ヴァンフレアの雷撃で負傷したランディは今はヘリオスの馬に乗せられて移動していた。体の痺れは大分取れたようではあるがまだ違和感が残っているらしく足取りはおぼつかない様子であった。

「ランディさんにはとりあえずミディアさんがついてるだろうし……」

「……まーな。ただ先に進めと言われちまった以上この数で1戦ほど突破しないといけねぇとこがある」

「……仕方ないよね、小細工したって仕方ないし……」

「できればこれ以上人数は減らしたくないな……」

 そう言いながら進んでいた2人の足がぴたりと止まった。正面から怪しげな気を感じる。

「……ねぇ、ファラ」

「……ああ、間違いねぇな」

 ネレイスはエンジェルプライアを構えた。そこに雷撃が飛んでくる。

「ふんっ!」

 力負けすることなく雷撃を弾き飛ばすと右腕に現れた盾と同じ材質のボウガンを放った。

「……あらぁ、なんでアンタたちがここにいるのぉ?」

 そこから聞こえてきた声には非常に聞き覚えがあった。

「それはこっちのセリフだ。魔界宮殿にまで報告にいったはずのお前がなんでこの場にいる?」

「ガキがうるさいわねぇ……なーんでアタシがわざわざ報告しないといけないのさ。後ろにいた暇そうな連中に任せてアタシは早く暴れたいのよ」

 先ほどファラの情報を伝えに下がっていったはずのヴァンフレアが報告任務を背後にいた部隊に任せて戻ってきていたのである。

「それよりアンタたちがここにいるってことはサルバシオンのヤツやられちゃったのぉ?」

「……いいや、サシで決闘中だ」

「……なぁに格好つけちゃって……戦いも1対1がしたいとか意味分かんないわ」

「そういうお前も常にぼっちじゃねぇか」

「アタシの周りにうじゃうじゃいられるの大っ嫌いなの。でもそれをまとめて吹っ飛ばすのがたまらないのよねぇ!」

 次第にヴァンフレアの体からは青白い電流の量が増えていき、バチバチという音を立て始めていた。

「どうする、ネレイス様?」

「……ここはあたしが……」

「待ってください」

 ネレイスが準備を始めたその時に後ろから声がかかった。

「……私にやらせてください」

 そこには緑と橙色の鎧に身を包み立派な薙刀を構えたミディアが立っていた。

「……行けるの?」

「……やります。ランディさんがやられた分は私がきっちりお返しをしたいのです」

 ランディがやられたことをミディアは大分気にしていた。自分の気の緩みによって傷つけてしまったことに対する未熟さと後悔の念が雷撃を放ったヴァンフレアに対する怒りとなって現れていた。

「……無理しないで」

「分かりました……」

「……待った。……ミディア、ここは君の出る場所ではない」

「ランディさん……!?」

 そこに待ったをかけたのが負傷中のランディだった。先ほどよりも大分歩けるようにはなっているようではあったが万全の状態にはまだ程遠い様子であった。

「……やられた分はここで僕がやり返すよ……」

「む……無茶ですよその体では……!」

 さらにその手には立派な槍が握られており戦闘態勢を取っていた。

「……ミディア、君の気持ちはよく分かるよ。でもね、これを忘れちゃいけない」

「……なんでしょうか」

「……君の仕事は何だい?敵の攻撃を防ぐことだろう?」

「はい……ですけど……」

「……君でなければ防げない部分がこの先必ずある。君の出番はここではないよ……」

 ランディはミディアを諭すようにしてそう言った。

「でもランディさんの知恵が必要な場面も……」

「……それが今なんだよ」

「……今……?」

「……これ以上戦力を割けない状況で誰かが相手にしないといけない……そんな時は今一番戦力になれなさそうな僕が相手に……」

「ダメですよっ!」

「……僕が負けるように見えるかい?」

 ランディはそう言い放った。見た目ではとても戦えるようには思えなかったのだが、智神であるランディがそう堂々と言うとだんだんと信用できるように見えてきてしまった。そう思わせるほどの力がランディにはあるようだ。

「……ヘッ、流石は智神。よっぽど自信あるんだな」

「……当然だよ。勝算がなければ僕はこんなこと言わない」

「……おい、行かせてやれ」

「ランディさん……」

「……大丈夫だよ、ミディア。それよりネレイスのことしっかり守ってあげてくれよ」

「……分かりました……」

 最後にランディはミディアの頭をなでてあげた。ミディアの目には涙があふれていたが最後はその涙をぬぐい締まった顔でランディを送り出した。

「……ヴァンフレアと言ったね。僕が相手になろう」

「あらぁ、アタシに1人で挑むつもりぃ?」

「そうだね、君は僕1人で勝てるからね」

 ランディは不敵な笑みを浮かべてヴァンフレアを睨みつけていた。普段のランディでは全く見られない姿である。

「……言ってくれるじゃないの、そういうの嫌いじゃないわ」

「よし、じゃあ決まりだ……」

 ヴァンフレアもランディの言葉にうまく乗ってくれたようである。

「じゃあネレイス、任せたよ」

「うん……」

「ミディアも」

「はい……」

 そしてネレイスは残るメンバーを連れてさらに先行していった。

「……さぁ、場は整ったね」

「そのようね、にしてもアンタみたいな強気な人間アタシは好きよ」

「魔界十二使徒ともあろう方にそう言われるとは……光栄だね」

「……ただ随分頼りなさそうな格好じゃない、そんなんでアタシの攻撃にいつまで耐えられるのかしらねぇ」

「やってみるかい?」

「……ふふ、いいわ。これまでとは比べ物にならないほどの力で軽くケリをつけてあげるわ!」

 ランディが槍を回し構えた瞬間尋常じゃないほどの数と力の雷撃がランディを襲っていった。





「……これが魔界の気ってやつか……」

 サルバシオンと交戦中の将軍は思いの外苦戦していた。相手の攻撃はよく見えているので避けたり捌いたりするのは問題なかったのだが、魔界の気を纏ったことにより耐性が強化されたようであり攻撃を与えてもいまいちその効果が出ていないように思えた。

「……ここまでついてくるとは流石だ」

 さらには体力にも差があるようであった。将軍は顔や姿勢には出してなかったものの疲れはどうしても感じていたのだが、獣人であるサルバシオンは体力的にも将軍より優れているためまだまだ疲れている様子は見られなかった。

「……そいつはどーも」

 普段であればファラに意見を求めるところだがそのファラは今はいない。なんだかんだ言いながら将軍はファラを頼りにしている部分があった。

「……ま、聞かなくてもやることは同じだろうな……」

 仮にファラがこの場にいて言うであろうことは当然将軍にも分かっていた。一度将軍は刀を鞘に戻すと柄を握り直した。

「……邪魔ならぶっ壊せ……だな!」

 将軍が両手を広げるようにして刀を抜いた。これまでにない構えを見せた将軍にサルバシオンは一瞬警戒をし出方を窺ってしまった。

「もらったっ!」

 将軍は一気に頭の上まで刀を振り上げると刀を重ねて持ちそのまま思いっきり振り下ろした。そこから発せられた衝撃波がサルバシオンを襲う。反応の遅れたサルバシオンが選んだのは回避ではなく防御であった。

「ぐ……何だこの力っ……!」

 サルバシオンの左手にあった盾では到底抑えきることはできなかった。盾は弾き飛ばされ体も大きく吹き飛ばされたサルバシオンはなんとか体勢を立て直した。そしてその瞬間あることに気付いた。

「……魔界の加護を破っただと!?」

 サルバシオンが纏っていた赤黒い魔界の気がなくなっていた。これまでも将軍たちは魔物との数多い戦いの中で同じような魔界の気を纏う魔物を相手にしたことも何度かあり、その際にも魔界の気を打ち破ることで強敵を打ち倒してきた。魔界の気を打ち破るには一定程度のダメージを与える必要があったが将軍の今の技には魔界の気を一撃で打ち破ることができるほどの力を持っていたのだが、隙も反動も大きいこの技を1対1の状況で使うには非常にリスクのあるものであった。それでも相手の動きを読み切り一瞬の隙を突いた判断を下せる力が将軍にはあった。

「……さぁ、いくぜ!」

 一撃にして形勢を逆転させた将軍は一気にたたみかけにいった。盾を失ったサルバシオンに向かって容赦なく刀を振り下ろしていく。

「……まだだっ!」

 振り下ろされていた刀に黒い闇の魔力がこもっていたことに気付くと迷うことなく尻尾を振り上げて相殺しにかかった。

「…………何っ!?」

 しかしその尻尾は綺麗に斬り落とされてしまった。魔界の気を失ったサルバシオンの力では力の増した将軍の刀を止めることはできなかった。

「もらった!」

 残ったもう片方の刀で横一文字に切り抜けた。しかしそれでけで終わらなかった。サルバシオンの尻尾を斬り落とした夢宵桜でさらに追撃を加え、その間に持ち替えていた風舞蔓でさらに斬り上げた。

「四連刃……!」

 打ち上がったサルバシオンの体を追いかけるようにして飛び上がり今度は黙黒橅を振り下ろして地面に叩きつけた。

「五連刃……爆砕斬!」

 最後に炎を纏った落日楓を先ほど振り下ろした黙黒橅に重ねると落下しながら1回転し叩きつけた。それと同時に地面からは火柱と砂礫が立ち上った。

「……やれやれ、大口叩いたはいいものの随分苦戦したな……ファラに見られてたら笑われるとこだったぜ」

 サルバシオンの体は灰燼に帰していた。魔界十二使徒相手でも一撃で屠る力があることを将軍は示した。

「さてと……じゃあミーナに……」

 そして将軍は一息つくとミーナに連絡を入れた。

「……ミーナ、聞こえるか?」

「将軍様!無事に片付いたんですね?」

 ミーナも安堵したような様子だった。

「ああ、これで部隊をここに出すことができるはずだ……」

 そう言って何気なく振り返ると先ほどサルバシオンが言っていた物分かりの悪そうな魔界の戦士たちの部隊が近付いてきていた。

「……というか急いでくれ、頼む」

 急に将軍の顔色が悪くなった。割とさっきのサルバシオン戦で消耗したために常に先陣に立って戦いを繰り広げるタイプの将軍にしては珍しくできればやりあいたくはない状態であった。

「えっ?どうしたんですか急に?」

「魔界の部隊が来てる。しかもかなり多い。オレ1人では相手にしきれん、早く援軍出してくれ!」

「え……えぇっ!?」

 将軍が慌てた様子を見せることは滅多にないことである。その様子にミーナも大分戸惑っているようだ。

「は、はい。すぐに手配します……っ!」

 そしてすぐに精霊界と天界に部隊展開の指示を出した。ただちに準備万端で待機状態にあった天界、および精霊界の部隊が将軍のいる場に派遣されてきた。

「……貴殿が将軍だな?」

「ああ、そうだ」

「自己紹介は後にしよう。話は聞いているから……まずは魔界の部隊を叩く」

「よろしく頼むよ」

 そう言うと天界の部隊を率いる大将が号令を出した。

「我らの力を示す時が来た。全軍出撃だ!!」

 その号令に従い天使たちが魔界の部隊との交戦を開始した。

「……遅れてしまい申し訳ありませんでした、精霊界の部隊も到着しました」

「御苦労、負の気は大丈夫か?」

「……多少心配はありますがまだ大丈夫です」

 さらには精霊界の部隊を率いる精霊も将軍のところにあいさつにやってきた。

「……あまり無理するなよ、被害が大きいとネレイスに顔向けできない」

「分かりました。天界のみなさんの支援を中心に立ちまわります!」

「頼んだぞ」

「はい、みなさん無理をなさらないように……出撃ですっ!」

 そして精霊界の部隊もリーダーの号令のもと天使の援護へと向かっていった。

「……よし、これで片付いたら早いとこ合流だな……」

 一仕事終えた将軍はその場に座り込み戦況を見つめていた。その腰は天界、精霊界双方のリーダーが魔界軍を撃退し戻ってくるまで上がることなく済んだのだった。


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Author:ラヴィス
パソコン使えないくせにブログに手を出した愚か者。
……温かい目で見てもらえるとうれしいです。

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